助け合いフォーラム
AWS クラウドプラクティショナー(CLF-C02)
問題ID : 39656
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EFSストレージクラスのうち「EFS One Zone-Infrequent Access(EFS One Zone-IA)」に推奨されるデータはどれか。
正解
高い可用性が不要な、四半期ごとに数回しかアクセスされないデータ
解説
Amazon EFSのストレージにはユーザーが目的に合わせて選択できるよう複数の種類(ストレージクラス)があります。

上記の表より正解は
・高い可用性が不要な、四半期ごとに数回しかアクセスされないデータ
です。
その他の選択肢については、以下のとおりです。
・高い可用性が必要な、四半期ごとに数回しかアクセスされないデータ
前述の表のとおり「EFS Standard-IA」に推奨されるので、誤りです。
・高い可用性が不要な、頻繁にアクセスされるデータ
前述の表のとおり「EFS One Zone」に推奨されるので、誤りです。
・年に数回しかアクセスされない、アーカイブデータ
前述の表のとおり「EFS Archive」に推奨されるので、誤りです。

上記の表より正解は
・高い可用性が不要な、四半期ごとに数回しかアクセスされないデータ
です。
その他の選択肢については、以下のとおりです。
・高い可用性が必要な、四半期ごとに数回しかアクセスされないデータ
前述の表のとおり「EFS Standard-IA」に推奨されるので、誤りです。
・高い可用性が不要な、頻繁にアクセスされるデータ
前述の表のとおり「EFS One Zone」に推奨されるので、誤りです。
・年に数回しかアクセスされない、アーカイブデータ
前述の表のとおり「EFS Archive」に推奨されるので、誤りです。
参考
【Amazon EFS(Elastic File System)】
Amazon EFS(Elastic File System)はNFS(※1)プロトコルをサポートするファイルストレージサービスです。ファイルストレージとは、データをファイルやフォルダの単位で階層構造として管理するストレージ形式のことをいいます。
EFSは、主に複数のEC2インスタンスやオンプレミスからアクセスされるファイル共有ストレージとして利用されます。EFSのファイル共有を開始するには、EC2 LinuxインスタンスやオンプレミスのNFSプロトコルに対応したサーバーなどから、EFSファイルシステムをマウント(※2)します。
(※1)NFS:Network File System … Linuxを含むUNIX系コンピュータ間においてファイル共有に使用されるプロトコル
(※2)マウント … ストレージなどをOSに認識させて利用可能にすること

本項では下記のEFSの特徴について説明します:
・可用性と安全性
・排他制御
・ストレージ容量のスケーリング
・EFSのストレージクラス
■可用性と安全性
EFSはフルマネージドサービスなので、ユーザーが意識することなく可用性と安全性が確保されています。
・可用性:EFSはリージョン内の複数のAZに自動的にデータを複製・保管します。特定のAZに障害が発生しても他のAZでサービスが継続されるため、高い可用性を提供します。また、デフォルトでAWS Backupを使用したバックアップが有効になっています。
・安全性:EFSはデフォルトで保管時のデータの暗号化が有効になっています。また、EFSファイルシステムのマウント時にTLS(Transport Layer Security:セキュアな通信を行うプロトコル)の使用もできるので、安全にデータを転送できます。
■排他制御
NFSプロトコルを利用したファイル共有では、ファイルに対するロック機構(排他制御)が使用されています。排他制御はファイルを更新している間に他のユーザーが同一ファイルを更新することを防ぎ、データの整合性を保ちます。
NFSプロトコルをサポートしたEFSは、数千のクライアントから同時にアクセスが可能です。
■ストレージ容量のスケーリング
EFSファイルシステムは保存したデータ量に伴って自動的にスケーリング(拡張・縮小)が行われ、実質的に容量が無制限に使用できます。使用するEFSファイルシステムの容量を事前に決める必要がなく、保存したデータ分のみに料金が発生します。
■EFSのストレージクラス
Amazon EFSのストレージは、利用者が目的に合わせて選択できるよう複数の種類(ストレージクラス)があります。ストレージクラスは「保存料金」「データアクセス料金」「可用性」などによって分けられています。

