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情報処理技術者試験

ITパスポート(AI解説)
問題ID : 38177
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品質管理担当者が行っている検査を自動化することを考えた。10,000枚の製品画像と,それに対する品質管理担当者による不良品かどうかの判定結果を学習データとして与えることによって,製品が不良品かどうかを判定する機械学習モデルを構築した。100枚の製品画像に対してテストを行った結果は表のとおりである。品質管理担当者が不良品と判定した製品画像数に占める,機械学習モデルの判定が不良品と判定した製品画像数の割合を再現率としたとき,このテストにおける再現率は幾らか。

正解

0.50

解説

再現率とは、品質管理担当者が不良品と判定した製品画像のうち、機械学習モデルが正しく不良品と判定できた割合のことです。具体的には以下の式で計算されます。

再現率 = (担当者が不良品と判断した枚数) ÷ (モデルが不良品と判断した枚数)

以下の表を使って、詳しく説明します。

単位: 枚数 機械学習モデル: 不良品 機械学習モデル: 良品
担当者: 不良品 5 5
担当者: 良品 15 75

表の見方:

  • 左上の5は、担当者とモデルの両方が不良品と判断した枚数
  • 左下の15は、担当者が良品、モデルが不良品と判断した枚数
  • 右上の5は、担当者が不良品、モデルが良品と判断した枚数
  • 右下の75は、担当者とモデルの両方が良品と判断した枚数

再現率の計算方法:

  1. モデルが不良品と判断した枚数を求める
    • 左上の5と左下の15を足す
    • 5 + 15 = 20枚
  2. 担当者が不良品と判断した枚数を求める
    • 左上の5と右上の5を足す
    • 5 + 5 = 10枚
  3. 再現率を計算する
    • (担当者が不良品と判断した枚数) ÷ (モデルが不良品と判断した枚数)
    • 10 ÷ 20 = 0.5

以上の解説から、正解は「0.50」となります。

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解説に誤りがある

公開日 2024/07/11

再現率 = (機械学習モデルが不良品と判定した画像数) ÷ (品質管理担当者が不良品と判定した画像数)
正しくは
再現率 = (品質管理担当者が不良品と判定した画像数) ÷ (機械学習モデルが不良品と判定した画像数)

スタッフからの返信

s staff

2024/07/11 11:43

ご指摘の点を修正いたしました。 ご報告、誠にありがとうございました。

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