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Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 29447
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(config)#lldp timer 10
上記コマンドについて正しい記述はどれか。

正解

LLDPパケットの送信間隔を10秒に変更する

解説

「lldp timer {秒}」はLLDPパケットの送信間隔を変更するコマンドです。
[コマンド構文:CDPまたはLLDPパケット送信間隔の変更]
(config)#{cdp | lldp} timer {秒}

よって正解は
・LLDPパケットの送信間隔を10秒に変更する
です。

その他の選択肢については、以下の通りです。
・LLDPパケットの送信間隔を10分に変更する
「lldp timer 10」はLLDPパケットの送信間隔を、10秒に変更するコマンドです。10分ではないので、誤りです。

・LLDPのホールドタイムを10秒に変更する
・LLDPのホールドタイムを10分に変更する
LLDPのホールドタイム(LLDP情報の保持期間)を変更するコマンドは「lldp holdtime {秒}」ですので、誤りです。

・LLDPの初期化の遅延時間を10秒に変更する
・LLDPの初期化の遅延時間を10分に変更する
LLDPの初期化の遅延時間を変更するコマンドは「lldp reinit {秒}」ですので、誤りです。

参考

【CDP】(Cisco Discovery Protocol)
CDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「Cisco独自のプロトコル」です。
CDPを使うことで、隣接しているCiscoデバイスの情報を確認できます。

【LLDP】(Link Layer Discovery Protocol)
LLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「IEEE標準のプロトコル」です。
LLDPを使うことで、隣接デバイスの情報を確認できます。(Cisco以外のデバイスの情報も確認できる)

【CDPとLLDPの主な特徴】


【CDPとLLDPの主な伝達情報】


【CDPとLLDPの主な設定コマンド】
[コマンド構文:CDPまたはLLDPパケット送信間隔の変更]
(config)#{cdp | lldp} timer {秒}

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで得た情報の保持期間の変更]
(config)#{cdp | lldp} holdtime {秒}

[コマンド構文:CDPまたはLLDPを有効/無効にする]
(config)#[no] {cdp | lldp} run

[コマンド構文:特定のインターフェースでCDPを有効/無効にする]
(config-if)#[no] cdp enable

[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの送信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp transmit

[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの受信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp receive

[コマンド構文:LLDPの初期化の遅延時間の変更]
(config)#lldp reinit {秒}

【CDPとLLDPの確認コマンド】

上図のSwitchCで取得した情報を以下に記します。

[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報]
#show {cdp | lldp}


[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報(インターフェースごとに表示)]
#show {cdp | lldp} interface [インターフェース]


[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の簡易情報]
#show {cdp | lldp} neighbors


[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報]
#show {cdp | lldp} neighbors detail


[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報(特定の機器のみ表示)]
#show {cdp | lldp} entry {ホスト名}

なお、ホスト名を「*」と入力した場合は全ての機器が対象になるので「show {cdp | lldp} neighbors detail」と同じ表示結果になります。

[コマンド構文:送受信したCDPまたはLLDPパケットの情報]
#show {cdp | lldp} traffic
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パケット?

公開日 2024/10/17

LLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せた”フレーム”を送信する「IEEE標準のプロトコル」とあるのに、設問の選択肢ではLLDP”パケット”とあるますが、どういうことでしょうか?

2024/10/18 09:33

確かにLLDPはイーサネットをベースにしたプロトコルですが、
一般的な説明において、データの単位をパケットと呼ぶことが多いので、LLDPパケットも層に関係なくデータ単位を指していると考えれば良いと思います。
Ciscoの文書でもLLDPが送信するフレームを「LLDPパケット」と呼んでいたりするので。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/switches/lan/catalyst1000/software/releases/15_2_7_e/configuration_guides/int_hw/b_1527e_int_and_hw_c1000_cg/configuring_lldp__lldp_med__and_wired_location_service.html#:~:text=120%20%E7%A7%92-,LLDP%20%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC,-%EF%BC%88%E3%83%91%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E6%9B%B4%E6%96%B0%E9%A0%BB%E5%BA%A6


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