助け合いフォーラム

Cisco

CCNA(200-301)

問題ID : 7850

問題を開く

以下の要件を満たすために必要なコマンドはどれか（3つ選択）
・VLAN2を作成
・VLAN2のVLAN名を「Ping-t」にする
・VLAN2をポートに割り当てる

(config)#vlan 2

(config-vlan)#name Ping-t

(config)#interface FastEthernet 0/1
(config-if)#switchport access vlan 2

(config-vlan)#switchport access vlan 2

(config)#interface vlan 2

(config)#vlan-name Ping-t 2

正解

(config)#vlan 2

(config-vlan)#name Ping-t

(config)#interface FastEthernet 0/1
(config-if)#switchport access vlan 2

解説

新しいVLANを導入する際の基本的な3つのステップは、以下のとおりです。
1.VLANを作成する
2.VLANに名前を設定する
3.VLANをポートに割り当てる

【コマンド構文：VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} （任意）
※VLANは、VLANコンフィグレーションモードを抜ける際に作成されます。

【コマンド構文：VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}

よって正解は
(config)#vlan 2
(config-vlan)#name Ping-t
(config)#interface FastEthernet 0/1
(config-if)#switchport access vlan 2
です。

【設定例】

なお、VLANに名前を付けなかった場合は「VLAN＋VLAN番号」が名前となります。

<img src="/mondai3/img/jpg/kk37371.jpg">

その他の選択肢については、以下の通りです。
・(config-vlan)#switchport access vlan 2
コマンドを入力しているモードが不適切なので、コマンドが受け付けられません。

「switchport access vlan」コマンドは、VLANを割り当てたい物理ポートのインターフェースコンフィグレーションモードで入力する必要があります。

・(config)#interface vlan 2
設問の要件とは関係のないコマンドなので、誤りです。（上記コマンドを入力しても、ポートにVLAN2を割り当てられません。また、「switchport access vlan」コマンドも受け付けられません）

・(config)#vlan-name Ping-t 2
存在しないコマンドなので、誤りです。

参考

【VLAN】
VLAN（Virtual LAN）とはユーザの物理的な位置に関係なく、ユーザを論理的にグループ分けできる技術です。
VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。

【コマンド構文：VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} （任意）

【コマンド構文：VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}

【VLAN番号】
・1～4094から指定（作成）可能
・デフォルトでVLAN1とVLAN1002～1005が作成済み
・デフォルトで作成されているVLANは削除できない
・デフォルトで全てのポートはVLAN1に所属（デフォルトVLANと呼ばれる）

【VLAN間ルーティング】
通常、異なるVLANに属するデバイスとの通信は出来ません。

<img src="/mondai3/img/jpg/kkkkk37767.jpg">

異なるVLANに属するデバイスと通信するには、VLAN間ルーティングの設定が必要になります。
VLAN間ルーティングには「マルチレイヤスイッチを使った方法」や、1本のリンクでルータとL2スイッチを接続する「ルータ・オン・ア・スティック」（ROAS：Router-On-A-Stick）などがあります。

【マルチレイヤスイッチによるVLAN間ルーティング設定例】