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ルーティングループ解消について
解答の中に、「RCはOSPFをEIGRPに再配送していないので、RAに192.168.51.0の経路情報が届かなくなり、RBにも届かなくなりループが解消する」と言った文言があるのですがこちらがあまり理解できておりません。
192.168.51.0の経路情報はBGPの情報がredistributeにより再配送されているので経路情報が届かなくなるという状況が発生するとは思えないのですが、どなたかわかる方がいらっしゃいましたらコメント頂けますと幸いです。。
28776の参考URLには以下のように記載されいています。
注:ルート再配布のメカニズムは、Ciscoルータ独自のものです。シスコ ルータの再配布ルールでは、再配布されたルートはルーティング テーブル内に格納されるように規定されています。ルートがルーティング トポロジまたはデータベース内にあるだけでは不十分です。アドミニストレーティブ ディスタンス(AD)が低いほうのルートが、常にルーティング テーブルに格納されます。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/docs/ip/enhanced-interior-gateway-routing-protocol-eigrp/8606-redist.html#ad
この前提を踏まえて、各ルータのルーティングテーブルに注目するとわかりやすいかもしれません。
まずは通常の動作
・RCがBGPで192.168.51.0を学習。「B 192.168.51.0」が載る
・RCはBGPをEIGRPに再配送しているのでRAに「B 192.168.51.0」を伝える
・RAのルーティングテーブルに192.168.51.0が載る
・RAがRBに192.168.51.0を伝える
・RBのルーティングテーブルに192.168.51.0が載る
・RBがRCに192.168.51.0を伝える
・RCは192.168.51.0をOSPFで学習。BGPよりもAD値が低いのでOSPFで学習した情報を使うようになる。「O E2 192.168.51.0」が載り「B 192.168.51.0」が消える
これでループができてしまいます。
ここからがPnt910_211さんの疑問点だと思いますが、こんな感じの動きになります。
・RCはOSPFをEIGRPに再配送していないのでRAに「O E2 192.168.51.0」を伝えない ※BGPの経路情報「B 192.168.51.0」はルーティングテーブルに無いので再配送で使われない
・RAのルーティングテーブルから192.168.51.0が消える
・RAがRBに192.168.51.0を伝えなくなる
・RBのルーティングテーブルから192.168.51.0が消える
・RBがRCに192.168.51.0を伝えなくなる
・RCのルーティングテーブルからOSPFで学習した192.168.51.0が消える
これでループが一旦解消されます。
そしてOSPFで学習しているRCの「O E2 192.168.51.0」が消えたので、BGPで学習している「B 192.168.51.0」がルーティングテーブルに復活する。BGPは再配送してるので・・・の繰り返しになるかと思われます。
コメント
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P Pnt910_211
2022/04/05 13:32
suzuki31iceさん ご回答いただきありがとうございます。大変わかりやすい説明で理解することができました。 再配布はルーティングテーブルにあるもののみ行われるのですね、、 この点が理解できておらず苦しんでおりました。 改めましてこの度はご回答ありがとうございました。