助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 33326
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工場出荷状態のCatalystスイッチがMACアドレス学習を行うためには、どのような設定が必要か。
正解
特別な設定は必要ない
解説
【スイッチ】
スイッチはレイヤ2のデバイスです。スイッチの主な特徴は以下の通りです。
・受信したフレームの送信元MACアドレスを学習
・受信したフレームの宛先MACアドレスに従って転送
・VLANをサポート(論理的にLANを分割する機能)
これらの基本的なスイッチの機能は、工場出荷(何も設定を行っていない)状態のCatalystスイッチでも機能します。
これらの機能を使用するために特別な設定を行う必要はありません。
また、Catalystスイッチではこれらの機能に加え、すべてのポートがデフォルトで起動状態になっています。そのため、工場出荷(何も設定を行っていない)状態でも、電源投入後、ケーブル接続するだけでスイッチング(フレームの転送や破棄)を行うことができます。
よって、正解は
・特別な設定は必要ない
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・MACアドレス学習機能を有効にする
MACアドレスを学習するために特別な設定は必要ないため、誤りです。
・すべてのポートを起動する
工場出荷状態のCatalystはすべてのポートが起動状態です。また、MACアドレス学習には影響しないため、誤りです。
・MACアドレステーブルを手動で作成する
MACアドレステーブルを手動で作成しなくてもMACアドレス学習を行うため、誤りです。
・VLANを作成する
VLANを作成しなくてもMACアドレス学習を行うため、誤りです。
スイッチはレイヤ2のデバイスです。スイッチの主な特徴は以下の通りです。
・受信したフレームの送信元MACアドレスを学習
・受信したフレームの宛先MACアドレスに従って転送
・VLANをサポート(論理的にLANを分割する機能)
これらの基本的なスイッチの機能は、工場出荷(何も設定を行っていない)状態のCatalystスイッチでも機能します。
これらの機能を使用するために特別な設定を行う必要はありません。
また、Catalystスイッチではこれらの機能に加え、すべてのポートがデフォルトで起動状態になっています。そのため、工場出荷(何も設定を行っていない)状態でも、電源投入後、ケーブル接続するだけでスイッチング(フレームの転送や破棄)を行うことができます。
よって、正解は
・特別な設定は必要ない
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・MACアドレス学習機能を有効にする
MACアドレスを学習するために特別な設定は必要ないため、誤りです。
・すべてのポートを起動する
工場出荷状態のCatalystはすべてのポートが起動状態です。また、MACアドレス学習には影響しないため、誤りです。
・MACアドレステーブルを手動で作成する
MACアドレステーブルを手動で作成しなくてもMACアドレス学習を行うため、誤りです。
・VLANを作成する
VLANを作成しなくてもMACアドレス学習を行うため、誤りです。
参考
【スイッチ】
スイッチはレイヤ2のデバイスです。スイッチの主な特徴は以下の通りです。
・受信したフレームの送信元MACアドレスを学習
・受信したフレームの宛先MACアドレスに従って転送
・VLANをサポート(論理的にLANを分割する機能)
・MACアドレステーブルはVLAN毎に管理
【MACアドレステーブル】
学習したMACアドレスは、MACアドレステーブルで管理されます。MACアドレステーブルは以下のコマンドで表示できます。
#show mac address-table
(機種によっては #show mac-address-table)
Vlan・・・MACアドレスに対応するVLAN番号
Mac Address・・・学習したMACアドレス
Type・・・学習方法(STATIC=静的に学習 DYNAMIC=動的に学習)
Ports・・・MACアドレスを学習したポート(この先に対象のMACアドレスを持つデバイスが存在することを意味する)
※機種によって表示が多少異なる場合もあります
【スイッチの動作】
スイッチはフレームを受信すると、送信元MACアドレスを学習します。
MACアドレステーブルに受信したフレームの宛先MACアドレスと一致する情報が無ければ、そのフレームをフラッディング(受信ポート以外の全ポートから送信)します。
上記とは異なり、MACアドレステーブルに受信したフレームの宛先MACアドレスと一致する情報があれば、そのポートから転送します。
【VLANを分けている場合のフラッディング】
下図のSwitchAでは「Fa0/1, 0/2, 0/3はVLAN10」に、「Fa0/4はVLAN20」に、「Fa0/12」はトランクポート(複数のVLANに対応したポート)にしています。
VLANを分けている場合は、同じVLANにのみフラッディングします。
トランクポートがある場合は、トランクポートもフラッディングの対象になります。
スイッチはレイヤ2のデバイスです。スイッチの主な特徴は以下の通りです。
・受信したフレームの送信元MACアドレスを学習
・受信したフレームの宛先MACアドレスに従って転送
・VLANをサポート(論理的にLANを分割する機能)
・MACアドレステーブルはVLAN毎に管理
【MACアドレステーブル】
学習したMACアドレスは、MACアドレステーブルで管理されます。MACアドレステーブルは以下のコマンドで表示できます。
#show mac address-table
(機種によっては #show mac-address-table)
Vlan・・・MACアドレスに対応するVLAN番号
Mac Address・・・学習したMACアドレス
Type・・・学習方法(STATIC=静的に学習 DYNAMIC=動的に学習)
Ports・・・MACアドレスを学習したポート(この先に対象のMACアドレスを持つデバイスが存在することを意味する)
※機種によって表示が多少異なる場合もあります
【スイッチの動作】
スイッチはフレームを受信すると、送信元MACアドレスを学習します。
MACアドレステーブルに受信したフレームの宛先MACアドレスと一致する情報が無ければ、そのフレームをフラッディング(受信ポート以外の全ポートから送信)します。
上記とは異なり、MACアドレステーブルに受信したフレームの宛先MACアドレスと一致する情報があれば、そのポートから転送します。
【VLANを分けている場合のフラッディング】
下図のSwitchAでは「Fa0/1, 0/2, 0/3はVLAN10」に、「Fa0/4はVLAN20」に、「Fa0/12」はトランクポート(複数のVLANに対応したポート)にしています。
VLANを分けている場合は、同じVLANにのみフラッディングします。
トランクポートがある場合は、トランクポートもフラッディングの対象になります。
「スイッチはレイヤ2のデバイスです。」という文言について
k
ka2wo
投稿日 2024/01/11
【スイッチ】
スイッチはレイヤ2のデバイスです。スイッチの主な特徴は以下の通りです。
「スイッチはレイヤ2のデバイスです。」という文言について少し違和感がありました。
レイヤー3のスイッチも存在するためです。
「Catalystスイッチはレイヤ2のデバイスです。」に変えれば良いのかとも思いましたが、「Catalystスイッチ」にはレイヤー3もあるのでしょうか。
2024/01/11 13:47
CatalystにもL3機能を持ったものがありますね(中規模…3000系、大規模・コア向…9000系)
ただ、L3スイッチについては「L2スイッチ(スイッチングハブ)にL3(ルーティング)機能を付加した」というものではあるので、
大前提として「スイッチ=L2スイッチ」、という認識でいいと思っています。
コメント
この投稿に対して返信しませんか?
k ka2wo
2024/01/11 13:55
L3スイッチから、L3ルーター機能を省くと、L2スイッチになるので スイッチと言ったときは、L2スイッチである、と認識しても問題ないということですね。