助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 7814
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不要なVLAN情報を送らず、帯域を有効に使えるようにする機能はどれか。
正解
VTPプルーニング
解説
ブロードキャストの宛先VLANが存在しない(使われていない)スイッチへはフレームを送らないようにする技術は、VTPプルーニング(Pruning)です。
VTPプルーニングを有効にすることで、不要なトラフィックを減らす事が出来ます。
※プルーニングとは、「不要なものを取り除く」という意味です。
よって正解は
・VTPプルーニング
です。
<コマンド構文:VTPプルーニングの有効化>
Switch(config)#vtp pruning
<コマンド構文:VTPプルーニングの対象VLANの指定>
Switch(config-if)#switchport trunk pruning vlan [add | remove | except] {VLAN番号}
add・・・指定したVLANをプルーニングの対象に加える
remove・・・指定したVLANをプルーニングの対象から削除する
except・・・指定したVLAN以外をプルーニングの対象にする
上記のオプションを使用しない場合は、指定したVLANのみがプルーニングの対象になります。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・DTP
DTP(Dynamic Trunking Protocol)は、スイッチ同士で接続したポートでネゴシエーションすることで、スイッチのポートを自動的にトランクポート、またはアクセスポートとして動作させるプロトコルですので、誤りです。
・IEEE 802.1X
LANに接続するユーザーの認証に関する規格ですので、誤りです。
・CDP
CDP(Cisco Discovery Protocol)は、隣接しているCisco社製のデバイスを検知し、その情報を収集できるCisco独自のプロトコルですので、誤りです。
・Rapid PVST+
スパニングツリープロトコルの1つであるRSTP(IEEE 802.1w)のCisco実装のことですので、誤りです。
VTPプルーニングを有効にすることで、不要なトラフィックを減らす事が出来ます。
※プルーニングとは、「不要なものを取り除く」という意味です。
よって正解は
・VTPプルーニング
です。
<コマンド構文:VTPプルーニングの有効化>
Switch(config)#vtp pruning
<コマンド構文:VTPプルーニングの対象VLANの指定>
Switch(config-if)#switchport trunk pruning vlan [add | remove | except] {VLAN番号}
add・・・指定したVLANをプルーニングの対象に加える
remove・・・指定したVLANをプルーニングの対象から削除する
except・・・指定したVLAN以外をプルーニングの対象にする
上記のオプションを使用しない場合は、指定したVLANのみがプルーニングの対象になります。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・DTP
DTP(Dynamic Trunking Protocol)は、スイッチ同士で接続したポートでネゴシエーションすることで、スイッチのポートを自動的にトランクポート、またはアクセスポートとして動作させるプロトコルですので、誤りです。
・IEEE 802.1X
LANに接続するユーザーの認証に関する規格ですので、誤りです。
・CDP
CDP(Cisco Discovery Protocol)は、隣接しているCisco社製のデバイスを検知し、その情報を収集できるCisco独自のプロトコルですので、誤りです。
・Rapid PVST+
スパニングツリープロトコルの1つであるRSTP(IEEE 802.1w)のCisco実装のことですので、誤りです。
参考
【VTP】(VLAN Trunking Protocol)
VTPはスイッチ間でVLAN情報を同期するためのプロトコルです。
【VTPのモード】
VTPには「サーバモード」「クライアントモード」「トランスペアレントモード」という3つのモードがあります。
サーバモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除が可能です。
クライアントモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除はできません。
トランスペアレントモードはVLAN情報を同期しないモードです。VLANの作成と削除が可能です。
いずれのモードも、VLAN情報をトランクポートから転送します。
トランスペアレントモードは同期しませんが、他のスイッチから送られてきたVLAN情報の転送は行います。
そのため、サーバモードのスイッチとクライアントモードのスイッチの間にトランスペアレントモードのスイッチが存在する場合でも、サーバモードとクライアントモードのスイッチが同期できるようになっています。
【VTPによるVLAN情報の同期の条件】
1. トランクポートによる接続
2. VTPドメイン名の一致
3. VTPモードはサーバもしくはクライアント
4. VTPパスワードの一致(VTPパスワードが設定されている場合)
5. VTPバージョンの一致
<コマンド構文:VTPドメイン名の設定>
Switch(config)#vtp domain {VTPドメイン名}
<コマンド構文:VTPモードの変更>
Switch(config)#vtp mode {server | client | transparent}
<コマンド構文:VTPパスワードの設定>
Switch(config)#vtp password {パスワード}
<コマンド構文:VTPバージョンの変更>
Switch(config)#vtp version {1 | 2}
【VTPプルーニング】
VTPプルーニングとは、ブロードキャストの宛先VLANが存在しない(使われていない)スイッチへは、フレームを送らないようにする技術です。
