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Oracle Master Silver SQL 2019(1Z0-071)
問題ID : 26679
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xとyの値は表の通りです。
次のSQL文の結果として誤っているものはどれですか。
SELECT x, y, COALESCE(x * 12 + y, x, y)
FROM dual;
次のSQL文の結果として誤っているものはどれですか。
SELECT x, y, COALESCE(x * 12 + y, x, y)
FROM dual;
正解
C
解説
COALESCE関数は引数の値を判定し、最初に見つかったNULL値以外の値を返す関数です。
設問の表のうち、Cは第1引数の計算結果と第2引数がNULL値となりますが、第3引数はNULL値ではないので、第3引数の値が返されるため誤りです。
以上より、
・C
が正解となります。
正解のSQL文の実行結果は次のようになります。
設問の表のうち、Cは第1引数の計算結果と第2引数がNULL値となりますが、第3引数はNULL値ではないので、第3引数の値が返されるため誤りです。
以上より、
・C
が正解となります。
正解のSQL文の実行結果は次のようになります。
SQLを表示
SELECT COALESCE(NULL + 12 + 150, NULL, 150)
FROM dual;
FROM dual;
参考
NULL値を扱う汎用関数には次の関数があります。
[NVL関数]
NVL関数は値がNULL値であった場合に、別の値を返す関数です。
使用法は以下の通りです。
NVL(式1, 式2)
第1引数の値がNULL値の場合、第2引数の値を返します。第1引数の値がNULL値でなければ、そのまま第1引数の値を返します。
ただし、第2引数に指定する式は、第1引数のデータ型と同じデータ型でなければなりません(暗黙的なデータ変換が行われる場合はエラーとなりません)。異なるデータ型を返す式を指定するとエラーとなります。
[NVL2関数]
NVL2関数は値がNULL値か否かを調べ、NULL値以外の場合は値A、NULL値の場合は値Bを返す関数です。
使用法は以下の通りです。
NVL2(式1, 式2, 式3)
第1引数の値がNULL値以外の場合、第2引数の値を返します。
第1引数の値がNULL値の場合、第3引数の値を返します。
ただし、第2引数と第3引数は同じデータ型でなければなりません(暗黙的なデータ変換が行われる場合はエラーとなりません)。異なるデータ型を返す式を指定するとエラーとなります。
[NULLIF関数]
NULLIF関数は2つの値を比較して、等しい場合にNULLを返す関数です。
使用法は以下の通りです。
NULLIF(式1, 式2)
第1引数と第2引数が等しい場合はNULL値を、等しくない場合は第1引数の値を返します。
なお、第1引数にはリテラルのNULL値以外の値を指定しなければなりません。
上記のように第1引数にリテラルのNULL値は指定できませんが、第1引数で指定した列の値などが結果としてNULL値となる場合は問題ありません。
第1引数が結果としてNULL値となる場合は、第2引数がいかなる値であっても、NULL値が返されます。(第2引数がNULL値であれば等しいのでNULL値、第2引数がNULL値以外であれば等しくないので第1引数のNULL値が返される為)
[COALESCE関数]
COALESCE関数は引数の値を判定し、最初に見つかったNULL値以外の値を返す関数です。
使用法は以下の通りです。
COALESCE(式1, 式2 [, 式3 ...])
