助け合いフォーラム
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ルーティングテーブルに載る経路の優先度とEIGRPの再配布ルートの有効期限について
当該問題で不明な点が2つありますので質問させていただきます。
▼ルーティングテーブルに載る経路の優先度について
解説には、
「192.168.51.0の経路情報は以下のように再配送されていき、RCに戻ってきます。戻ってきた情報の方がiBGPで学習しているAD値よりも低いのでループが発生しています。」
とありますが、ルーティングテーブルに載る経路の優先度は、
「ロンゲストマッチ → メトリック → AD値」
の順と認識しています。
ロンゲストマッチは同じ宛先への経路なので同一とわかるのですが、
なぜメトリックに関する言及がないのにいきなりAD値の比較になるのでしょうか?
▼EIGRPの再配布ルートの有効期限について
解説には、
「RCはOSPFをEIGRPに再配送していないので、RAに192.168.51.0の経路情報が届かなくなり、RBにも届かなくなりループが解消する」
とありますが、再配布されたルートが受信できない場合、そのままルーティングテーブルには残らない仕様なのでしょうか?
上記Bing AIで質問すると以下が返ってきました。
「EIGRPは、デフォルトでは再配布されたルートに対して無効タイマーを設定しません。
これは再配布されたルートが、再配布元のルーティングプロセスからの更新情報を受信しなくても、EIGRPのデータベースに永久に保持されることを意味します。
したがって再配布ルートが受信できなくなっても、ルーティングテーブルには残り続けます。」
自分の勝手な認識としても再配布されたルートはそのまま残り続ける認識だったので、
Ping-tの解説とBing AIどっちが正しいか判断できなくなり質問させていただきました。
※ただ、Bing AIの回答内容がどのサイトにも載っていないのでもしかするとデタラメかもしれません…。その確認も込めて質問させていただきました。
自分の勝手な認識としても再配布されたルートはそのまま残り続ける認識
こちらのご認識が違っているのかと思います。
OSPFやEIGRPを使ったダイナミックルーティングはルーター同士が常にルート情報を交換しあって、ルーティングテーブルの最適化を動的に行うものです。
再配布されるルートも、ネットワークのトポロジが変わったり、設定が変更されたりした場合には更新されます。
経路情報が変更されてもルーティングテーブルに変化がないのであれば、ダイナミックルーティングのメリットがないですよね。。。
(手動でいちいち全部変更しないといけないスタティックルーティングと同じ)
OSPFはリンクステートデータベース(LSDB)、EIGRPはトポロジテーブルを持ち、各ルータがネットワーク全体のトポロジを保持しています。
ルーティングテーブルはLSDBやトポロジテーブルから最適な経路を選んで作成されます。
OSPFでは、ネットワーク内のすべてのOSPFルータが同じLSDBの情報を持ち、リンクの状態が変化するとLSDBが更新されます。
EIGRPでは、トポロジテーブルは隣接関係を持つルータ間で情報交換が行われ、トポロジの変更があれば、その変更情報が伝播されます。
LSDBやトポロジテーブルはほぼリアルタイムで更新され、これらをもとに作成されるルーティングテーブルにも古い経路情報が残り続けるということはありません。
参考になりそうなリンクをいくつか貼っておきます↓
【EIGRP】隣接テーブルとトポロジーテーブルの確認
ルータのプロトコル再配布の設定
Dynamic Routing
ルーティングテーブルを理解する
コメント
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退 退会ユーザ
2023/10/17 01:36
2つ目の質問について別の質問の仕方をすると以下が返ってきました。 「有効期限は、再配布先のルーティングプロトコルの種類や設定によって異なります。 たとえば、RIPへ再配布した場合は、デフォルトでは180秒間受信しないと無効になります。 EIGRPへ再配布した場合は、デフォルトでは180秒間受信しないとアクティブになり、3分間受信しないと無効になります。 OSPFへ再配布した場合は、デフォルトでは30分間受信しないと無効になります。」 しかし、これも該当するサイトの記載が見つかりませんでした…。 どれが本当なのでしょうか…。