○ライフサイクル設定
ファイルシステム内のデータは、設定されたライフサイクルポリシーに基づいて、自動的に適切なストレージクラスへ移行されます。ストレージの可用性(Standard/One Zone)はファイルシステムの作成時に選択し、作成後に変更することはできません。ライフサイクルを有効にすることで、データのアクセス頻度に応じてストレージクラスが自動的に切り替わり、コスト効率よくデータを管理できます。
Amazon EFS(Elastic File System)はNFS(※1)プロトコルをサポートするファイルストレージサービスです。ファイルストレージとは、データをファイルやフォルダの単位で階層構造として管理するストレージ形式のことをいいます。
EFSは、主に複数のEC2インスタンスやオンプレミスからアクセスされるファイル共有ストレージとして利用されます。EFSのファイル共有を開始するには、EC2 LinuxインスタンスやオンプレミスのNFSプロトコルに対応したサーバーなどから、EFSファイルシステムをマウント(※2)します。
(※1)NFS:Network File System … Linuxを含むUNIX系コンピュータ間においてファイル共有に使用されるプロトコル
(※2)マウント … ストレージなどをOSに認識させて利用可能にすること

本項では下記のEFSの特徴について説明します:
・可用性と安全性
・排他制御
・ストレージ容量のスケーリング
・EFSのストレージクラス
■可用性と安全性
EFSはフルマネージドサービスなので、ユーザーが意識することなく可用性と安全性が確保されています。
・可用性:EFSはリージョン内の複数のAZに自動的にデータを複製・保管します。特定のAZに障害が発生しても他のAZでサービスが継続されるため、高い可用性を提供します。また、デフォルトでAWS Backupを使用したバックアップが有効になっています。
・安全性:EFSはデフォルトで保管時のデータの暗号化が有効になっています。また、EFSファイルシステムのマウント時にTLS(Transport Layer Security:セキュアな通信を行うプロトコル)の使用もできるので、安全にデータを転送できます。
■排他制御
NFSプロトコルを利用したファイル共有では、ファイルに対するロック機構(排他制御)が使用されています。排他制御はファイルを更新している間に他のユーザーが同一ファイルを更新することを防ぎ、データの整合性を保ちます。
NFSプロトコルをサポートしたEFSは、数千のクライアントから同時にアクセスが可能です。
■ストレージ容量のスケーリング
EFSファイルシステムは保存したデータ量に伴って自動的にスケーリング(拡張・縮小)が行われ、実質的に容量が無制限に使用できます。使用するEFSファイルシステムの容量を事前に決める必要がなく、保存したデータ分のみに料金が発生します。
■EFSのストレージクラス
Amazon EFSのストレージは、利用者が目的に合わせて選択できるよう複数の種類(ストレージクラス)があります。ストレージクラスは「保存料金」「データアクセス料金」「可用性」などによって分けられています。

○ライフサイクル設定
ファイルシステム内のデータは、設定されたライフサイクルポリシーに基づいて、自動的に適切なストレージクラスへ移行されます。ストレージの可用性(Standard/One Zone)はファイルシステムの作成時に選択し、作成後に変更することはできません。ライフサイクルを有効にすることで、データのアクセス頻度に応じてストレージクラスが自動的に切り替わり、コスト効率よくデータを管理できます。
問題文間違い
g
gto510
投稿日 2025/04/12
設問
EFSストレージクラスのうち「EFS One Zone-Infrequent Access(S3 One Zone-IA)」に推奨されるデータはどれか。
S3 One Zone-IAはS3のストレージクラスなので記載誤りだと思われます。
スタッフからの返信
この投稿に対して返信しませんか?
s staff_satomi
2025/04/12 00:28
gto510様 ご指摘の点を修正いたしました。 ご報告いただきまして、誠にありがとうございます。