助け合いフォーラム
LinuC Lv1-101(Ver10.0)
問題ID : 14677
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大容量記憶装置の特徴として正しいものはどれか(4つ選択)
正解
SSDとUSBフラッシュドライブは、HDDのような機械的な故障が起きない
容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはHDDである
OSの起動ディスクとして使用できる
SSDはSATAインターフェース以上の速度でアクセスできる
解説
大量のデータのための記憶装置を「大容量記憶装置(mass storage device)」といいます。OSをインストールして起動ディスクとして使用したり、大容量のデータを保管するために使用します。
大容量記憶装置には主に以下のものがあります。
・HDD(Hard Disk Drive)
容量が大きくコストパフォーマンスが高い記憶装置です。データの記録には磁気を使用します。
コンピュータに内蔵できるものと外付けできるものがあります。装置内部の「プラッタ」という回転する円盤に対してデータの読み書きを行いますので、衝撃によりプラッタに傷がついてデータが破損する場合があります。そのため、慎重に取り扱う必要があります。
・USBフラッシュドライブ
「USBメモリ」とも呼ばれる記憶装置です。内部の「フラッシュメモリ(不揮発性の半導体メモリ)」にデータの読み書きを行います。
小型で軽量なことからデータの持ち運びによく利用されています。フラッシュメモリには書き換え回数やデータ保持期間に制限があり、長期保存には向いていません。
・SSD(Solid State Drive)
USBフラッシュドライブと同様にフラッシュメモリを使用しており、書き換え回数やデータ保持期間の制限があるため、長期保存には向いていません。
ランダムアクセス性能に優れており、省電力で静音、非接触メディアであるため耐振動・衝撃性が高く、近年ではHDDの代わりに使用されることも多くなりました。フラッシュメモリの高速性を引き出すため、SATAより高速な「NVMe」インターフェースで接続するタイプのものもあります。
それでは、選択肢を確認していきます。
・SSDとUSBフラッシュドライブは、HDDのような機械的な故障が起きない
SSDとUSBフラッシュドライブは「フラッシュメモリ」をデータの読み書きに使用しており、HDDのように機械的な部品を使用していないため、機械的な故障は起きません。
正しいです。
・容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはHDDである
HDDはコストパフォーマンスが高い記憶装置です。2020年5月時点で1台で16TB(約6万円)といった製品もあります。対して、SSDは最大で4TB(約7万円)、USBフラッシュドライブは最大で2TB(約20万円)です。
正しいです。
・OSの起動ディスクとして使用できる
大容量記憶装置はOSをインストールして起動ディスクとして使用できます。
正しいです。
・容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはSSDである
容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはHDDですので、誤りです。
・SSDはSATAインターフェース以上の速度でアクセスできる
SATAより高速なインターフェースである「NVMe」を使用することで、SATAより高いアクセス性能を得ることができます。
正しいです。
・データの長期保存に適している
HDDは機械的な故障が起こりうること、USBフラッシュドライブやSSDは書き換え回数やデータ保持期間に制限があり、いずれも長期保存には向いていませんので、誤りです。
データの長期保存には、磁気テープなどの長期保存に向いたデバイスによるバックアップ策を講じることが望ましいです。
よって正解は
・SSDとUSBフラッシュドライブは、HDDのような機械的な故障が起きない
・容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはHDDである
・OSの起動ディスクとして使用できる
・SSDはSATAインターフェース以上の速度でアクセスできる
です。
なお、大容量記憶装置にはCD-ROM/DVD-ROM/Blu-rayといった光学ディスクも含まれます。
大容量記憶装置には主に以下のものがあります。
・HDD(Hard Disk Drive)
容量が大きくコストパフォーマンスが高い記憶装置です。データの記録には磁気を使用します。
コンピュータに内蔵できるものと外付けできるものがあります。装置内部の「プラッタ」という回転する円盤に対してデータの読み書きを行いますので、衝撃によりプラッタに傷がついてデータが破損する場合があります。そのため、慎重に取り扱う必要があります。
・USBフラッシュドライブ
「USBメモリ」とも呼ばれる記憶装置です。内部の「フラッシュメモリ(不揮発性の半導体メモリ)」にデータの読み書きを行います。
小型で軽量なことからデータの持ち運びによく利用されています。フラッシュメモリには書き換え回数やデータ保持期間に制限があり、長期保存には向いていません。
・SSD(Solid State Drive)
USBフラッシュドライブと同様にフラッシュメモリを使用しており、書き換え回数やデータ保持期間の制限があるため、長期保存には向いていません。
ランダムアクセス性能に優れており、省電力で静音、非接触メディアであるため耐振動・衝撃性が高く、近年ではHDDの代わりに使用されることも多くなりました。フラッシュメモリの高速性を引き出すため、SATAより高速な「NVMe」インターフェースで接続するタイプのものもあります。
それでは、選択肢を確認していきます。
・SSDとUSBフラッシュドライブは、HDDのような機械的な故障が起きない
SSDとUSBフラッシュドライブは「フラッシュメモリ」をデータの読み書きに使用しており、HDDのように機械的な部品を使用していないため、機械的な故障は起きません。
正しいです。
・容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはHDDである
HDDはコストパフォーマンスが高い記憶装置です。2020年5月時点で1台で16TB(約6万円)といった製品もあります。対して、SSDは最大で4TB(約7万円)、USBフラッシュドライブは最大で2TB(約20万円)です。
正しいです。
・OSの起動ディスクとして使用できる
大容量記憶装置はOSをインストールして起動ディスクとして使用できます。
正しいです。
・容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはSSDである
容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはHDDですので、誤りです。
・SSDはSATAインターフェース以上の速度でアクセスできる
SATAより高速なインターフェースである「NVMe」を使用することで、SATAより高いアクセス性能を得ることができます。
正しいです。
・データの長期保存に適している
HDDは機械的な故障が起こりうること、USBフラッシュドライブやSSDは書き換え回数やデータ保持期間に制限があり、いずれも長期保存には向いていませんので、誤りです。
データの長期保存には、磁気テープなどの長期保存に向いたデバイスによるバックアップ策を講じることが望ましいです。
よって正解は
・SSDとUSBフラッシュドライブは、HDDのような機械的な故障が起きない
・容量あたりのコストパフォーマンスが高いのはHDDである
・OSの起動ディスクとして使用できる
・SSDはSATAインターフェース以上の速度でアクセスできる
です。
なお、大容量記憶装置にはCD-ROM/DVD-ROM/Blu-rayといった光学ディスクも含まれます。
解説の文章に誤字あり
a
ai2016
投稿日 2025/07/17
下記の通り、「ブルーレイ」の英語表記に誤りがあります。
誤:なお、大容量記憶装置にはCD-ROM/DVD-ROM/Blue-Rayといった光学ドライブも含まれます。
正:なお、大容量記憶装置にはCD-ROM/DVD-ROM/Blu-rayといった光学ドライブも含まれます。
これに加え、1.の文章では「CD-ROM/DVD-ROM/Blu-ray」という記憶媒体の名前と、「光学ドライブ」という記憶装置の名前が混同しています。
下記のように記憶装置のみを示す文章に直すと良いかと思います。
「なお、大容量記憶装置には光学ドライブも含まれます。光学ドライブはCDやDVDなどの光ディスクを扱う記憶装置です。」
スタッフからの返信
この投稿に対して返信しませんか?
s staff_ueda
2025/07/22 14:56
ai2016 様 ご指摘の点を修正いたしました。 ご報告いただきまして、誠にありがとうございます。