助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 22405
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SwitchCをSwitchBにトランク接続する。
接続後のリビジョン番号とVLAN情報はどのように変化するか。(2つ選択)
接続後のリビジョン番号とVLAN情報はどのように変化するか。(2つ選択)
正解
SwitchAのリビジョン番号が5になる
SwitchAにSwitchCのVLAN情報が同期される
解説
VLAN情報はリビジョン番号が一番大きなものを最新として、リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報を同期させます。
そのため、新たにスイッチを追加する場合は、既存のVLAN設定が変わってしまわないようにリビジョン番号をリセットしてから追加することが推奨されます。
よって正解は
・SwitchAのリビジョン番号が5になる
・SwitchAにSwitchCのVLAN情報が同期される
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・SwitchCのリビジョン番号が2になる
一番大きいリビジョン番号に同期するので、SwitchCのリビジョン番号は変わらないため誤りです。
・SwitchAのVLAN情報は変わらない
リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報が同期され、既存のVLAN設定が変わってしまうので誤りです。
・SwitchBのリビジョン番号が5になる
・SwitchBにSwitchCのVLAN情報が同期される
トランスペアレントモードはVLAN情報を同期せず、リビジョン番号は常に0なので誤りです。
そのため、新たにスイッチを追加する場合は、既存のVLAN設定が変わってしまわないようにリビジョン番号をリセットしてから追加することが推奨されます。
よって正解は
・SwitchAのリビジョン番号が5になる
・SwitchAにSwitchCのVLAN情報が同期される
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・SwitchCのリビジョン番号が2になる
一番大きいリビジョン番号に同期するので、SwitchCのリビジョン番号は変わらないため誤りです。
・SwitchAのVLAN情報は変わらない
リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報が同期され、既存のVLAN設定が変わってしまうので誤りです。
・SwitchBのリビジョン番号が5になる
・SwitchBにSwitchCのVLAN情報が同期される
トランスペアレントモードはVLAN情報を同期せず、リビジョン番号は常に0なので誤りです。
参考
【VTP】(VLAN Trunking Protocol)
VTPはスイッチ間でVLAN情報を同期するためのプロトコルです。
【VTPのモード】
VTPには「サーバモード」「クライアントモード」「トランスペアレントモード」という3つのモードがあります。
サーバモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除が可能です。
クライアントモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除はできません。
トランスペアレントモードはVLAN情報を同期しないモードです。VLANの作成と削除が可能です。
いずれのモードも、VLAN情報をトランクポートから転送します。
トランスペアレントモードは同期しませんが、他のスイッチから送られてきたVLAN情報の転送は行います。
そのため、サーバモードのスイッチとクライアントモードのスイッチの間にトランスペアレントモードのスイッチが存在する場合でも、サーバモードとクライアントモードのスイッチが同期できるようになっています。
【VTPによるVLAN情報の同期の条件】
1. トランクポートによる接続
2. VTPドメイン名の一致
3. VTPモードはサーバもしくはクライアント
4. VTPパスワードの一致(VTPパスワードが設定されている場合)
5. VTPバージョンの一致
<コマンド構文:VTPドメイン名の設定>
Switch(config)#vtp domain {VTPドメイン名}
<コマンド構文:VTPモードの変更>
Switch(config)#vtp mode {server | client | transparent}
<コマンド構文:VTPパスワードの設定>
Switch(config)#vtp password {パスワード}
<コマンド構文:VTPバージョンの変更>
Switch(config)#vtp version {1 | 2}
【VTPプルーニング】
VTPプルーニングとは、ブロードキャストの宛先VLANが存在しない(使われていない)スイッチへは、フレームを送らないようにする技術です。
VTPプルーニングを有効にすることで、不要なトラフィックを減らす事が出来ます。
<コマンド構文:VTPプルーニングの有効化>
Switch(config)#vtp pruning
【リビジョン番号】
VTPリビジョン番号は、VLANの設定変更があるたびに1ずつ増えていく数値です。
VLAN情報はリビジョン番号が一番大きなものを最新として、リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報を同期させます。
