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Site-to-Site VPNの選択肢の違いがわからない
以下2つの回答の違いはないと思います。
・開発用VPCのSite-to-Site VPNのVPNトンネルを複数設定し、VPN接続の冗長性を確保する
と
・オンプレミスのデータセンターに新たにカスタマーゲートウェイを追加し、Site-to-site VPN接続の冗長性を確保する
これだけの表現だと同じ意味かと思いますのこれで正解を導くのは厳しいかと思います。
設問のポイントってここですよね?
同社は、この構成における単一障害点をなくし、可用性を高めたいと考えている
単一障害点をなくすということは、現在単一障害点があるということになりますので、それがどこかが分かればすぐかと思います。
今の構成って
- 開発と本番のVPCはVPCピアリングされている→AWSの内部で冗長化ずみ
- 開発用VPCとオンプレミスDCはSite-to-Site VPN接続している。DC側には「単一の」カスタマーゲートウェイがある→DC側にシングルポイントがある
- 本番用VPCとオンプレミスDCは複数のAWS Direct Connect構成で通信している→Direct Connectの冗長化ずみ
この時点で単一障害点になりうるのは「開発用VPCとオンプレミスDC」です。それを踏まえて
・開発用VPCのSite-to-Site VPNのVPNトンネルを複数設定し、VPN接続の冗長性を確保する
と
・オンプレミスのデータセンターに新たにカスタマーゲートウェイを追加し、Site-to-site VPN接続の冗長性を確保する
前者は「VPNトンネル」を複数設定していますが、そもそも「トンネル」は論理的な接続のことです。論理的なパスを複数作成してもオンプレミス側のカスタマーゲートウェイの数は増えません(論理的なIPsec接続設定を増やすだけです)ので、単一障害点は変わりません。
※参考: https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/smb/routers/cisco-rv-series-small-business-routers/Configure-AWS-S2S.pdf
後者は「カスタマーゲートウェイ」という物理的な装置を増やしていますので、現状の「単一のカスタマーゲートウェイ」という単一障害点をなくせる構成変更です。参考の「○AWS Site-to-Site VPNの高可用性の実現」に記述がありますね。
こうしてみてみると、それぞれの選択肢の意味って違うものかと思いますが、どうでしょうか?
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