助け合いフォーラム
LPIC Lv1-101(Ver5.0)
問題ID : 3654
問題を開く
SysVinitの設定ファイル「/etc/inittab」を編集した。即座に変更を反映させるコマンドは次のうちどれか。(2つ選択)
正解
init Q
telinit q
解説
SysVinitの設定ファイル「/etc/inittab」ファイルは通常Linuxシステムの起動時に読み込まれます。initまたはtelinitコマンドに「q」か「Q」オプションを指定して実行すると、「/etc/inittab」を再読み込みさせ即座に変更を反映させることができます。
例)システムを再起動せずに「/etc/inittab」を再読み込みさせる場合
# init q
# init Q
または
# telinit q
# teliniit Q
したがって正解は
・init Q
・telinit q
です。
その他の選択肢は全て存在しないオプションです。
例)システムを再起動せずに「/etc/inittab」を再読み込みさせる場合
# init q
# init Q
または
# telinit q
# teliniit Q
したがって正解は
・init Q
・telinit q
です。
その他の選択肢は全て存在しないオプションです。
参考
ランレベルとはLinuxの動作モードのことです。ランレベルは以下のようになっています。
なお、Linuxのディストリビューションによってランレベルの定義は異なります。Debian系の場合はランレベル2~5(マルチユーザモード)を区別しません。
通常、ランレベルには3または5を使用します。
ランレベル2、3および5は全てマルチユーザモード(複数のユーザが使用可能)ですが、ランレベル2と3はテキストベース(CUI)で、ランレベル5はグラフィカルなデスクトップ環境(GUI)でシステムを利用します。
なお、ランレベル2ではNFS(ファイル共有)は使用できません。
システムのメンテナンスなどを行う場合は、管理者(root)のみがログインできるランレベル1(シングルユーザモード)を使用します。
現在のランレベルはrunlevelコマンドで確認できます。
# runlevel
N 5
先頭の文字は以前のランレベル、2つ目の文字は現在のランレベルを表しています。なお、「N」はランレベルの変更がされていないことを意味しています。
また、現在のランレベルはinitまたはtelinitコマンドで変更できます。
書式は以下のとおりです。
init ランレベル
telinit ランレベル
例)ランレベルを5に変更する場合
# init 5
または
# telinit 5
「SysVinit」と呼ばれる従来のinitプログラムを採用しているシステムでは、デフォルトのランレベルは「/etc/inittab」ファイルのinitdefautの行で設定します。
例)デフォルトのランレベルを5に設定する場合
id:5:initdefault:
SysVinitでは、システムの起動時やランレベルの変更時にinitが「/etc/inittab」を参照し、ランレベルに応じたスクリプトを実行して各種サービスを順に起動/停止していきます。
各ランレベルに応じたスクリプトは「/etc/rc[0-6].d」に入っています。
スクリプトのファイル名(実際はシンボリックリンク)は次の規則で命名します。
例)K01smartd
- 1文字目:S(Start: サービスを起動)、K(Kill: サービスを停止)
- 数字:実行優先順位。若番のものが先に実行される
- サービス名:任意の名前をつける
例)ランレベル3で実行されるスクリプト(「/etc/rc3.d」ディレクトリ)
また、最近のシステムではinitプログラムとして、初期化処理を高速化した「Upstart」や「systemd」を採用している場合があります。その場合は「/etc/inittab」ファイルが存在しません。
Upstartは「/etc/event.d/rc-default」ファイルの「telinit 2」の部分を編集することでデフォルトのランレベルを設定できます。
ただし、UpstartはSysVinitと互換性があるため、「/etc/inittab」ファイルを新規に作成し、先述のSysVinitの場合と同じように記述することでデフォルトのランレベルを設定することもできます。その場合、「/etc/inittab」ファイルのランレベルが優先されます。
なお、「/etc/inittab」ファイルは通常Linuxシステムの起動時に読み込まれます。initまたはtelinitコマンドに「q」か「Q」オプションを指定して実行すると、「/etc/inittab」を再読み込みさせ即座に変更を反映させることができます。
例)システムを再起動せずに「/etc/inittab」を再読み込みさせる場合
# init q
# init Q
または
# telinit q
# teliniit Q
systemdでは、「/lib/systemd/system/runlevel[0-6].target」ファイル([0-6]部分はランレベルを指定)のシンボリックリンクを「/etc/systemd/system/default.target」として作成することでデフォルトのランレベルを設定できます。
例)デフォルトのランレベルを3に設定する場合
