助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 8334
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上記情報について正しい記述はどれか(2つ選択)
正解
CatAのFa0/6とFa0/7はLACPを使ったイーサチャネルの設定が行われている
CatAのFa0/6はactiveモードにしている
解説
「show lacp neighbor」を使用すると、LACPネイバーの情報が表示されます。
passiveモードとイーサチャネルを形成するモードは activeモードなので、CatA側はactiveモードにしていることがわかります。
よって正解は
・CatAのFa0/6とFa0/7はLACPを使ったイーサチャネルの設定が行われている
・CatAのFa0/6はactiveモードにしている
です。
なお、設問は以下の状態で取得した情報です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・CatAのFa0/6はpassiveモードにしている
「show lacp neighbor」で表示されるのはLACPネイバーの情報です。
そのため、passiveモードにしているのはCatAのFa0/6の対向側ということになります。また、passiveモードとイーサチャネルを形成するモードは activeモードなので、CatA側はactiveモードにしていることもわかります。
・CatAのFa0/7はonモードにしている
・CatAのFa0/7はautoモードにしている
・CatAのFa0/7はdesirableモードにしている
いずれもLACPを使用しないモードです。「show lacp neighbor」では表示されないので誤りです。
・CatAのFa0/6とFa0/7はPAgPを使ったイーサチャネルの設定が行われている
「show lacp neighbor」で表示されるのはLACPネイバーの情報なので誤りです。
passiveモードとイーサチャネルを形成するモードは activeモードなので、CatA側はactiveモードにしていることがわかります。
よって正解は
・CatAのFa0/6とFa0/7はLACPを使ったイーサチャネルの設定が行われている
・CatAのFa0/6はactiveモードにしている
です。
なお、設問は以下の状態で取得した情報です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・CatAのFa0/6はpassiveモードにしている
「show lacp neighbor」で表示されるのはLACPネイバーの情報です。
そのため、passiveモードにしているのはCatAのFa0/6の対向側ということになります。また、passiveモードとイーサチャネルを形成するモードは activeモードなので、CatA側はactiveモードにしていることもわかります。
・CatAのFa0/7はonモードにしている
・CatAのFa0/7はautoモードにしている
・CatAのFa0/7はdesirableモードにしている
いずれもLACPを使用しないモードです。「show lacp neighbor」では表示されないので誤りです。
・CatAのFa0/6とFa0/7はPAgPを使ったイーサチャネルの設定が行われている
「show lacp neighbor」で表示されるのはLACPネイバーの情報なので誤りです。
参考
【EtherChannel】
EtherChannelとは、複数の物理インターフェースを一つの論理インターフェースとして利用する技術です。
単純にスイッチ間を2本のケーブルで接続した場合、ループを防ぐためSTPの働きによって片方がブロックされることになります。
つまり、100Mの全二重として動作します。
EtherChannelを使用した場合は論理的に一つのインターフェースとして扱われるので、ループは発生しません。
つまり、200Mの全二重として動作することになります。
【コマンド構文:EtherChannelの設定】
【EtherChannelモードと組み合わせ】(○がEtherChannel形成)
EtherChannelを形成するには、対向のデバイスとEtherChannelモードを正しく組み合わせる必要があります。
【LACPとPAgP】
LACPはIEEE 802.3ad標準のEtherChannelネゴシエーションプロトコルで、非Ciscoデバイスとの接続で使用できます。
PAgPはCisco独自のEtherChannelネゴシエーションプロトコルで、非Ciscoデバイスとの接続は出来ません。
【ロードバランシング方式】
EtherChannelはロードバランシング(負荷分散)をサポートしています。
(config)#port-channel load-balance {src-ip | dst-ip | src-dst-ip | src-mac | dst-mac | src-dst-mac}
【レイヤ2 EtherChannelの設定例】
上記の設定を、対向のデバイスでも行う必要があります。
【レイヤ3 EtherChannelの設定例】
上記の設定を、対向のデバイスでも行う必要があります。
【EtherChannelでポートをバンドルする際にデバイス内、および対向のデバイスと共通にする必要がある設定】
・イーサーネットメディアタイプ
・速度とデュプレックス
・スイッチポートの種類(アクセスポート/トランクポート/レイヤ3ポート)
・割り当てるVLAN(アクセスポートの場合)
・ネイティブVLANと搬送するVLANの範囲(トランクポートの場合)
・トランキングモード(トランクポートの場合)
EtherChannelを形成した後にポートで上記の設定を変更すると、そのポートはバンドルから外れます。
【EtherChannelの確認】
EtherChannelを確認する主なコマンドは以下の通りです。
・show etherchannel
・show etherchannel summary
・show interfaces port-channel
・show etherchannel port
・show {pagp | lacp} neighbor
・show {pagp | lacp} counters
以下を設定した状況でそれぞれの表示を確認します。
・チャネルグループ5は「レイヤ2 EtherChannel」、「Fa0/1と0/2が所属」、「静的に設定」
・チャネルグループ7は「レイヤ3 EtherChannel」、「Fa0/3と0/4と0/5が所属」、「PAgPを使用」
・チャネルグループ10は「レイヤ2 EtherChannel」、「Fa0/6と0/7が所属」、「LACPを使用」
※状態確認のため、Fa0/2とFa0/5~7にはケーブルを接続しません
