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2022/12/23 返信
自動集約について

Eigrp ではクラスフルの自動集約を行うという所がポイントです。
まず、クラスフルの概念について説明します。これが分からないと解けません。

IPアドレスには、クラスフルアドレスというものが存在し、8ビット単位のクラスによってネットワーク部とホスト部の境界を決めています。
クラスにはそれぞれクラスA、クラスB、クラスCが存在しています。

クラスAでは、先頭の1bitが0のアドレス。アドレス範囲は「0.0.0.0~127.255.255.255」が該当します。
ネットワーク部のビット数は8ビットになります。つまりCIDR表記で/8。

クラスBでは、先頭の2bitが10のアドレス。アドレス範囲は「128.0.0.0~191.255.255.255」が該当します。
ネットワーク部のビット数は16ビット。CIDR表記で/16。

クラスCでは、先頭の3bitが110のアドレス。アドレス範囲は「192.0.0.0~223.255.255.255」が該当します。
ネットワーク部のビット数は24ビット。CIDR表記で/24。

設問では、172.18.1.0や172.19.1.0というアドレスをEIGRPで自動集約しようとしていますよね。
EIGRPはクラスフルアドレスの概念で自動集約を行うので、172.18.1.0や172.19.1.0というアドレスは上記のクラスBの概念で集約されます。
つまり、クラスBで集約ということは、CIDR表記/16で集約するということになります。だから、「172.18.0.0/16」「172.19.0.0/16」ということになるのです。

逆に、192.168.1.0や192.168.2.0とかだったら、クラスフルアドレスのクラスCに該当するので/24で集約されます。 
10.0.0.0なんちゃらとかだったらクラスAに該当するので、/8で集約されるみたいな感じですね。

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