助け合いフォーラム
LinuC Lv1-101(Ver10.0)
問題ID : 14800
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以下のコマンドを実行して「/dev/sdb2」を「/data」にマウントした。「/dev/sdb2」を正しく(エラーの出ないように)アンマウントできるコマンドは次のうちどれか。(3つ選択)
# mount -t xfs /dev/sdb2 /data
# mount -t xfs /dev/sdb2 /data
正解
umount /dev/sdb2
umount /data
umount -at xfs
解説
アンマウントを行うには、umountコマンドを使用します。
umountコマンドの書式と主なオプションは以下のとおりです。
umount [オプション] [マウントされているデバイス名、またはマウントポイント]
上記の書式より、正解は
・umount /dev/sdb2
・umount /data
です。
なお、「/etc/mtab」ファイルには現在マウントされているファイルシステムの情報が格納されています。
「-at xfs」オプションを指定すると、現在マウントされている(「/etc/mtab」ファイルに記述されている)xfs形式のファイルシステムを全てアンマウントします。
したがって
・umount -at xfs
も正解です。
その他の選択肢については以下のとおりです。
・umount /dev/sdb2 /data
・umount /data /dev/sdb2
書式が誤っています。一応アンマウントされますが、「umount: /dev/sdb2: マウントされていません」といったエラーメッセージが表示されます。
umountコマンドは「デバイス名」または「マウントポイント」のどちらかを指定すればよいことに注意してください。
umountコマンドの書式と主なオプションは以下のとおりです。
umount [オプション] [マウントされているデバイス名、またはマウントポイント]
上記の書式より、正解は
・umount /dev/sdb2
・umount /data
です。
なお、「/etc/mtab」ファイルには現在マウントされているファイルシステムの情報が格納されています。
「-at xfs」オプションを指定すると、現在マウントされている(「/etc/mtab」ファイルに記述されている)xfs形式のファイルシステムを全てアンマウントします。
したがって
・umount -at xfs
も正解です。
その他の選択肢については以下のとおりです。
・umount /dev/sdb2 /data
・umount /data /dev/sdb2
書式が誤っています。一応アンマウントされますが、「umount: /dev/sdb2: マウントされていません」といったエラーメッセージが表示されます。
umountコマンドは「デバイス名」または「マウントポイント」のどちらかを指定すればよいことに注意してください。
参考
ファイルシステムにアクセスし、利用するためには、「マウント」を行う必要があります。
マウントとは、デバイスとその上に構築されているファイルシステムを OS に認識させ、指定のディレクトリに割り当て、そのディレクトリ以下のパスでファイルシステム内にアクセスできるようにすることです。
逆に、マウントされているファイルシステムを切り離し、マウント前の状態に戻すことを「アンマウント」といいます。
Linuxでマウントを行うには mountコマンドを使います。
mount [オプション] [デバイス] [マウント先]
「デバイス」にはデバイスファイルを指定します。(/dev/cdrom、/dev/sda1 など)
「マウント先」(「マウントポイント」とも呼ばれる)には、そのファイルシステムをどのディレクトリに割り当てるかを指定します。(/mnt、/media など)
なお、マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在する場合は、「デバイス」か「マウント先」のどちらか片方だけ指定すれば、もう片方は 「/etc/fstab」が参照され自動的に決定されます。
以下は「/etc/fstab」に設定が存在する場合のmountコマンドの書式です。オプションもファイルの設定が参照されますので、省略できます。
mount デバイス
または
mount マウント先
また、「デバイス」と「マウント先」どちらも指定しなかった(mount のみ実行した)場合は、現在マウントされているファイルシステムの一覧が、「/etc/mtab」ファイルの情報を元に表示されます。(マウント中のファイルシステムについては、下記「※マウント中のファイルシステムについて」もご参照ください。)
mountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
-o に続けて指定するマウントオプションとしては、「/etc/fstab」に記述するものと同じマウントオプションが利用できます。
以下の例では、-o ro と指定することで読み取り専用でマウントを行うよう指定しています。
例)ext3ファイルシステムの「/dev/sda2」を「/mnt/mydata」に読み取り専用(ro)でマウントする場合
# mount -t ext3 -o ro /dev/sda2 /mnt/mydata
また、アンマウントを行うには、umountコマンドを使います。
umount [オプション] [デバイスorマウント先]
既にマウントされているファイルシステムについて、デバイスかマウント先のどちらかを指定すればアンマウントされます。片方だけ指定すればよいことに注意します。
umountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
例)「/mnt/mydata」にマウントした「/dev/sda2」をアンマウントする場合
