助け合いフォーラム
AWS ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA-C03)
問題ID : 30260
問題を開く
クラウドコンピューティングのサービスモデルの一つであるIaaSの説明で正しいのはどれか。
正解
ネットワークやストレージを含むサーバー機能を提供するサービス
解説
IaaS(Infrastructure as a Service)は、ネットワークやストレージを含むサーバー機能を提供するサービスです。ユーザーはサーバーのスペックを選択し、OSやミドルウェアの導入をします。
したがって正解は
・ネットワークやストレージを含むサーバー機能を提供するサービス
です。
[オンプレミス、IaaS、PaaS、SaaSの比較イメージ]
その他の選択肢については、以下のとおりです。
・OSやミドルウェア、ランタイムなどのアプリケーション実行環境を含むプラットフォームを提供するサービス
「PaaS (Platform as a Service)」の説明なので、誤りです。
・アプリケーションを含むすべての機能を提供するサービス
「SaaS (Software as a Service)」の説明なので、誤りです。
・物理サーバーを設置するためのデーターセンターを提供するサービス
物理サーバーを設置するためのデーターセンターを提供するサービスは、ハウジングサービスまたはコロケーションサービスといいます。
クラウドコンピューティングのサービスモデルではないため、誤りです。
したがって正解は
・ネットワークやストレージを含むサーバー機能を提供するサービス
です。
[オンプレミス、IaaS、PaaS、SaaSの比較イメージ]
その他の選択肢については、以下のとおりです。
・OSやミドルウェア、ランタイムなどのアプリケーション実行環境を含むプラットフォームを提供するサービス
「PaaS (Platform as a Service)」の説明なので、誤りです。
・アプリケーションを含むすべての機能を提供するサービス
「SaaS (Software as a Service)」の説明なので、誤りです。
・物理サーバーを設置するためのデーターセンターを提供するサービス
物理サーバーを設置するためのデーターセンターを提供するサービスは、ハウジングサービスまたはコロケーションサービスといいます。
クラウドコンピューティングのサービスモデルではないため、誤りです。
参考
【オンプレミス】
オンプレミスとは「自社設備を自社運用する」環境のことです。
自社設備については
・機器選定
・機器調達
・設備管理
の手間がかかります。
また、自社運用については
・機器故障の対応
・稼働中に対応可能な人員の確保
が必要になります。
さらに、一旦購入、導入した機器や設備は簡単に変更できないため、ピーク需要の変化に柔軟に対応できません。そのため、オーバースペックな機器を導入したり、需要予測を誤って機器のスペックが不足する場合があります。
【クラウド】
AWSなどのクラウドコンピューティング(通称:クラウド)とは「インターネット越しに、必要なリソースにアクセスして使用する」環境のことです。
クラウドサービスを利用することによって以下のメリットが得られます。
・初期費用の削減
リソースを利用した分だけ料金を支払う(従量課金制)ため、将来の需要予測を元にハイスペックな機器や設備を事前に用意する必要がありません。
・コストメリット
多数の顧客に対応可能な機器や設備を調達するため、クラウドサービス側は調達に関するコストメリットを得ることができます。そのコスト削減効果がユーザの利用料に反映され、より低価格でクラウドサービスを使用できるようになっています。
・需要変化に対応
クラウドサービスは数分程度でリソースを用意できるため、急激な需要変化が起きてもスケールアップ/ダウン(リソースの処理能力の増減)やスケールアウト/イン(リソースの多重度の増減)で対応できます。
・導入スピードの向上
リソースが数分で用意できることを生かして、開発や検証に必要な実環境と同様の環境をすぐに用意することができます。そのため、ユーザはリソースの調達に関する時間や費用を抑えられ、また不要になった検証環境をすぐに破棄することでもコスト削減に効果があります。
・運用、保守に関する費用の削減
機器や設備を購入、管理する必要がないため、ラッキングや電力管理といった作業や、機器故障の対応が不要になります。
・グローバル化
クラウドサービスはインターネット経由で利用できるため、世界展開も容易になります。また、クラウドサービスは複数の地域(リージョン)で展開されているため、アプリケーションを複数のリージョンに展開することで世界各地域からのアクセスに低遅延で応答できるようにできます。
【オンプレミスとクラウドの比較】
クラウドでは総所有コスト(TCO)※に対して大きなメリットがあります。例えば、機器や設備の購入・管理が不要であることは、総所有コストを削減します。クラウドの利用によって浮いた費用や時間を、ビジネス分析やプロジェクト管理、開発業務などに充てることで、より付加価値の高い作業に集中できます。
※総所有コスト(TCO:Total Cost of Ownership):システムの設備機器の購入から破棄までにかかるトータルコストのこと
【クラウドコンピューティングのサービスモデル】
クラウドコンピューティングの代表的なサービスモデルに、IaaS、PaaS、SaaSがあります。
・IaaS (Infrastructure as a Service)
