助け合いフォーラム

Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 34801
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上記の設定内容として、正しい記述はどれか。(2つ選択)

正解

最大500台の無線LANクライアントがWLANに同時接続できる

30分でセッションタイムアウトになる

解説

設問の図は、WLCの設定画面です。
WLAN「Ping-t」の設定内容を表示しており、以下の内容が読み取れます。

※WLCの操作画面に表示される内容は WLCのバージョンによって多少異なります

よって、正解は
・最大500台の無線LANクライアントがWLANに同時接続できる
・30分でセッションタイムアウトになる
です。

その他の選択肢については、以下の通りです。
・最大200台の無線LANクライアントがWLANに同時接続できる
「Maximum Allowed Clients Per AP Radio」はAPごとの同時接続数の設定であり、WLANに同時接続できる最大数とは異なります。設問の設定では、最大500台の無線LANクライアントがWLANに同時接続できるため、誤りです。

・1800分でセッションタイムアウトになる
セッションタイムアウトは1800秒(=30分)のため、誤りです。

・SSIDは「Ping-t」である
「Ping-t」はWLAN名であり、SSIDではありません。設問の画面から設定されたSSIDは確認できないため、誤りです。
以下の「General」タブの画面でSSIDを確認することが可能です。

参考

【WLCのGUI操作】
管理者はブラウザを使いWLCにアクセスすることでGUIで操作できます。


[管理者PCの画面]
ブラウザのアドレスバーにWLCのIPアドレスを入力することでWLCにアクセスできます。

WLCのTOPページが表示されるので「Login」をクリックし、ユーザ名とパスワードを入力するとWLCの操作画面が表示されます。

[WLCログイン後の画面]


【WLCを使ったWLANの作成】
WLCは複数のWLANを作成できます。それぞれのWLANには異なるSSID、セキュリティ(認証方式や暗号化方式)、QoSなどを設定できます。
WLANを作成するには、「WLANs」メニューを開きます。WLANsメニューの画面には、現在作成済みのWLANのプロファイル名などが表示されています。新しくWLANを作成するには「New」を押下します。


[New押下後の画面]

「プロファイル名」(管理上の名前)と「SSID」(無線LANクライアントに表示される名前)を設定して「Apply」を押下することでWLANが作成できます。


【WLANプロファイルに用意されているタブ】
WLANのプロファイル名を選択することで、WLANプロファイルの設定を行えます。


プロファイルには「General」 「Security」 「QoS」 「Advanced」の4つのタブがあります。
「General」タブでは全般情報の確認と WLANの有効化/無効化、WLANとインターフェースのマッピングなどを行えます。


「Security」タブ下には「Layer 2」 「Layer 3」 「AAA Servers」タブがあります。
「Layer 2」タブでは、WEPやWPAやWPA2などの設定を行えます。

mixed mode(WPAのTKIPとAES、WPA2のTKIPとAESを有効)にした場合、クライアントはWPAのTKIPまたはAES、WPA2のTKIPまたはAESのどれでも接続可能になります。
ただし、mixed modeには接続できないクライアントも一部存在するので注意が必要です。

「Layer 3」タブでは、Web認証の有効化/無効化などを行えます。


「AAA Servers」タブでは、使用するRADIUSサーバの指定を行えます。


「QoS」タブではQoSの指定を行えます。


「Advanced」タブではDHCPなどの設定を行えます。


【MACフィルタリング】
MACフィルタリングとは、無線LANクライアントがAPに接続しようとするとき、その無線LANクライアントのMACアドレスに基づき、接続を許可、または拒否する機能です。

MACフィルタリングを使用するかどうかは、WLANごとに設定します。
設定したいWLANを選択し、「Security」タブの「Layer 2」タブを開きます。
MACフィルタリングを有効にしたい場合は、「MAC Filtering」にチェックを入れます。

※WLCの操作画面に表示される内容は WLCのバージョンによって多少異なります

WLCのローカルデータベースに登録されたMACアドレスリスト、または外部RADIUSサーバなどに登録されたMACアドレスリストを使用してフィルタリングを行うことができます。

MACフィルタリングは、WLCで行う認証のため、FlexConnectモードでローカル認証を行うAPに対しては機能しません。この場合はMACフィルタリングは無効にしておくことが推奨されています。
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同時接続の最大数と各APの周波数帯ごとの同時接続最大数について

投稿日 2024/03/04

Maximum Allowed Clients Per AP Radio」はAPごとの同時接続数の設定であり、WLANに同時接続できる最大数とは異なります。設問の設定では、最大500台の無線LANクライアントがWLANに同時接続できるため、誤りです。と記載があります。不明な箇所は①APごとの接続数とWLANの接続数は何が違うのでしょうか②無線LANクライアントとはWAPのことを指しているのでしょうか

2024/03/05 09:20

①APごとの接続数とWLANの接続数は何が違うのでしょうか

例えば、同一WLANに接続するAPが5台あるとして、それぞれにクライアント100台が接続しているとします。
この場合、最大数の設定値内なので、計500台のクライアントが同時接続できます。

一方、AP2台にそれぞれクライアントが250台、計500台のクライアントが接続する場合、それはできません。
APごとの接続数は200に制限されているので、1台のAPにつき200台を超えるクライアントはWLANに接続できません。

②無線LANクライアントとはWAPのことを指しているのでしょうか

WAPとはLAPの誤字でしょうか?
APと無線LANクライアントは別物です。
無線LANクライアントとは、PCなどのエンドデバイスを指します。


コメント

I I-chan0234

2024/03/05 12:40

ありがとうございます。理解出来ました。

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