# umount /mnt/mydata
または
# umount /dev/sda2
なお、ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。
※マウント中のファイルシステムについて
「/etc/mtab」やmountコマンドのほかに、Linuxにおいて各種リソース情報を格納している「/proc」ディレクトリ配下のファイルでもマウント情報を確認することができます。
以下は、現在マウントされているファイルシステムを確認できるコマンドと、実行例です。
・mount
・cat /etc/mtab
・cat /proc/self/mounts
・cat /proc/mounts
なお、「/proc/self/mounts」と「/proc/mounts」の内容は、マウント名前空間の違いにより、ユーザによって異なる場合があります。(詳細は試験範囲外のため、割愛します。)
マウントとは、デバイスとその上に構築されているファイルシステムを OS に認識させ、指定のディレクトリに割り当て、そのディレクトリ以下のパスでファイルシステム内にアクセスできるようにすることです。
逆に、マウントされているファイルシステムを切り離し、マウント前の状態に戻すことを「アンマウント」といいます。
Linuxでマウントを行うには mountコマンドを使います。
mount [オプション] [デバイス] [マウント先]
「デバイス」にはデバイスファイルを指定します。(/dev/cdrom、/dev/sda1 など)
「マウント先」(「マウントポイント」とも呼ばれる)には、そのファイルシステムをどのディレクトリに割り当てるかを指定します。(/mnt、/media など)
なお、マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在する場合は、「デバイス」か「マウント先」のどちらか片方だけ指定すれば、もう片方は 「/etc/fstab」が参照され自動的に決定されます。
以下は「/etc/fstab」に設定が存在する場合のmountコマンドの書式です。オプションもファイルの設定が参照されますので、省略できます。
mount デバイス
または
mount マウント先
また、「デバイス」と「マウント先」どちらも指定しなかった(mount のみ実行した)場合は、現在マウントされているファイルシステムの一覧が、「/etc/mtab」ファイルの情報を元に表示されます。(マウント中のファイルシステムについては、下記「※マウント中のファイルシステムについて」もご参照ください。)
mountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
-o に続けて指定するマウントオプションとしては、「/etc/fstab」に記述するものと同じマウントオプションが利用できます。
以下の例では、-o ro と指定することで読み取り専用でマウントを行うよう指定しています。
例)ext3ファイルシステムの「/dev/sda2」を「/mnt/mydata」に読み取り専用(ro)でマウントする場合
# mount -t ext3 -o ro /dev/sda2 /mnt/mydata
また、アンマウントを行うには、umountコマンドを使います。
umount [オプション] [デバイスorマウント先]
既にマウントされているファイルシステムについて、デバイスかマウント先のどちらかを指定すればアンマウントされます。片方だけ指定すればよいことに注意します。
umountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
例)「/mnt/mydata」にマウントした「/dev/sda2」をアンマウントする場合
# umount /mnt/mydata
または
# umount /dev/sda2
なお、ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。
※マウント中のファイルシステムについて
「/etc/mtab」やmountコマンドのほかに、Linuxにおいて各種リソース情報を格納している「/proc」ディレクトリ配下のファイルでもマウント情報を確認することができます。
以下は、現在マウントされているファイルシステムを確認できるコマンドと、実行例です。
・mount
・cat /etc/mtab
・cat /proc/self/mounts
・cat /proc/mounts
なお、「/proc/self/mounts」と「/proc/mounts」の内容は、マウント名前空間の違いにより、ユーザによって異なる場合があります。(詳細は試験範囲外のため、割愛します。)
umount -at xfs の動作
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iorinun
投稿日 2023/03/03
umount -at xfsが正解に含まれていますが「/dev/sdb2」以外のマウントされているファイルシステムもアンマウントされてしまわないでしょうか?それとも「/dev/sdb2」以外もアンマウントされるが「/dev/sdb2」についても正常にアンマウントされるから正解ということでしょうか?
2023/03/05 16:33
もし /dev/sdb2 以外にも xfs でマウントされてるファイルシステムがあれば、アンマウントされると思います。
が、「/dev/sdb2 だけを」とか「他をアンマウントする事なく」とかの条件もないですし、他に xfs でマウントされてるファイルシステムがあるかもわからないので、考えなくていいところかと思います。
コメント
2023/05/17 20:21
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