ネットワークやストレージを含むサーバー機能を提供するサービスです。ユーザーはサーバーのスペックを選択し、OSやミドルウェアの導入をします。
・PaaS (Platform as a Service)
OSやミドルウェア、ランタイムなどのアプリケーション実行環境を含むプラットフォームを提供するサービスです。ユーザーはインフラを意識せずに、アプリケーションの開発・導入ができます。
・SaaS (Software as a Service)
アプリケーションを含むすべての機能を提供するサービスです。ユーザーは機能のオプションを設定するだけでアプリケーションを利用できます。
[オンプレミス、IaaS、PaaS、SaaSの比較イメージ]
オンプレミスとは「自社設備を自社運用する」環境のことです。
自社設備については
・機器選定
・機器調達
・設備管理
の手間がかかります。
また、自社運用については
・機器故障の対応
・稼働中に対応可能な人員の確保
が必要になります。
さらに、一旦購入、導入した機器や設備は簡単に変更できないため、ピーク需要の変化に柔軟に対応できません。そのため、オーバースペックな機器を導入したり、需要予測を誤って機器のスペックが不足する場合があります。
【クラウド】
AWSなどのクラウドコンピューティング(通称:クラウド)とは「インターネット越しに、必要なリソースにアクセスして使用する」環境のことです。
クラウドサービスを利用することによって以下のメリットが得られます。
・初期費用の削減
リソースを利用した分だけ料金を支払う(従量課金制)ため、将来の需要予測を元にハイスペックな機器や設備を事前に用意する必要がありません。
・コストメリット
多数の顧客に対応可能な機器や設備を調達するため、クラウドサービス側は調達に関するコストメリットを得ることができます。そのコスト削減効果がユーザの利用料に反映され、より低価格でクラウドサービスを使用できるようになっています。
・需要変化に対応
クラウドサービスは数分程度でリソースを用意できるため、急激な需要変化が起きてもスケールアップ/ダウン(リソースの処理能力の増減)やスケールアウト/イン(リソースの多重度の増減)で対応できます。
・導入スピードの向上
リソースが数分で用意できることを生かして、開発や検証に必要な実環境と同様の環境をすぐに用意することができます。そのため、ユーザはリソースの調達に関する時間や費用を抑えられ、また不要になった検証環境をすぐに破棄することでもコスト削減に効果があります。
・運用、保守に関する費用の削減
機器や設備を購入、管理する必要がないため、ラッキングや電力管理といった作業や、機器故障の対応が不要になります。
・グローバル化
クラウドサービスはインターネット経由で利用できるため、世界展開も容易になります。また、クラウドサービスは複数の地域(リージョン)で展開されているため、アプリケーションを複数のリージョンに展開することで世界各地域からのアクセスに低遅延で応答できるようにできます。
【オンプレミスとクラウドの比較】
クラウドでは総所有コスト(TCO)※に対して大きなメリットがあります。例えば、機器や設備の購入・管理が不要であることは、総所有コストを削減します。クラウドの利用によって浮いた費用や時間を、ビジネス分析やプロジェクト管理、開発業務などに充てることで、より付加価値の高い作業に集中できます。
※総所有コスト(TCO:Total Cost of Ownership):システムの設備機器の購入から破棄までにかかるトータルコストのこと
【クラウドコンピューティングのサービスモデル】
クラウドコンピューティングの代表的なサービスモデルに、IaaS、PaaS、SaaSがあります。
・IaaS (Infrastructure as a Service)
ネットワークやストレージを含むサーバー機能を提供するサービスです。ユーザーはサーバーのスペックを選択し、OSやミドルウェアの導入をします。
・PaaS (Platform as a Service)
OSやミドルウェア、ランタイムなどのアプリケーション実行環境を含むプラットフォームを提供するサービスです。ユーザーはインフラを意識せずに、アプリケーションの開発・導入ができます。
・SaaS (Software as a Service)
アプリケーションを含むすべての機能を提供するサービスです。ユーザーは機能のオプションを設定するだけでアプリケーションを利用できます。
[オンプレミス、IaaS、PaaS、SaaSの比較イメージ]
「物理サーバを設置するためのデーターセンターを提供するサービス」は「ハウジング」だと思います
t
todo66
投稿日 2023/03/28
・物理サーバを設置するためのデーターセンターを提供するサービス
ユーザーがデーターセンターに物理サーバを設置するのは、クラウドサービスではなくオンプレミスなので、誤りです。
オンプレミスは自社で購入、自社に設置するのに対し、ハウジングでは自社で購入、他社のデータセンターに設置するので、こちらの回答としてはハウジングのほうが近いのかなと思いました。
参考:https://www.itmedia.co.jp/im/articles/1204/26/news141.html
スタッフからの返信
この投稿に対して返信しませんか?
s staff_satomi
2023/03/29 12:08
todo66様 ご指摘の点を修正いたしました。 ご報告いただきまして、誠にありがとうございます。