助け合いフォーラム
正解
fdisk -l /dev/sda
解説
MBR形式のパーティションテーブルはfdiskコマンドで確認することができます。
fdiskコマンドの書式は以下のとおりです。
fdisk [-l] デバイス名
「-l」オプションは指定したデバイスのパーティションテーブルを表示します。
したがって正解は
・fdisk -l /dev/sda
です。
その他の選択肢については次のとおりです。
・fdisk -p /dev/sda
無効なオプションなので誤りです。
なお、「fdisk デバイス名」で指定したデバイスのパーティションを対話的に操作できますが(参考を参照)、その際に指定できるサブコマンド「p」(パーティションテーブルの表示)とは異なりますのでご注意ください。
その他の選択肢も全て存在しないオプションです。
参考
fdiskコマンドの書式は以下のとおりです。
fdisk [-l] デバイス名
「-l」オプションは指定したデバイスのパーティションテーブルを表示します。パーティションテーブルにはパーティションの情報が格納されています。
「-l」オプションを指定しない場合は、指定したデバイスのパーティションを対話的に操作することができます。
その後、サブコマンド「m」を入力すると、パーティションの操作で使用できるサブコマンドの一覧が表示されます。
fdiskコマンドの主なサブコマンドは以下のとおりです。
なお、作成したパーティションを利用するには、「mkfs」や「mke2fs」コマンドを利用してパーティションにファイルシステムを作成する必要があります。
また、作成したパーティションをスワップ領域として使用するには「mkswap」コマンドを利用します。
何故回答が一つに絞られる?
回答で「fdisk -l /dev/sda」と「fdisk --list /dev/sda」と迷った末に「fdisk -l /dev/sda」を選択して正解。
だけど、仮想サーバー上で両コマンドを叩いてみたら、結果は一言一句同じ。
WinMergeを使って両者の結果を調べてみたけど、双方同じと出る。一体何が違うのか分かりません。
同じ結果なら「fdisk --list /dev/sda」は何故不正解なのか。
誰か教えてくれませんか?
解説に「その他の選択肢も全て存在しないオプションです。」とあるように、--list オプションは昔は存在しませんでしたが、今は--list が-l と同じ動作をするようになっているので、問題の更新が必要なように思われます。
ウェブでfdisk のman ページを検索すると以下のように古いページも出てきて、昔は--list オプションが無かったことがわかります。これらのページには更新日付がないのでいつの内容かわからず、注意が必要です。
https://ja.manpages.org/fdisk/8
https://linux.die.net/man/8/fdisk
いつから--list オプションが使えるようになったか調べたところ、
https://git.kernel.org/pub/scm/utils/util-linux/util-linux.git/commit/?h=stable/v2.25&id=e3a4aaa7d3ce308172aa2c0cf2e241d310c762e3
が行われた後のutil-linux 2.25 (2014-10-24リリース)でした。Red Hat Enterprise Linux でいえばバージョン7では使えず8(2019-05-07リリース)から使えるようです。
コメント
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6 6se2oin
2025/01/05 21:03
回答ありがとうございます。 問題の方が古い情報なんですね。