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Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 8208
問題を開く
FCSについて正しい記述はどれか(2つ選択)

正解

イーサネットトレーラに格納されている

受信したデータに誤りがないかの確認に使われる

解説

データリンク層で生成されるEthernetフレームには、「FCS(Frame Check Sequence)」と呼ばれる、エラー検出用のフィールドが付加されます。

FCSは4バイト(32ビット)のフィールドで、宛先アドレスからデータまでの合計ビットを元に送信元で「CRC」と呼ばれる計算方法で算出したCRC値を格納しています。

受信側では受信フレームのCRC値の再計算が行われ、値が異なる場合にはこのフレームにエラーが発生していると判断してフレームを破棄します。

よって正解は
・イーサネットトレーラに格納されている
・受信したデータに誤りがないかの確認に使われる
です。

その他の選択肢については、以下の通りです。
・イーサネットヘッダに格納されている
トレーラに格納されるので誤りです。

・6byteで構成される
4byteなので誤りです。

・フレームが始まることを知らせる目印に使われる
SFDについての記述なので誤りです。

・受信したデータが壊れていた場合は壊れている部分を修復する
FCSは修復は行わないので誤りです。
受信したフレームのデータが壊れていた場合は、そのフレームを破棄して再送要求を行います。

参考

Ethernetフレームは以下のフィールドによって構成されます
・プリアンブル:送信側と受信側の同期を取るためのビット列(10101010…の繰り返し)
・SFD(Start Frame Delimiter):フレームが始まることを知らせる目印(10101011)
・宛先MACアドレス(DA:Destination MAC Address):フレームの宛先MACアドレス
・送信元MACアドレス(SA:Source MAC Address):フレームの送信元MACアドレス
・タイプ:フレームが運ぶデータの種類(0x0800:IPv4、0x86dd:IPv6など)
・データ:フレームが運ぶデータ
・FCS(Frame Check Sequence):フレームの誤り(データ不良)検知のための、CRC(巡回冗長検査)チェックサムデータ

【Ethernetフレームフォーマット】
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FCSの参考について

公開日 2024/07/17

FCSについての問題ですが、参考をみても答えを導き出せません。
この参考は正しいのでしょうか?

スタッフからの返信

s staff_nagao

2024/07/17 11:34

komasinafuriさん ご指摘の点を修正致しました。 ご報告、誠にありがとうございました。

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