引数に指定された式全てがNULL値の場合、COALESCE関数はNULL値を返します。
なお、COALESCE関数の引数は、すべて同じデータ型の値でなければなりません。異なるデータ型の値を指定するとエラーとなります(暗黙的なデータ変換は行われません)。
[NVL関数]
NVL関数は値がNULL値であった場合に、別の値を返す関数です。
使用法は以下の通りです。
NVL(式1, 式2)
第1引数の値がNULL値の場合、第2引数の値を返します。第1引数の値がNULL値でなければ、そのまま第1引数の値を返します。
SQLを表示
SELECT employee_id, employee_name, salary
FROM employees
WHERE employee_id IN (1017, 1018, 1019);
SELECT employee_id, employee_name, NVL(salary, 0)
FROM employees
WHERE employee_id IN (1017, 1018, 1019);
FROM employees
WHERE employee_id IN (1017, 1018, 1019);
SELECT employee_id, employee_name, NVL(salary, 0)
FROM employees
WHERE employee_id IN (1017, 1018, 1019);
ただし、第2引数に指定する式は、第1引数のデータ型と同じデータ型でなければなりません(暗黙的なデータ変換が行われる場合はエラーとなりません)。異なるデータ型を返す式を指定するとエラーとなります。
SQLを表示
SELECT NVL(manager_id, 'none')
FROM employees;
FROM employees;
[NVL2関数]
NVL2関数は値がNULL値か否かを調べ、NULL値以外の場合は値A、NULL値の場合は値Bを返す関数です。
使用法は以下の通りです。
NVL2(式1, 式2, 式3)
第1引数の値がNULL値以外の場合、第2引数の値を返します。
第1引数の値がNULL値の場合、第3引数の値を返します。
SQLを表示
SELECT salary, NVL2(salary, 1, 0)
FROM employees;
FROM employees;
ただし、第2引数と第3引数は同じデータ型でなければなりません(暗黙的なデータ変換が行われる場合はエラーとなりません)。異なるデータ型を返す式を指定するとエラーとなります。
SQLを表示
SELECT NVL2(commission, commission, 'none')
FROM employees;
FROM employees;
[NULLIF関数]
NULLIF関数は2つの値を比較して、等しい場合にNULLを返す関数です。
使用法は以下の通りです。
NULLIF(式1, 式2)
第1引数と第2引数が等しい場合はNULL値を、等しくない場合は第1引数の値を返します。
SQLを表示
SELECT employee_name, salary, commission, NULLIF(salary, commission/4)
FROM employees;
FROM employees;
なお、第1引数にはリテラルのNULL値以外の値を指定しなければなりません。
SQLを表示
SELECT NULLIF(NULL, 'database')
FROM dual;
FROM dual;
上記のように第1引数にリテラルのNULL値は指定できませんが、第1引数で指定した列の値などが結果としてNULL値となる場合は問題ありません。
第1引数が結果としてNULL値となる場合は、第2引数がいかなる値であっても、NULL値が返されます。(第2引数がNULL値であれば等しいのでNULL値、第2引数がNULL値以外であれば等しくないので第1引数のNULL値が返される為)
[COALESCE関数]
COALESCE関数は引数の値を判定し、最初に見つかったNULL値以外の値を返す関数です。
使用法は以下の通りです。
COALESCE(式1, 式2 [, 式3 ...])
引数に指定された式全てがNULL値の場合、COALESCE関数はNULL値を返します。
SQLを表示
SELECT commission, salary, employee_id,
COALESCE(commission, salary, employee_id)
FROM employees
WHERE employee_id >= 1016;
COALESCE(commission, salary, employee_id)
FROM employees
WHERE employee_id >= 1016;
なお、COALESCE関数の引数は、すべて同じデータ型の値でなければなりません。異なるデータ型の値を指定するとエラーとなります(暗黙的なデータ変換は行われません)。
SQLを表示
SELECT COALESCE(employee_id, employee_name, hiredate)
FROM employees;
FROM employees;
式中のNULLの扱い
投稿日 2023/03/21
今回の問題の選択肢C(x:NULL、y:150)のとき、
COALESCE(x * 12 + y, x, y)の第1引数がNULLになる理由がわかりません。
NULL * 12 + 150 は150にならないということでしょうか。
→式の中にNULLが入っている場合、答えは基本的にNULLなのでしょうか。(選択肢Aも同様)
初歩的な質問かもしれませんが、どなたか教えていただけないでしょうか。
この投稿に対して返信しませんか?
m masa12831
2023/03/21 21:33
そうなのですね!回答ありがとうございます。