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問題ID : 162
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RAID1(ミラーリング)の特徴として,適切なものはどれか。
正解
2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。
解説
RAIDとは複数のディスクをまとめて利用することでアクセスの高速化やデータの冗長化を行う技術で、Redundant Arrays of Independent Disks(独立ディスク群の冗長配置)の頭文字を取った名前になっています。
RAIDにはRAIDレベルと呼ばれるいくつかの種類があり、RAIDレベルによって複数のディスクの使い方や実現される内容が異なります。
主なRAIDとして以下のものがあります。
●RAID0(ストライピング):
RAID0はストライピングとも言い、2台以上のディスクにデータを分散して書き込む方法です。
複数のディスクを同時に利用する事で、高速に読み書きが行えるようになります。RAID0を利用すると、容量は基本的に全てのディスクの容量を合わせた容量となります。
ただし、データの冗長化(同じデータやパリティを保持することで信頼性を高めること)は一切行われていないため、RAID0を構成している複数台のディスクのうちどれかに問題が発生しただけでRAID0全体が利用できなくなる可能性があります。
したがってRAID0は安全性を高める目的ではなく、高速な読み書きを実現する目的で利用します。
例)200GBのディスクを3台利用しRAID0を構築すると、600GBのディスクとして扱える。
●RAID1(ミラーリング):
RAID1はミラーリングとも言い、2台以上のディスクを並列化して1台のディスクとします。個々のディスクにはすべて同一のデータが書き込まれます。
したがってディスクを2台利用した場合には二重に、3台利用した場合は三重に、というようにデータが多重にディスクに保持されることになり、非常に冗長性が高い構成です。
RAID1を構成しているディスクのうち何台かが故障したとしても、1台でも正常に動作するディスクが残っていればRAID1領域は安全に利用可能です。そして故障したディスクを随時新しいディスクに交換していくことで、無用にシステムを止めずに済みます。
このようにRAID1は冗長化を行い、重要なデータの信頼性・安全性を高める目的で利用します。
例)200GBのディスクを 3 台利用しRAID1を構築すると、200GBのディスクとして扱える(残り400GBは同じデータのコピーを保持)。
●RAID5:
RAID5は3台以上のディスクで構成し、パリティ領域と呼ばれるデータ復旧用の冗長なデータを各ディスクに分散して保持します。
基本的にはRAID0と同様に直列化されるので、ディスク台数を増やせば増やすほどRAID5全体の容量は増えます。具体的には、RAID5では構成ディスクの全容量から1台分だけ減らした容量が利用可能です。
またパリティが存在するのでRAID0とは異なり冗長性も確保されています。構成しているディスクに障害が発生した場合は、他のディスクのパリティ領域を利用することで復旧することができます。
このようにRAID5は全体の容量を増やしつつ冗長性も確保する目的で利用します。
例)200GBのディスクを3台利用しRAID5を構築すると、400GBのディスクとして扱える(残り200GBはパリティ)。
以上より、"2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。"が正解となります。
[選択肢の説明]
×2台以上のハードディスクを連結することによって,その合計容量をもつ仮想的な1台のハードディスクドライブとして使用できる。
→RAID0の説明です。
×一つのデータを分割し, 2台以上のハードディスクに並行して書き込むことによって,書込み動作を高速化する。
→RAIDの説明です。
×分割したデータと誤り訂正のためのパリティ情報を3台以上のハードディスクに分散して書き込むことによって,データの可用性を高め,かつ,書込み動作を高速化する。
→RAID5の説明です。
RAIDにはRAIDレベルと呼ばれるいくつかの種類があり、RAIDレベルによって複数のディスクの使い方や実現される内容が異なります。
主なRAIDとして以下のものがあります。
●RAID0(ストライピング):
RAID0はストライピングとも言い、2台以上のディスクにデータを分散して書き込む方法です。
複数のディスクを同時に利用する事で、高速に読み書きが行えるようになります。RAID0を利用すると、容量は基本的に全てのディスクの容量を合わせた容量となります。
ただし、データの冗長化(同じデータやパリティを保持することで信頼性を高めること)は一切行われていないため、RAID0を構成している複数台のディスクのうちどれかに問題が発生しただけでRAID0全体が利用できなくなる可能性があります。
したがってRAID0は安全性を高める目的ではなく、高速な読み書きを実現する目的で利用します。
例)200GBのディスクを3台利用しRAID0を構築すると、600GBのディスクとして扱える。
●RAID1(ミラーリング):
RAID1はミラーリングとも言い、2台以上のディスクを並列化して1台のディスクとします。個々のディスクにはすべて同一のデータが書き込まれます。
したがってディスクを2台利用した場合には二重に、3台利用した場合は三重に、というようにデータが多重にディスクに保持されることになり、非常に冗長性が高い構成です。
RAID1を構成しているディスクのうち何台かが故障したとしても、1台でも正常に動作するディスクが残っていればRAID1領域は安全に利用可能です。そして故障したディスクを随時新しいディスクに交換していくことで、無用にシステムを止めずに済みます。
このようにRAID1は冗長化を行い、重要なデータの信頼性・安全性を高める目的で利用します。
例)200GBのディスクを 3 台利用しRAID1を構築すると、200GBのディスクとして扱える(残り400GBは同じデータのコピーを保持)。
●RAID5:
RAID5は3台以上のディスクで構成し、パリティ領域と呼ばれるデータ復旧用の冗長なデータを各ディスクに分散して保持します。
基本的にはRAID0と同様に直列化されるので、ディスク台数を増やせば増やすほどRAID5全体の容量は増えます。具体的には、RAID5では構成ディスクの全容量から1台分だけ減らした容量が利用可能です。
またパリティが存在するのでRAID0とは異なり冗長性も確保されています。構成しているディスクに障害が発生した場合は、他のディスクのパリティ領域を利用することで復旧することができます。
このようにRAID5は全体の容量を増やしつつ冗長性も確保する目的で利用します。
例)200GBのディスクを3台利用しRAID5を構築すると、400GBのディスクとして扱える(残り200GBはパリティ)。
以上より、"2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことによって,データの可用性を高める。"が正解となります。
[選択肢の説明]
×2台以上のハードディスクを連結することによって,その合計容量をもつ仮想的な1台のハードディスクドライブとして使用できる。
→RAID0の説明です。
×一つのデータを分割し, 2台以上のハードディスクに並行して書き込むことによって,書込み動作を高速化する。
→RAIDの説明です。
×分割したデータと誤り訂正のためのパリティ情報を3台以上のハードディスクに分散して書き込むことによって,データの可用性を高め,かつ,書込み動作を高速化する。
→RAID5の説明です。
コマンドシュミュレーターでの問題についての質問です。
m
mmatuoo
投稿日 2025/12/13
ローカルデータベースで使用するユーザアカウントを作成する
・ユーザ名「admin」パスワード「pingt」
・パスワードは暗号化する
・暗号化アルゴリズムに「sha256」を使用
この問題の解答なのですが、
Router1(config)#username admin algorithm-type sha256 secret pingt
と入力したのですが、コマンド進捗が進みません。
正解も見たのですが何が間違っているのかわかりません。
どなたかご教示お願いします。
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