VTPプルーニングを有効にすることで、不要なトラフィックを減らす事が出来ます。
<コマンド構文:VTPプルーニングの有効化>
Switch(config)#vtp pruning
【リビジョン番号】
VTPリビジョン番号は、VLANの設定変更があるたびに1ずつ増えていく数値です。
VLAN情報はリビジョン番号が一番大きなものを最新として、リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報を同期させます。
「サーバ」と「クライアント」はVLAN情報を同期するため、設定変更ごとにリビジョン番号が増えていきますが、「トランスペアレント」はVLAN情報を同期させないため、リビジョン番号は常に0になっています。
【VTPアドバタイズメント】
VLAN情報を同期するにあたり VTPでは「VTP要約アドバタイズメント」や「VTPアドバタイズメント要求」といったメッセージを使用します。
VTP要約アドバタイズメントは VTPドメイン名やリビジョン番号を通知するメッセージで、サーバモードのスイッチが5分毎に送信します。
VTPアドバタイズメント要求は、VTP要約アドバタイズメントメッセージを要求するためのメッセージです。サーバモードやクライアントモードのスイッチを再起動した場合や、VTPドメイン名を変更した場合に送信します。
【VTPの確認】
VTPの情報を確認するには「show vtp status」コマンドを使用します。
※IOSによって表示が異なる場合もあります
VTPはスイッチ間でVLAN情報を同期するためのプロトコルです。
【VTPのモード】
VTPには「サーバモード」「クライアントモード」「トランスペアレントモード」という3つのモードがあります。
サーバモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除が可能です。
クライアントモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除はできません。
トランスペアレントモードはVLAN情報を同期しないモードです。VLANの作成と削除が可能です。
いずれのモードも、VLAN情報をトランクポートから転送します。
トランスペアレントモードは同期しませんが、他のスイッチから送られてきたVLAN情報の転送は行います。
そのため、サーバモードのスイッチとクライアントモードのスイッチの間にトランスペアレントモードのスイッチが存在する場合でも、サーバモードとクライアントモードのスイッチが同期できるようになっています。
【VTPによるVLAN情報の同期の条件】
1. トランクポートによる接続
2. VTPドメイン名の一致
3. VTPモードはサーバもしくはクライアント
4. VTPパスワードの一致(VTPパスワードが設定されている場合)
5. VTPバージョンの一致
<コマンド構文:VTPドメイン名の設定>
Switch(config)#vtp domain {VTPドメイン名}
<コマンド構文:VTPモードの変更>
Switch(config)#vtp mode {server | client | transparent}
<コマンド構文:VTPパスワードの設定>
Switch(config)#vtp password {パスワード}
<コマンド構文:VTPバージョンの変更>
Switch(config)#vtp version {1 | 2}
【VTPプルーニング】
VTPプルーニングとは、ブロードキャストの宛先VLANが存在しない(使われていない)スイッチへは、フレームを送らないようにする技術です。
VTPプルーニングを有効にすることで、不要なトラフィックを減らす事が出来ます。
<コマンド構文:VTPプルーニングの有効化>
Switch(config)#vtp pruning
【リビジョン番号】
VTPリビジョン番号は、VLANの設定変更があるたびに1ずつ増えていく数値です。
VLAN情報はリビジョン番号が一番大きなものを最新として、リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報を同期させます。
「サーバ」と「クライアント」はVLAN情報を同期するため、設定変更ごとにリビジョン番号が増えていきますが、「トランスペアレント」はVLAN情報を同期させないため、リビジョン番号は常に0になっています。
【VTPアドバタイズメント】
VLAN情報を同期するにあたり VTPでは「VTP要約アドバタイズメント」や「VTPアドバタイズメント要求」といったメッセージを使用します。
VTP要約アドバタイズメントは VTPドメイン名やリビジョン番号を通知するメッセージで、サーバモードのスイッチが5分毎に送信します。
VTPアドバタイズメント要求は、VTP要約アドバタイズメントメッセージを要求するためのメッセージです。サーバモードやクライアントモードのスイッチを再起動した場合や、VTPドメイン名を変更した場合に送信します。
【VTPの確認】
VTPの情報を確認するには「show vtp status」コマンドを使用します。
※IOSによって表示が異なる場合もあります
【問題:7814】VTPプルーニングについて
公開日 2022/08/18
下記の説明なのですが、ブロードキャストの宛先VLANが存在しない(使われていない)スイッチのとは、どのような状況なのでしょうか?
[VTPプルーニングとは、ブロードキャストの宛先VLANが存在しない(使われていない)スイッチへは、フレームを送らないようにする技術です。
VTPプルーニングを有効にすることで、不要なトラフィックを減らす事が出来ます。]
SW1(VLAN 1.2.3) -- SW1(VLAN 1.3.4)
SW1に紐づいているPC(VLAN2のN/W)から、ブロードキャストされたときSW1には送信されないイメージでしょうか?
でもそもそもブロードキャストは、同じVLANに属しているものとトランクポートに対し送る認識です。
もしかしてそれを機能させるためのVTPプルーニングなのでしょうか!?
この投稿に対して返信しませんか?
p ponta0423
2022/08/18 21:19
すみません、下記サイトで理解しました。 お騒がせしました。 https://www.n-study.com/vlan-detail/vtp-pruning/