助け合いフォーラム
正解
GigabitEthernet0/1はトランクポートである
FastEthernet0/2の先にはスイッチまたはハブが接続されている
動的に学習したMACアドレスを表示している
解説
#show mac address-table [dynamic] [interface {インターフェース}]
dynamic … 動的に学習したエントリのみを表示する
interface {インターフェース} … 指定したインターフェースで学習したエントリのみを表示する
設問の出力は「dynamic」オプションが指定されていることから、動的に学習したMACアドレスのみを表示していることがわかります。
また
・Gi0/1は複数のVLANに所属するエントリを学習している
・Fa0/2は同一VLANに所属する複数のエントリを学習している
こともわかります。
上記のことから、以下のように接続されていると推測されます。
よって正解は
・GigabitEthernet0/1はトランクポートである
・FastEthernet0/2の先にはスイッチまたはハブが接続されている
・動的に学習したMACアドレスを表示している
です。
その他の選択肢については、以下のとおりです。
・静的に登録したMACアドレスを表示している
動的に学習したMACアドレスのみを表示しているので、誤りです。
・GigabitEthernet0/1はアクセスポートである
複数VLANに所属していることからトランクポートであることがわかりますので、誤りです。
Macアドレステーブルにおける各エントリのMacアドレス表示について
FastEthernet0/2の先にはスイッチまたはハブが接続されており、スイッチまたはハブに接続されているそれぞれの機器のMacアドレスが表示されています。
トランクポートであるGigabitEthernet0/1の先にもスイッチが接続されていますが、3つのエントリは全て同じMacアドレスが表示されています。
GigabitEthernet0/1の場合は接続先のスイッチのMacアドレスが表示されているのでしょうか?
また、FastEthernet0/2もトランクポートだと思うのですが、vlanが一つか複数かでMacアドレスの表示が変わってくるのでしょうか?
よろしくお願いします。
GigabitEthernet0/1の場合は接続先のスイッチのMacアドレスが表示されているのでしょうか?
はい、トランクリンクなので対向スイッチの(同一) MAC アドレスが見えているという状況ですね。
また、FastEthernet0/2もトランクポートだと思うのですが、vlanが一つか複数かでMacアドレスの表示が変わってくるのでしょうか?
ここがよくわからなかったのですが、なぜトランクポートだと思ったのでしょうか?Fa0/2 が紐づいた VLAN は 20 だけしかないので、
interface FastEthernet0/2
switchport mode access
switchport access vlan 20
となっている Fa0/2 の先にスイッチまたはハブが接続されているという状況かと思うのですが…
コメント
コメントありがとうございます。基本的な認識が不足しており大変勉強になります。
なぜトランクポートだと思ったのでしょうか?
アクセスポートの先にはPC,ルータが接続されるものだと思っていたのですが認識違いでしょうか?
また、アクセスポートのFa0/2の対向にハブやスイッチが接続されている場合は、対向のハブやスイッチの先につながっているそれぞれ機器のMacアドレスがMacアドレステーブルに記載されるのでしょうか?
トランクポートであるGigabitEthernet0/1は対向のスイッチのMacアドレスがMacアドレステーブルに記載されているため、なぜ違いがあるのかが分かりません。
コメント
基本はそうなのですが、そうでない場合もあります。
例としては、フロアスイッチ(その階のハブやスイッチを集約するスイッチ)と島ハブ(デスクが固まっている、いわゆる「島」ごとのハブ)をつなぐ場合なんかはそうですね。
アクセスポートの先にはフロアスイッチや島ハブなどが接続されることは知りませんでした。スイッチをトランクポートにして繋ぐ方がコリジョンドメインが増えて良いと思うのですがトランクポートにしない理由は複雑な仕組みになるのを避けるためとか予算の問題とかなのでしょうか?
見るべきポイントは「同一インターフェースに複数の VLAN が紐づいている」ところから「Gi0/1はトランクリンクである」と判断できるという部分であり、MACアドレスが同一かは関係ありませんでした。
私もそうではないかと思ったのですが、Macアドレスが気になってしまい、何か関連しているのではと思い、質問させていただきました。
outer on a Stick であればこのような見え方になりますね。
Macアドレステーブルに記載されるMacアドレスは、基本的に対向のハブやスイッチの先につながっている機器のものが記載されるが、Router on a Stick(など?)の場合は対向のスイッチのものが記載されるという認識でよろしいでしょうか?
コメント
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a arashi1977
2024/08/21 01:07
> はい、トランクリンクなので対向スイッチの(同一) MAC アドレスが見えているという状況ですね。 ごめんなさい、ここは私の誤認がありました。トランクリンクの対向装置のMACアドレスが表示されるわけではありませんでした。 見るべきポイントは「同一インターフェースに複数の VLAN が紐づいている」ところから「Gi0/1はトランクリンクである」と判断できるという部分であり、MACアドレスが同一かは関係ありませんでした。 再現できるかなぁと思って試行錯誤してみましたが、Router on a Stick であればこのような見え方になりますね。