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Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 7097
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ルータの機能を正しく説明しているものは、下記のうちどれか。(2つ選択)

正解

パケットが通過する経路を決定する

異なるネットワークを学習する

解説

ルータはOSI参照モデルの第3層に属するデバイスで、異なるネットワークを相互接続するために使用されます。

ルータにルーティングプロトコルやスタティックルートを設定することにより、直接接続されていない異なるネットワークを学習できます。
学習したネットワーク情報はルーティングテーブルに登録され、データを宛先へ届けるにはその自身のルーティングテーブルに従ってパケットが転送されます。

ルータは特定の設定や機能を持つ場合を除き、マルチキャスト、ブロードキャストを自身のポートで終端させるため、ブロードキャストドメインを分割することはできますが、拡大することはありません。

参考

【レイヤ1~3の主なネットワークデバイス】


【主なデバイスのブロードキャストドメインとコリジョンドメイン】
左がハブ、中央がルータ、右がスイッチのブロードキャストドメインとコリジョンドメインを示しています。


【ブロードキャストドメイン】
ブロードキャストドメインとは、ブロードキャストが届く範囲です。
ブロードキャストドメインが大きくなると、その分だけブロードキャストを送信するデバイスの数も多くなります。
ブロードキャストが多くなると、ブロードキャストを受信した際の処理量も増えるので、PCのパフォーマンスの低下につながります。
そのため、ブロードキャストドメインは必要に応じて小さく分割します。

【コリジョンドメイン】
コリジョンドメインとは、データの衝突が発生する範囲です。
コリジョンドメインが大きくなると、その分だけコリジョンの発生する確率が高くなります。
コリジョンが発生した場合は、データを再送することになるので、通信効率が低下します。
そのため、コリジョンドメインは極力小さく分割する必要があります。

【VLAN】
VLAN(Virtual LAN)とはユーザの物理的な位置に関係なく、ユーザを論理的にグループ分けできる技術です。
VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。


【輻輳】
帯域幅の上限や、ネットワーク機器の処理能力を超える通信が原因で、データの送受信に影響が出る状態。

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解説の内容について

公開日 2023/11/08

解説に以下のようにありますが、
マルチキャストルーティング機能を持ったルータもあるので、
必ずしもマルチキャストを、自身のポートで終端させるわけではないのでは?と思いました。

ルータはマルチキャスト、ブロードキャストを自身のポートで終端させるため、ブロードキャストドメインを分割することはできますが、拡大することはありません。

いかがでしょうか?

2023/11/12 14:51

承知しました。
ご対応いただき、ありがとうございました。


コメント

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スタッフからの返信

s staff_nagao

2023/11/09 15:42

ka2woさん ご指摘の点を修正致しました。 ご報告、誠にありがとうございました。

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