助け合いフォーラム

Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 39259
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Gi0/1でLLDPを無効に設定している場合に、グローバルで有効化コマンドを実行した際の動作検証を行った。
Gi0/1におけるLLDPの設定状況について確認するための【1】と【2】にあてはまるコマンドはどれか。(2つ選択)

正解

【1】show running-config interface GigabitEthernet 0/1

【2】show lldp interface GigabitEthernet 0/1

解説

【1】の出力結果では、Gi0/1の設定が表示されています。
インターフェースごとに設定内容を表示するには「show running-config interface {インターフェース}」コマンドを使用します。
【2】の出力結果では、Gi0/1のLLDPの情報が表示されています。
インターフェースごとにLLDPの情報を表示するには「show lldp interface [インターフェース]」コマンドを使用します。


よって正解は
・【1】show running-config interface GigabitEthernet 0/1
・【2】show lldp interface GigabitEthernet 0/1
です。

その他の選択肢については、設問のような出力結果にはならないため、誤りです。
・【1】show interfaces GigabitEthernet 0/1
「show interfaces [インターフェース]」は、インターフェースの状態を表示するコマンドです。


・【1】show ip interface GigabitEthernet 0/1
「show ip interface [インターフェース]」は、インターフェースのIPに関する情報を表示するコマンドです。


・【2】show lldp neighbors
「show lldp neighbors」は、LLDPで取得した隣接機器の情報を表示するコマンドです。


・【2】show lldp entry SWB
「show lldp entry {ホスト名}」は、LLDPで取得した隣接機器の詳細情報を表示するコマンドです。

参考

【CDP】(Cisco Discovery Protocol)
CDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「Cisco独自のプロトコル」です。
CDPを使うことで、隣接しているCiscoデバイスの情報を確認できます。

【LLDP】(Link Layer Discovery Protocol)
LLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「IEEE標準のプロトコル」です。
LLDPを使うことで、隣接デバイスの情報を確認できます。(Cisco以外のデバイスの情報も確認できる)

【CDPとLLDPの主な特徴】


【CDPとLLDPの主な伝達情報】


【CDPとLLDPの主な設定コマンド】
[コマンド構文:CDPまたはLLDPパケット送信間隔の変更]
(config)#{cdp | lldp} timer {秒}

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで得た情報の保持期間の変更]
(config)#{cdp | lldp} holdtime {秒}

[コマンド構文:CDPまたはLLDPを有効/無効にする]
(config)#[no] {cdp | lldp} run

[コマンド構文:特定のインターフェースでCDPを有効/無効にする]
(config-if)#[no] cdp enable

[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの送信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp transmit

[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの受信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp receive

[コマンド構文:LLDPの初期化の遅延時間の変更]
(config)#lldp reinit {秒}

【CDPとLLDPの確認コマンド】

上図のSwitchCで取得した情報を以下に記します。

[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報]
#show {cdp | lldp}


[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報(インターフェースごとに表示)]
#show {cdp | lldp} interface [インターフェース]


[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の簡易情報]
#show {cdp | lldp} neighbors


[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報]
#show {cdp | lldp} neighbors detail


[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報(特定の機器のみ表示)]
#show {cdp | lldp} entry {ホスト名}

なお、ホスト名を「*」と入力した場合は全ての機器が対象になるので「show {cdp | lldp} neighbors detail」と同じ表示結果になります。

[コマンド構文:送受信したCDPまたはLLDPパケットの情報]
#show {cdp | lldp} traffic
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インターフェース単位で設定した後にグローバルで設定すると・・・

投稿日 2025/05/19

インターフェース単位で無効に設定した後にグローバルで有効に設定する=上書きされて全インターフェースの設定も有効になるような気がするのですが、そういうものではないんですかね? 

退 退会ユーザ
2025/05/19 22:30

検証することが問題の背景にされるくらいですから、そうなっているかもしれないと考えるのは至極妥当だと思います。
結論としてlldpの有効/無効はグローバル設定とインターフェース設定で個別に保持されるのは事実なようですが、その理由まで正確に知る必要は無いように思いました。
もちろんグローバル設定が全選択機能みたいな使い方であった方が便利な場面も想像できますが、「各インターフェースでカスタムした送受信設定」↔「全てのインターフェースで無効」をグローバル設定でワンタッチに切り替えられるのも便利ではあるように思います。


コメント

k kunitir

2025/05/22 09:35

ご回答ありがとうございます。

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