「サーバ」と「クライアント」はVLAN情報を同期するため、設定変更ごとにリビジョン番号が増えていきますが、「トランスペアレント」はVLAN情報を同期させないため、リビジョン番号は常に0になっています。
【VTPアドバタイズメント】
VLAN情報を同期するにあたり VTPでは「VTP要約アドバタイズメント」や「VTPアドバタイズメント要求」といったメッセージを使用します。
VTP要約アドバタイズメントは VTPドメイン名やリビジョン番号を通知するメッセージで、サーバモードのスイッチが5分毎に送信します。
VTPアドバタイズメント要求は、VTP要約アドバタイズメントメッセージを要求するためのメッセージです。サーバモードやクライアントモードのスイッチを再起動した場合や、VTPドメイン名を変更した場合に送信します。
【VTPの確認】
VTPの情報を確認するには「show vtp status」コマンドを使用します。
※IOSによって表示が異なる場合もあります
VTPはスイッチ間でVLAN情報を同期するためのプロトコルです。
【VTPのモード】
VTPには「サーバモード」「クライアントモード」「トランスペアレントモード」という3つのモードがあります。
サーバモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除が可能です。
クライアントモードはVLAN情報を同期するモードです。VLANの作成と削除はできません。
トランスペアレントモードはVLAN情報を同期しないモードです。VLANの作成と削除が可能です。
いずれのモードも、VLAN情報をトランクポートから転送します。
トランスペアレントモードは同期しませんが、他のスイッチから送られてきたVLAN情報の転送は行います。
そのため、サーバモードのスイッチとクライアントモードのスイッチの間にトランスペアレントモードのスイッチが存在する場合でも、サーバモードとクライアントモードのスイッチが同期できるようになっています。
【VTPによるVLAN情報の同期の条件】
1. トランクポートによる接続
2. VTPドメイン名の一致
3. VTPモードはサーバもしくはクライアント
4. VTPパスワードの一致(VTPパスワードが設定されている場合)
5. VTPバージョンの一致
<コマンド構文:VTPドメイン名の設定>
Switch(config)#vtp domain {VTPドメイン名}
<コマンド構文:VTPモードの変更>
Switch(config)#vtp mode {server | client | transparent}
<コマンド構文:VTPパスワードの設定>
Switch(config)#vtp password {パスワード}
<コマンド構文:VTPバージョンの変更>
Switch(config)#vtp version {1 | 2}
【VTPプルーニング】
VTPプルーニングとは、ブロードキャストの宛先VLANが存在しない(使われていない)スイッチへは、フレームを送らないようにする技術です。
VTPプルーニングを有効にすることで、不要なトラフィックを減らす事が出来ます。
<コマンド構文:VTPプルーニングの有効化>
Switch(config)#vtp pruning
【リビジョン番号】
VTPリビジョン番号は、VLANの設定変更があるたびに1ずつ増えていく数値です。
VLAN情報はリビジョン番号が一番大きなものを最新として、リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報を同期させます。
「サーバ」と「クライアント」はVLAN情報を同期するため、設定変更ごとにリビジョン番号が増えていきますが、「トランスペアレント」はVLAN情報を同期させないため、リビジョン番号は常に0になっています。
【VTPアドバタイズメント】
VLAN情報を同期するにあたり VTPでは「VTP要約アドバタイズメント」や「VTPアドバタイズメント要求」といったメッセージを使用します。
VTP要約アドバタイズメントは VTPドメイン名やリビジョン番号を通知するメッセージで、サーバモードのスイッチが5分毎に送信します。
VTPアドバタイズメント要求は、VTP要約アドバタイズメントメッセージを要求するためのメッセージです。サーバモードやクライアントモードのスイッチを再起動した場合や、VTPドメイン名を変更した場合に送信します。
【VTPの確認】
VTPの情報を確認するには「show vtp status」コマンドを使用します。
※IOSによって表示が異なる場合もあります
なぜリビジョン番号が同期されるのですか。
投稿日 2023/08/11
この問題において、答えはリビジョン番号は新しく追加されたスイッチと同じ数値となっています。参考資料や教科書を確認しても、リビジョン番号はvlanの作成やvlan情報の変更がある場合、“加算される”と習いました。どうして、元々の数値に+1ではなく、いきなり答えの数値になったのかわかる方、いらっしゃいますでしょうか。ご教授ください。
2023/08/11 15:28
解説のここですかね。
VLAN情報はリビジョン番号が一番大きなものを最新として、リビジョン番号が一番大きなものにVLAN情報を同期させます。
なので
- 最初は1
- VLAN設定が変更されたのでリビジョン番号が加算されて2になる
- すでにリビジョン番号が5のスイッチが接続されたので、一番大きな番号に同期されるので5になる
- Transparentモードのやつは同期しないので0のまま
という流れになるだけです。
コメント
この投稿に対して返信しませんか?
k kekeke_jp25
2023/08/12 22:27
リビジョン番号同期されるのですね。ありがとうございます!