「show etherchannel」を使用すると、作成しているチャネルグループや、使用しているプロトコルなど情報が表示されます。
「show etherchannel summary」を使用すると、作成しているチャネルグループの状態や、使用しているプロトコルなどの簡易情報が表示されます。
「show interfaces port-channel {ポートチャネル番号}」を使用すると、指定したポートチャネル(論理インターフェース)の情報が表示されます。
「show etherchannel port」を使用すると、チャネルグループごとに各ポートの情報が表示されます。
「show pagp neighbor」を使用すると、PAgPネイバーの情報が表示されます。
「show lacp neighbor」を使用すると、LACPネイバーの情報が表示されます。
「show pagp counters」を使用すると、送受信しているPAgPパケットの数とエラーとなったパケットの数が表示されます。
カウントしているPAgPパケットの数は「clear pagp counters」コマンドでクリアできます。
「show lacp counters」を使用すると、送受信しているLACPパケットの数とエラーとなったパケットの数が表示されます。
カウントしているLACPパケットの数は「clear lacp counters」コマンドでクリアできます。
EtherChannelとは、複数の物理インターフェースを一つの論理インターフェースとして利用する技術です。
単純にスイッチ間を2本のケーブルで接続した場合、ループを防ぐためSTPの働きによって片方がブロックされることになります。
つまり、100Mの全二重として動作します。
EtherChannelを使用した場合は論理的に一つのインターフェースとして扱われるので、ループは発生しません。
つまり、200Mの全二重として動作することになります。
【コマンド構文:EtherChannelの設定】
【EtherChannelモードと組み合わせ】(○がEtherChannel形成)
EtherChannelを形成するには、対向のデバイスとEtherChannelモードを正しく組み合わせる必要があります。
【LACPとPAgP】
LACPはIEEE 802.3ad標準のEtherChannelネゴシエーションプロトコルで、非Ciscoデバイスとの接続で使用できます。
PAgPはCisco独自のEtherChannelネゴシエーションプロトコルで、非Ciscoデバイスとの接続は出来ません。
【ロードバランシング方式】
EtherChannelはロードバランシング(負荷分散)をサポートしています。
(config)#port-channel load-balance {src-ip | dst-ip | src-dst-ip | src-mac | dst-mac | src-dst-mac}
【レイヤ2 EtherChannelの設定例】
上記の設定を、対向のデバイスでも行う必要があります。
【レイヤ3 EtherChannelの設定例】
上記の設定を、対向のデバイスでも行う必要があります。
【EtherChannelでポートをバンドルする際にデバイス内、および対向のデバイスと共通にする必要がある設定】
・イーサーネットメディアタイプ
・速度とデュプレックス
・スイッチポートの種類(アクセスポート/トランクポート/レイヤ3ポート)
・割り当てるVLAN(アクセスポートの場合)
・ネイティブVLANと搬送するVLANの範囲(トランクポートの場合)
・トランキングモード(トランクポートの場合)
EtherChannelを形成した後にポートで上記の設定を変更すると、そのポートはバンドルから外れます。
【EtherChannelの確認】
EtherChannelを確認する主なコマンドは以下の通りです。
・show etherchannel
・show etherchannel summary
・show interfaces port-channel
・show etherchannel port
・show {pagp | lacp} neighbor
・show {pagp | lacp} counters
以下を設定した状況でそれぞれの表示を確認します。
・チャネルグループ5は「レイヤ2 EtherChannel」、「Fa0/1と0/2が所属」、「静的に設定」
・チャネルグループ7は「レイヤ3 EtherChannel」、「Fa0/3と0/4と0/5が所属」、「PAgPを使用」
・チャネルグループ10は「レイヤ2 EtherChannel」、「Fa0/6と0/7が所属」、「LACPを使用」
※状態確認のため、Fa0/2とFa0/5~7にはケーブルを接続しません
「show etherchannel」を使用すると、作成しているチャネルグループや、使用しているプロトコルなど情報が表示されます。
「show etherchannel summary」を使用すると、作成しているチャネルグループの状態や、使用しているプロトコルなどの簡易情報が表示されます。
「show interfaces port-channel {ポートチャネル番号}」を使用すると、指定したポートチャネル(論理インターフェース)の情報が表示されます。
「show etherchannel port」を使用すると、チャネルグループごとに各ポートの情報が表示されます。
「show pagp neighbor」を使用すると、PAgPネイバーの情報が表示されます。
「show lacp neighbor」を使用すると、LACPネイバーの情報が表示されます。
「show pagp counters」を使用すると、送受信しているPAgPパケットの数とエラーとなったパケットの数が表示されます。
カウントしているPAgPパケットの数は「clear pagp counters」コマンドでクリアできます。
「show lacp counters」を使用すると、送受信しているLACPパケットの数とエラーとなったパケットの数が表示されます。
カウントしているLACPパケットの数は「clear lacp counters」コマンドでクリアできます。
activeモードですか?
投稿日 2024/12/22
正解がactiveモードですが、SPとなっているのでpassiveモードでは?
2024/12/22 21:01
SP となっているのは相手側なので、こちら側が Passive だと LACP 構成できないので、Active だというのは特に間違いないのではないでしょうか。
LACP って Passive-Passive だとネゴシエーションできないですよね?
コメント
この投稿に対して返信しませんか?
P Pnt1162_020
2025/01/08 17:19
Fa0/6の接続先がSPということで、Active(自分側)-Passive(相手側)になるかと思います。よって、自分はActiveになるのではないでしょうか