助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 7353
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ネットワーク技術者数人でルータ3台のテストを行っている。
しかし、設定をした技術者との引継ぎが完全ではなかったため不明情報がある。
RouterAにコンソール接続したままRouterBの情報を調べたい。
上記を調べるために、あるコマンドを入力した。
RouterBの情報を調べるために使用したコマンドは何か。また、RouterBの情報として正しい記述はどれか(全て選択)
しかし、設定をした技術者との引継ぎが完全ではなかったため不明情報がある。
RouterAにコンソール接続したままRouterBの情報を調べたい。
上記を調べるために、あるコマンドを入力した。
RouterBの情報を調べるために使用したコマンドは何か。また、RouterBの情報として正しい記述はどれか(全て選択)
正解
show cdp neighbors detail
IPアドレスは 192.168.5.254 である
解説
「show cdp neighbors detail」を使用することで、CDPにより収集した隣接機器の詳細情報(IPアドレスなど)を表示できます。
「Device ID」には隣接機器のホスト名が、「IP address」には隣接機器のIPアドレスが表示されます。
設問の表示からは、以下の状態であることを読み取ることができます。
「Device ID」には隣接機器のホスト名が、「IP address」には隣接機器のIPアドレスが表示されます。
設問の表示からは、以下の状態であることを読み取ることができます。
参考
【CDP】(Cisco Discovery Protocol)
CDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「Cisco独自のプロトコル」です。
CDPを使うことで、隣接しているCiscoデバイスの情報を確認できます。
【LLDP】(Link Layer Discovery Protocol)
LLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「IEEE標準のプロトコル」です。
LLDPを使うことで、隣接デバイスの情報を確認できます。(Cisco以外のデバイスの情報も確認できる)
【CDPとLLDPの主な特徴】
【CDPとLLDPの主な伝達情報】
【CDPとLLDPの主な設定コマンド】
[コマンド構文:CDPまたはLLDPパケット送信間隔の変更]
(config)#{cdp | lldp} timer {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで得た情報の保持期間の変更]
(config)#{cdp | lldp} holdtime {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPを有効/無効にする]
(config)#[no] {cdp | lldp} run
[コマンド構文:特定のインターフェースでCDPを有効/無効にする]
(config-if)#[no] cdp enable
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの送信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp transmit
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの受信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp receive
[コマンド構文:LLDPの初期化の遅延時間の変更]
(config)#lldp reinit {秒}
【CDPとLLDPの確認コマンド】
上図のSwitchCで取得した情報を以下に記します。
[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報]
#show {cdp | lldp}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報(インターフェースごとに表示)]
#show {cdp | lldp} interface [インターフェース]
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の簡易情報]
#show {cdp | lldp} neighbors
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報]
#show {cdp | lldp} neighbors detail
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報(特定の機器のみ表示)]
#show {cdp | lldp} entry {ホスト名}
なお、ホスト名を「*」と入力した場合は全ての機器が対象になるので「show {cdp | lldp} neighbors detail」と同じ表示結果になります。
[コマンド構文:送受信したCDPまたはLLDPパケットの情報]
#show {cdp | lldp} traffic
CDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「Cisco独自のプロトコル」です。
CDPを使うことで、隣接しているCiscoデバイスの情報を確認できます。
【LLDP】(Link Layer Discovery Protocol)
LLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「IEEE標準のプロトコル」です。
LLDPを使うことで、隣接デバイスの情報を確認できます。(Cisco以外のデバイスの情報も確認できる)
【CDPとLLDPの主な特徴】
【CDPとLLDPの主な伝達情報】
【CDPとLLDPの主な設定コマンド】
[コマンド構文:CDPまたはLLDPパケット送信間隔の変更]
(config)#{cdp | lldp} timer {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで得た情報の保持期間の変更]
(config)#{cdp | lldp} holdtime {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPを有効/無効にする]
(config)#[no] {cdp | lldp} run
[コマンド構文:特定のインターフェースでCDPを有効/無効にする]
(config-if)#[no] cdp enable
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの送信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp transmit
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの受信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp receive
[コマンド構文:LLDPの初期化の遅延時間の変更]
(config)#lldp reinit {秒}
【CDPとLLDPの確認コマンド】
上図のSwitchCで取得した情報を以下に記します。
[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報]
#show {cdp | lldp}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報(インターフェースごとに表示)]
#show {cdp | lldp} interface [インターフェース]
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の簡易情報]
#show {cdp | lldp} neighbors
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報]
#show {cdp | lldp} neighbors detail
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報(特定の機器のみ表示)]
#show {cdp | lldp} entry {ホスト名}
なお、ホスト名を「*」と入力した場合は全ての機器が対象になるので「show {cdp | lldp} neighbors detail」と同じ表示結果になります。
[コマンド構文:送受信したCDPまたはLLDPパケットの情報]
#show {cdp | lldp} traffic
CDPのメリットはなんなのでしょうか?
投稿日 2024/10/06
この問題に直接は関係ないのですが、CDPのメリットはなんなのでしょうか?
CDPとLLDPの使い分けの考え方がわかっていません。
教えていただけると幸いです。
2024/10/07 00:39
CDP(Cisco Discovery Protocol) はその名の通り「隣接しているCiscoデバイスの情報を確認」するためのシスコ独自のプロトコルです。
対してLLDP(Link-Layer Discovery Protocol) は IEEE 802.1AB で規定された「標準」プロトコルであり、シスコ以外のベンダーも実装して利用しています。
使い分けたいかどうかは環境によると思います。全部シスコ製品だから CDP 使う、でもいいですし、シスコも含むマルチベンダーで構成しているから LLDP を使う、とか。オールシスコだけど標準準拠でいきたいから LLDP ってのもありですね。
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