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AWS クラウドプラクティショナー(CLF-C02)
問題ID : 39637
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Amazon EFSのストレージクラスについて正しく説明しているのはどれか。(2つ選択)

正解

保存料金やデータアクセス料金、可用性の異なる複数のストレージクラスがある

ライフサイクルに基づいて自動的にストレージクラスが変更される

解説

Amazon EFSのストレージは、利用者が目的に合わせて選択できるよう複数の種類(ストレージクラス)があります。ストレージクラスは「保存料金」「データアクセス料金」「可用性」などによって分けられています。


ファイルシステム内のデータは、設定されたライフサイクルポリシーに基づいて、自動的に適切なストレージクラスへ移行されます。ストレージの可用性(Standard/One Zone)はファイルシステムの作成時に選択し、作成後に変更することはできません。ライフサイクルを有効にすることで、データのアクセス頻度に応じてストレージクラスが自動的に切り替わり、コスト効率よくデータを管理できます。


したがって正解は
・保存料金やデータアクセス料金、可用性の異なる複数のストレージクラスがある
・ライフサイクルに基づいて自動的にストレージクラスが変更される
です。

その他の選択肢については、以下のとおりです。

・対応しているファイル共有のプロトコルがストレージクラスごとに異なる
すべてのストレージクラスにおいて、対応しているファイル共有のプロトコルはNFS(Network File System)なので、誤りです。

・最大データ容量の異なる複数のストレージクラスがある
すべてのストレージクラスで容量無制限なので、誤りです。

・ファイルを指定して手動でストレージクラスを変更する
ファイルを指定して手動でストレージクラスを変更することはできないので、誤りです。

参考

【Amazon EFS(Elastic File System)】
Amazon EFS(Elastic File System)はNFS(※1)プロトコルをサポートするファイルストレージサービスです。ファイルストレージとは、データをファイルやフォルダの単位で階層構造として管理するストレージ形式のことをいいます。
EFSは、主に複数のEC2インスタンスやオンプレミスからアクセスされるファイル共有ストレージとして利用されます。EFSのファイル共有を開始するには、EC2 LinuxインスタンスやオンプレミスのNFSプロトコルに対応したサーバーなどから、EFSファイルシステムをマウント(※2)します。
(※1)NFS:Network File System … Linuxを含むUNIX系コンピュータ間においてファイル共有に使用されるプロトコル
(※2)マウント … ストレージなどをOSに認識させて利用可能にすること


本項では下記のEFSの特徴について説明します:
・可用性と安全性
・排他制御
・ストレージ容量のスケーリング
・EFSのストレージクラス

■可用性と安全性
EFSはフルマネージドサービスなので、ユーザーが意識することなく可用性と安全性が確保されています。
・可用性:EFSはリージョン内の複数のAZに自動的にデータを複製・保管します。特定のAZに障害が発生しても他のAZでサービスが継続されるため、高い可用性を提供します。また、デフォルトでAWS Backupを使用したバックアップが有効になっています。
・安全性:EFSはデフォルトで保管時のデータの暗号化が有効になっています。また、EFSファイルシステムのマウント時にTLS(Transport Layer Security:セキュアな通信を行うプロトコル)の使用もできるので、安全にデータを転送できます。

■排他制御
NFSプロトコルを利用したファイル共有では、ファイルに対するロック機構(排他制御)が使用されています。排他制御はファイルを更新している間に他のユーザーが同一ファイルを更新することを防ぎ、データの整合性を保ちます。
NFSプロトコルをサポートしたEFSは、数千のクライアントから同時にアクセスが可能です。

■ストレージ容量のスケーリング
EFSファイルシステムは保存したデータ量に伴って自動的にスケーリング(拡張・縮小)が行われ、実質的に容量が無制限に使用できます。使用するEFSファイルシステムの容量を事前に決める必要がなく、保存したデータ分のみに料金が発生します。

■EFSのストレージクラス
Amazon EFSのストレージは、利用者が目的に合わせて選択できるよう複数の種類(ストレージクラス)があります。ストレージクラスは「保存料金」「データアクセス料金」「可用性」などによって分けられています。


○ライフサイクル設定
ファイルシステム内のデータは、設定されたライフサイクルポリシーに基づいて、自動的に適切なストレージクラスへ移行されます。ストレージの可用性(Standard/One Zone)はファイルシステムの作成時に選択し、作成後に変更することはできません。ライフサイクルを有効にすることで、データのアクセス頻度に応じてストレージクラスが自動的に切り替わり、コスト効率よくデータを管理できます。
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正解と解説文の違い

投稿日 2025/10/14

正解は下記となっているが、解説だと違うものになっています。
アクセス時の遅延や可用性の異なる複数のストレージクラスがある
ライフサイクルに基づいて自動的にストレージクラスが変更される

解説文
したがって正解は
・保存料金やデータ取出し料金、可用性の異なる複数のストレージクラスがある
・ライフサイクルに基づいて自動的にストレージクラスが変更される
です。

スタッフからの返信

s staff_satomi

2025/10/14 12:07

sgsg様 ご指摘の点を修正いたしました。 ご報告いただきまして、誠にありがとうございます。

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