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2025/04/22 返信
コントローラの役割として「ネットワークの障害検出」は該当しない?

SDNでは、ネットワークの制御プレーンをコントローラが一元的に担います。具体的な役割は:

ネットワーク機器(スイッチ等)の制御・管理

ルーティングやフロー制御の集中管理

設定変更の指示

トラフィックの最適化

ネットワークポリシーの適用 など

■ 該当しないとされる「ネットワークの障害検出」について
たしかに、近年のSDNコントローラには、AIや機械学習を活用してネットワークの異常検知を行う機能を持つものがあります。あなたの解釈はその点で正しいです。

しかし、資格試験や基本的な問題設定では、**「コントローラの“本質的”・“主要”な役割」に限定して問われることが多いです。
つまり「障害検出」は“本来はネットワーク監視システム(例:SNMP, NetFlow)や外部連携のAIシステムの役割”**であり、コントローラの本来の中心的機能ではないと判断されて除外されるケースが多いです。

■ 例として正解になりやすいもの(2つ選ぶなら):
・ネットワーク機器の設定変更
→ コントローラはOpenFlowなどを通じてスイッチ等の設定を集中管理します。

増減するトラフィックの調整
→ トラフィックの流れを制御することで、輻輳やボトルネックを避けます。

■ 誤答とされる理由まとめ:
・ネットワークの障害検出:
 → 近年では行えるが、伝統的には監視系の別機能扱い。
 → 問題の意図は「基本機能」にフォーカスしている可能性が高い。

データプレーンを担当する:
 → データプレーンはスイッチ(機器)側の仕事。コントローラはあくまで制御プレーン。

分散配置され、各ネットワーク機器上で動作する:
 → コントローラは集中管理型が基本設計(もちろんHA構成はありうるが、問題では主に集中型として扱う)。

まとめ
AIによる障害検出機能が「コントローラに搭載されうる」のは事実ですが、
問題が問うているのは「コントローラが本来的に担うべき役割」です。

ですので、混乱してしまう気持ちもとてもよく分かりますが、試験問題ではその点を切り分けて判断すると良いですよ。

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