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Oracle Master Silver SQL 2019(1Z0-071)
問題ID : 26872
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EMPLOYEES表の構造を確認してください。
以下の問合せの結果と同じデータ型を返すSQL文はどれですか。
SELECT SYSDATE - hiredate FROM employees
以下の問合せの結果と同じデータ型を返すSQL文はどれですか。
SELECT SYSDATE - hiredate FROM employees
正解
SELECT TO_CHAR(hiredate, 'RR') + 10 FROM employees;
解説
設問のSQL文のSYSDATE - hiredate(日付値 - 日付値)は、2つの日付値間の日数を計算するので、演算結果のデータ型は数値です。
選択肢のSQL文の中では、TO_CHAR(hiredate, 'RR')で年だけ文字列として取り出し、それに数値を加算した場合、暗黙的なデータ変換が行われ数値データが返ります。
以上より、
・SELECT TO_CHAR(hiredate, 'RR') + 10 FROM employees;
が正解となります。
その他の選択肢については次のとおりです。
・SELECT SYSDATE + hiredate FROM employees;
日付値 + 日付値の演算はできません。エラーとなるので、誤ったSQL文です。
・SELECT TRUNC(hiredate) FROM employees;
日付値を引数に指定するTRUNC関数は、書式が省略された場合は"DD"が指定されたものとして日付データ当日の午前0時を返します。結果のデータ型は日付値です。よって、誤ったSQL文です。
TRUNC(日付[, 書式]) : 引数で指定された日付値を切り捨てて返す
・SELECT ADD_MONTHS(hiredate, 3) FROM employees;
ADD_MONTHS関数は、引数で指定された日付のnヶ月後の日付を返す関数です。HIREDATEの日付から3か月後の日付を返すのでデータ型は日付値です。誤ったSQL文です。
・SELECT TO_NUMBER(hiredate) + 7 FROM employees;
TO_NUMBER関数は文字列を数値に変換します。引数に日付値は指定できずエラーとなるので、誤ったSQL文です。
選択肢のSQL文の中では、TO_CHAR(hiredate, 'RR')で年だけ文字列として取り出し、それに数値を加算した場合、暗黙的なデータ変換が行われ数値データが返ります。
以上より、
・SELECT TO_CHAR(hiredate, 'RR') + 10 FROM employees;
が正解となります。
その他の選択肢については次のとおりです。
・SELECT SYSDATE + hiredate FROM employees;
日付値 + 日付値の演算はできません。エラーとなるので、誤ったSQL文です。
・SELECT TRUNC(hiredate) FROM employees;
日付値を引数に指定するTRUNC関数は、書式が省略された場合は"DD"が指定されたものとして日付データ当日の午前0時を返します。結果のデータ型は日付値です。よって、誤ったSQL文です。
TRUNC(日付[, 書式]) : 引数で指定された日付値を切り捨てて返す
・SELECT ADD_MONTHS(hiredate, 3) FROM employees;
ADD_MONTHS関数は、引数で指定された日付のnヶ月後の日付を返す関数です。HIREDATEの日付から3か月後の日付を返すのでデータ型は日付値です。誤ったSQL文です。
・SELECT TO_NUMBER(hiredate) + 7 FROM employees;
TO_NUMBER関数は文字列を数値に変換します。引数に日付値は指定できずエラーとなるので、誤ったSQL文です。
参考
日付値に対し、加算や減算の演算を行えます。日付値に対して実行できる演算は次のとおりです。
[日付値 + 数値, 日付値 - 数値]
数値を日数として日付値に加算/減算します。演算結果は加算/減算後の日付値となります。
[日付値 + 数値/24, 日付値 - 数値/24]
数値を時間数として日付値に加算/減算します。演算結果は加算/減算後の日付値となります。
[日付値 - 日付値]
2つの日付値間の日数を計算します。演算結果は数値です。また、1日に満たない値は少数値となります。
なお、日付値 + 日付値の演算はできません。また、日付値に対して乗算（掛け算）や除算（割り算）もできませんので、注意しましょう。
[日付値 + 数値, 日付値 - 数値]
数値を日数として日付値に加算/減算します。演算結果は加算/減算後の日付値となります。
SQLを表示
SELECT SYSDATE, SYSDATE + 10 "10加算", SYSDATE - 10 "10減算"
FROM dual;
FROM dual;
[日付値 + 数値/24, 日付値 - 数値/24]
数値を時間数として日付値に加算/減算します。演算結果は加算/減算後の日付値となります。
SQLを表示
SELECT TO_CHAR(SYSDATE, 'RR-MM-DD HH24:MI:SS') "SYSDATE",
TO_CHAR(SYSDATE + 12/24, 'RR-MM-DD HH24:MI:SS')"12時間加算",
TO_CHAR(SYSDATE - 12/24, 'RR-MM-DD HH24:MI:SS') "12時間減算"
FROM dual;
TO_CHAR(SYSDATE + 12/24, 'RR-MM-DD HH24:MI:SS')"12時間加算",
TO_CHAR(SYSDATE - 12/24, 'RR-MM-DD HH24:MI:SS') "12時間減算"
FROM dual;
[日付値 - 日付値]
2つの日付値間の日数を計算します。演算結果は数値です。また、1日に満たない値は少数値となります。
SQLを表示
SELECT SYSDATE - hiredate
FROM employees;
FROM employees;
なお、日付値 + 日付値の演算はできません。また、日付値に対して乗算（掛け算）や除算（割り算）もできませんので、注意しましょう。
日時期間の計算について
r
ren4219
投稿日 2023/03/18
お世話になります。
こちらのOracle Master Silver SQL の問題で質問なのですが、SELECT SYSDATE - hiredate FROM employeesとSELECT TO_CHAR(hiredate, 'RR') + 10 FROM employees;についてTO_CHAR(hiredate, 'RR')で年だけ文字列にして10を足したら何で同じ結果になるのでしょうか。
すみません。
解説を読んでも解らなかったので、アドバイスの程お願い致します。
c
cent700
2023/03/18 14:01
「同じ結果」でなく、「結果が同じデータ型」ですね。
SYSDATE - hiredateは日付型-日付型なので、日数差を数値型で返します。
そのため、「演算結果が数値型になる問合せはどれですか？」と尋ねています。
確かにTO_CHAR(hiredate, 'RR')は年だけ取り出した文字列型ですが、
TO_CHAR(hiredate, 'RR') + 10だと、演算のために数値型への暗黙的な型変換をして、結果は数値型です。
コメント
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r ren4219
2023/03/18 18:00
すみません。 しっかり問題を理解してませんでした。 ありがとうございます。