助け合いフォーラム
LPIC Lv1-101(Ver5.0)
問題ID : 3641
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umountコマンドを発行したが、使用中である「busy」を示すエラーが表示された。原因として正しいものを二つ選べ。
正解
アンマウントしようとしているファイルシステムに、ユーザーがアクセスしている
アンマウントしようとしているファイルシステムを、プロセスが使用している
解説
アンマウントを行うには、umountコマンドを使います。
ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。また、そのファイルシステムをカレントディクレトリとしているプロセスがある場合も同様です。
したがって、正解は
・アンマウントしようとしているファイルシステムに、ユーザーがアクセスしている
・アンマウントしようとしているファイルシステムを、プロセスが使用している
となります。
以下は実行例です。
その他の選択肢はアンマウントできない原因ではありません。
ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。また、そのファイルシステムをカレントディクレトリとしているプロセスがある場合も同様です。
したがって、正解は
・アンマウントしようとしているファイルシステムに、ユーザーがアクセスしている
・アンマウントしようとしているファイルシステムを、プロセスが使用している
となります。
以下は実行例です。
その他の選択肢はアンマウントできない原因ではありません。
参考
【ファイルシステムのマウント】
ファイルシステムにアクセスし、利用するためには、「マウント」を行う必要があります。
マウントとは、デバイスとその上に構築されているファイルシステムを OS に認識させ、指定のディレクトリに割り当て、そのディレクトリ以下のパスでファイルシステム内にアクセスできるようにすることです。
逆に、マウントされているファイルシステムを切り離し、マウント前の状態に戻すことを「アンマウント」といいます。
Linuxでマウントを行うには mountコマンドを使います。
mount [オプション] [デバイス] [マウント先]
「デバイス」にはデバイスファイルを指定します。(/dev/cdrom、/dev/sda1 など)
「マウント先」(「マウントポイント」とも呼ばれる)には、そのファイルシステムをどのディレクトリに割り当てるかを指定します。
なお、マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在する場合は、「デバイス」か「マウント先」のどちらか片方だけ指定すれば、もう片方は 「/etc/fstab」が参照され自動的に決定されます。
以下は「/etc/fstab」に設定が存在する場合のmountコマンドの書式です。オプションもファイルの設定が参照されますので、省略できます。
mount デバイス
または
mount マウント先
また、「デバイス」と「マウント先」どちらも指定しなかった(mount のみ実行した)場合は、現在マウントされているファイルシステムの一覧が、「/etc/mtab」ファイルの情報を元に表示されます。(マウント中のファイルシステムについては、下記「※マウント中のファイルシステムについて」もご参照ください。)
mountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
-o に続けて指定するマウントオプションとしては、「/etc/fstab」に記述するものと同じマウントオプションが利用できます。ファイルシステムの種類によって利用できるオプションが異なります。
以下の例では、-o ro と指定することで読み取り専用でマウントを行うよう指定しています。
例)ext3ファイルシステムの「/dev/sda2」を「/mnt/mydata」に読み取り専用(ro)でマウントする場合
# mount -t ext3 -o ro /dev/sda2 /mnt/mydata
また、アンマウントを行うには、umountコマンドを使います。
umount [オプション] [デバイスorマウント先]
既にマウントされているファイルシステムについて、デバイスかマウント先のどちらかを指定すればアンマウントされます。片方だけ指定すればよいことに注意します。
umountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
例)「/mnt/mydata」にマウントした「/dev/sda2」をアンマウントする場合
# umount /mnt/mydata
または
# umount /dev/sda2
なお、ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。
※マウント中のファイルシステムについて
「/etc/mtab」やmountコマンドのほかに、Linuxにおいて各種リソース情報を格納している「/proc」ディレクトリ配下のファイルでもマウント情報を確認することができます。
以下は、現在マウントされているファイルシステムを確認できるコマンドと、実行例です。
・mount
・cat /etc/mtab
・cat /proc/self/mounts
・cat /proc/mounts
なお、「/proc/self/mounts」と「/proc/mounts」の内容は、マウント名前空間の違いにより、ユーザによって異なる場合があります。(詳細は試験範囲外のため、割愛します。)
ファイルシステムにアクセスし、利用するためには、「マウント」を行う必要があります。
マウントとは、デバイスとその上に構築されているファイルシステムを OS に認識させ、指定のディレクトリに割り当て、そのディレクトリ以下のパスでファイルシステム内にアクセスできるようにすることです。
逆に、マウントされているファイルシステムを切り離し、マウント前の状態に戻すことを「アンマウント」といいます。
Linuxでマウントを行うには mountコマンドを使います。
mount [オプション] [デバイス] [マウント先]
「デバイス」にはデバイスファイルを指定します。(/dev/cdrom、/dev/sda1 など)
「マウント先」(「マウントポイント」とも呼ばれる)には、そのファイルシステムをどのディレクトリに割り当てるかを指定します。
なお、マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在する場合は、「デバイス」か「マウント先」のどちらか片方だけ指定すれば、もう片方は 「/etc/fstab」が参照され自動的に決定されます。
以下は「/etc/fstab」に設定が存在する場合のmountコマンドの書式です。オプションもファイルの設定が参照されますので、省略できます。
mount デバイス
または
mount マウント先
また、「デバイス」と「マウント先」どちらも指定しなかった(mount のみ実行した)場合は、現在マウントされているファイルシステムの一覧が、「/etc/mtab」ファイルの情報を元に表示されます。(マウント中のファイルシステムについては、下記「※マウント中のファイルシステムについて」もご参照ください。)
mountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
-o に続けて指定するマウントオプションとしては、「/etc/fstab」に記述するものと同じマウントオプションが利用できます。ファイルシステムの種類によって利用できるオプションが異なります。
以下の例では、-o ro と指定することで読み取り専用でマウントを行うよう指定しています。
例)ext3ファイルシステムの「/dev/sda2」を「/mnt/mydata」に読み取り専用(ro)でマウントする場合
# mount -t ext3 -o ro /dev/sda2 /mnt/mydata
また、アンマウントを行うには、umountコマンドを使います。
umount [オプション] [デバイスorマウント先]
既にマウントされているファイルシステムについて、デバイスかマウント先のどちらかを指定すればアンマウントされます。片方だけ指定すればよいことに注意します。
umountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
例)「/mnt/mydata」にマウントした「/dev/sda2」をアンマウントする場合
# umount /mnt/mydata
または
# umount /dev/sda2
なお、ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。
※マウント中のファイルシステムについて
「/etc/mtab」やmountコマンドのほかに、Linuxにおいて各種リソース情報を格納している「/proc」ディレクトリ配下のファイルでもマウント情報を確認することができます。
以下は、現在マウントされているファイルシステムを確認できるコマンドと、実行例です。
・mount
・cat /etc/mtab
・cat /proc/self/mounts
・cat /proc/mounts
なお、「/proc/self/mounts」と「/proc/mounts」の内容は、マウント名前空間の違いにより、ユーザによって異なる場合があります。(詳細は試験範囲外のため、割愛します。)
問題文に不足がある
a
acomonoc
投稿日 2023/01/21
こちらの設問、正解が2つあるにもかかわらず、『(2つ選ぶ)』や『すべて答えよ。』のような文になっていないのは手落ちかと思います。
本番の問題文にもこういったかたちのものがあるのであればトレーニングとしてよいですが、そうでないのであれば問題文に複数答えるような誘導を追記していただきたいです。
スタッフからの返信
この投稿に対して返信しませんか?
s staff_meg
2023/01/24 16:48
acomonocさん、 ご指摘の点を修正致しました。 ご報告、誠にありがとうございました。