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AWS ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA-C03)
問題ID : 37065
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ある法律事務所は、クライアントの契約書などの法的文書をデジタル形式で管理したいと考えている。事務所は文書データの改ざんがされていないことを保証し、データの変更履歴の正確性を検証できる必要がある。また、デジタル化するにあたってサーバー管理などの運用オーバーヘッドを最小限にしたいと考えている。
これらの要件を満たすソリューションは次のうちどれか。

正解

文書データをAmazon Quantum Ledger Database (Amazon QLDB) 台帳に保存・管理する

解説

Amazon Quantum Ledger Database (QLDB) は、フルマネージドの台帳データベースです。データの変更履歴をイミュータブル(不変的)に記録し、履歴が改ざんされていないことを暗号技術によって検証できます。QLDBはデータベースの全ての変更履歴が追跡できるので、金融取引の監査や法的文書の管理など変更履歴の正確性が求められるケースでの利用に適しています。
また、QLDBはフルマネージドサービスであるため、サーバー管理などの運用オーバーヘッドを最小限に抑えることができます。

したがって正解は
・文書データをAmazon Quantum Ledger Database (Amazon QLDB) 台帳に保存・管理する
です。

その他の選択肢については、以下のとおりです。

・文書データをAmazon S3バケットに保存し、バージョン管理を有効にする
S3のバージョン管理は、データの永続的な保存とバージョニングによる変更履歴を確認できますが、データの変更履歴の正確性を検証できる機能は提供していません。よって、誤りです。

・文書データをAmazon DynamoDBデータベースに保存・管理する
DynamoDBは、Key-Value型のデータ形式をサポートする高パフォーマンスなNoSQL型データベースですが、データの改ざん防止や変更履歴の検証機能は提供していません。よって、誤りです。

・文書データをAmazon Redshiftのデータウェアハウスで保存・管理する
Redshiftはペタバイト級のストレージに対応したデータウェアハウスであり、法的文書管理のようなユースケースには適していません。また、データの改ざん防止や変更履歴の検証機能は提供していません。よって、誤りです。

参考

【Amazon Quantum Ledger Database (QLDB) 】
Amazon Quantum Ledger Database (QLDB) は、フルマネージドの台帳データベースです。データの変更履歴をイミュータブル(不変的)に記録し、履歴が改ざんされていないことを暗号技術によって検証できます。QLDBはデータベースの全ての変更履歴が追跡できるので、金融取引の監査や法的文書の管理など変更履歴の正確性が求められるケースでの利用に適しています。

[改ざんの検証結果画面]
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QLDB終了予定だそうです

投稿日 2024/11/27

Amazon QLDB は、2025 年 7 月 31 日にサポートが終了することがアナウンスされています。移行先として、Aurora PostgreSQLは、pgAuditやAmazon S3、Aurora Database Activity Streamsなどを利用して、同様の監査機能やデータ管理を提供しています。

2024/11/29 16:28

この記事ですね。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/migration-from-amazon-qldb/
AWS試験の内容はAWSアップデートと同時に更新されるわけではないらしく、過去に私が受けたときはS3 Glacierのアップデートから半年以上経過していたにも関わらず旧S3 Glacierについての問題があったので、もしかしたらQLDBもしばらく出題範囲に入っているかもしれないですね。


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