# ln -s /lib/systemd/system/runlevel3.target /etc/systemd/system/default.target
デフォルトのランレベルに0または6を設定してはいけません。設定すると、起動してもすぐに停止または、再起動を繰り返してしまいます。
なお、Linuxのディストリビューションによってランレベルの定義は異なります。Debian系の場合はランレベル2~5(マルチユーザモード)を区別しません。
通常、ランレベルには3または5を使用します。
ランレベル2、3および5は全てマルチユーザモード(複数のユーザが使用可能)ですが、ランレベル2と3はテキストベース(CUI)で、ランレベル5はグラフィカルなデスクトップ環境(GUI)でシステムを利用します。
なお、ランレベル2ではNFS(ファイル共有)は使用できません。
システムのメンテナンスなどを行う場合は、管理者(root)のみがログインできるランレベル1(シングルユーザモード)を使用します。
現在のランレベルはrunlevelコマンドで確認できます。
# runlevel
N 5
先頭の文字は以前のランレベル、2つ目の文字は現在のランレベルを表しています。なお、「N」はランレベルの変更がされていないことを意味しています。
また、現在のランレベルはinitまたはtelinitコマンドで変更できます。
書式は以下のとおりです。
init ランレベル
telinit ランレベル
例)ランレベルを5に変更する場合
# init 5
または
# telinit 5
「SysVinit」と呼ばれる従来のinitプログラムを採用しているシステムでは、デフォルトのランレベルは「/etc/inittab」ファイルのinitdefautの行で設定します。
例)デフォルトのランレベルを5に設定する場合
id:5:initdefault:
SysVinitでは、システムの起動時やランレベルの変更時にinitが「/etc/inittab」を参照し、ランレベルに応じたスクリプトを実行して各種サービスを順に起動/停止していきます。
各ランレベルに応じたスクリプトは「/etc/rc[0-6].d」に入っています。
スクリプトのファイル名(実際はシンボリックリンク)は次の規則で命名します。
例)K01smartd
- 1文字目:S(Start: サービスを起動)、K(Kill: サービスを停止)
- 数字:実行優先順位。若番のものが先に実行される
- サービス名:任意の名前をつける
例)ランレベル3で実行されるスクリプト(「/etc/rc3.d」ディレクトリ)
また、最近のシステムではinitプログラムとして、初期化処理を高速化した「Upstart」や「systemd」を採用している場合があります。その場合は「/etc/inittab」ファイルが存在しません。
Upstartは「/etc/event.d/rc-default」ファイルの「telinit 2」の部分を編集することでデフォルトのランレベルを設定できます。
ただし、UpstartはSysVinitと互換性があるため、「/etc/inittab」ファイルを新規に作成し、先述のSysVinitの場合と同じように記述することでデフォルトのランレベルを設定することもできます。その場合、「/etc/inittab」ファイルのランレベルが優先されます。
なお、「/etc/inittab」ファイルは通常Linuxシステムの起動時に読み込まれます。initまたはtelinitコマンドに「q」か「Q」オプションを指定して実行すると、「/etc/inittab」を再読み込みさせ即座に変更を反映させることができます。
例)システムを再起動せずに「/etc/inittab」を再読み込みさせる場合
# init q
# init Q
または
# telinit q
# teliniit Q
systemdでは、「/lib/systemd/system/runlevel[0-6].target」ファイル([0-6]部分はランレベルを指定)のシンボリックリンクを「/etc/systemd/system/default.target」として作成することでデフォルトのランレベルを設定できます。
例)デフォルトのランレベルを3に設定する場合
# ln -s /lib/systemd/system/runlevel3.target /etc/systemd/system/default.target
デフォルトのランレベルに0または6を設定してはいけません。設定すると、起動してもすぐに停止または、再起動を繰り返してしまいます。
参考URL
参考 URLのJM Projectにアクセスできません。
u
urax00
投稿日 2023/12/05
参考 URLのJM Project 「INIT」にアクセスできません。
Chrome(119.0.6045.200(Official Build) (64 ビット))でアクセスしていますが、下記のエラーが表示されます。
このサイトにはアクセスできません。
linuxjm.osdn.jp からの応答時間が長すぎます。
次をお試しください
接続を確認する
プロキシとファイアウォールを確認する
Windows ネットワーク診断ツールを実行する
ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
スタッフからの返信
この投稿に対して返信しませんか?
s staff_ueda
2023/12/05 10:46
urax00 様 参考URLへアクセスできるように修正いたしました。 ご報告いただきまして、誠にありがとうございます。