助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 7228
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Ping-tという名前のVLANをネットワークに導入する際に、必要になるステップは次のうちどれか。(全て選択)
正解
VLANを作成する
VLANに名前を設定する
VLANをポートに割り当てる
解説
新しいVLANを導入する際の基本的な3つのステップは、以下のとおりです。
1.VLANを作成する
2.VLANに名前を設定する
3.VLANをポートに割り当てる
【コマンド構文:VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)
※VLANは、VLANコンフィグレーションモードを抜ける際に作成されます。
【コマンド構文:VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}
【設定例】

なお、VLANに名前を付けなかった場合、「VLAN+VLAN番号」が名前となります。

但し、実はポートにVLANを割り当てる際、そのVLANが作成されていなければ、VLANが自動で作成され、上記と同様にVLANの名前も自動で付きます。

とは言え、CCNAの試験でVLAN導入の必須ステップを問われた場合は、VLAN名の指定が無くとも(VLAN名は省略しても自動で付くというステップが必ず入るため)、最初に示した3つのステップが正解の選択肢となりえます。
他の選択肢にある、「VLANにIPアドレスを割り当てる」という事はありません。(スイッチのVLANインターフェースにIPアドレスを割り当てる事はありますが、必須ではありません。)
また、VTPはVLAN情報の共有を行う為のプロトコルですが、VLANを使う上で必須の機能ではありません。
1.VLANを作成する
2.VLANに名前を設定する
3.VLANをポートに割り当てる
【コマンド構文:VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)
※VLANは、VLANコンフィグレーションモードを抜ける際に作成されます。
【コマンド構文:VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}
【設定例】

なお、VLANに名前を付けなかった場合、「VLAN+VLAN番号」が名前となります。

但し、実はポートにVLANを割り当てる際、そのVLANが作成されていなければ、VLANが自動で作成され、上記と同様にVLANの名前も自動で付きます。

とは言え、CCNAの試験でVLAN導入の必須ステップを問われた場合は、VLAN名の指定が無くとも(VLAN名は省略しても自動で付くというステップが必ず入るため)、最初に示した3つのステップが正解の選択肢となりえます。
他の選択肢にある、「VLANにIPアドレスを割り当てる」という事はありません。(スイッチのVLANインターフェースにIPアドレスを割り当てる事はありますが、必須ではありません。)
また、VTPはVLAN情報の共有を行う為のプロトコルですが、VLANを使う上で必須の機能ではありません。
参考
【VLAN】
VLAN(Virtual LAN)とはユーザの物理的な位置に関係なく、ユーザを論理的にグループ分けできる技術です。
VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。

【コマンド構文:VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)
【コマンド構文:VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}
【VLAN番号】
・1~4094から指定(作成)可能
・デフォルトでVLAN1とVLAN1002~1005が作成済み
・デフォルトで作成されているVLANは削除できない
・デフォルトで全てのポートはVLAN1に所属(デフォルトVLANと呼ばれる)
【VLAN間ルーティング】
通常、異なるVLANに属するデバイスとの通信は出来ません。

異なるVLANに属するデバイスと通信するには、VLAN間ルーティングの設定が必要になります。
VLAN間ルーティングには「マルチレイヤスイッチを使った方法」や、1本のリンクでルータとL2スイッチを接続する「ルータ・オン・ア・スティック」(ROAS:Router-On-A-Stick)などがあります。
【マルチレイヤスイッチによるVLAN間ルーティング設定例】

マルチレイヤスイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルーティングの有効化
・SVI(Switch Virtual Interface)の作成
・インターフェースへのVLAN割り当て

【ルータ・オン・ア・スティックによるVLAN間ルーティングの設定例】(ROAS:Router-On-A-Stick)

スイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルータとの接続ポートをトランクポートに設定

ルータに必要な設定は以下の通りです。
・VLANごとのサブインターフェースを作成
・VLANカプセル化方式の指定とVLAN IDの指定
・サブインターフェースにIPアドレスを設定

なお、ルータ・オン・ア・スティックには、以下のような欠点があります。
・トランクリンク一箇所の障害がネットワーク全体に影響する(シングルポイント障害)
・トランクリンクにアクセスが集中するため、輻輳の原因になる(帯域幅問題)
VLAN(Virtual LAN)とはユーザの物理的な位置に関係なく、ユーザを論理的にグループ分けできる技術です。
VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。

【コマンド構文:VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)
【コマンド構文:VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}
【VLAN番号】
・1~4094から指定(作成)可能
・デフォルトでVLAN1とVLAN1002~1005が作成済み
・デフォルトで作成されているVLANは削除できない
・デフォルトで全てのポートはVLAN1に所属(デフォルトVLANと呼ばれる)
【VLAN間ルーティング】
通常、異なるVLANに属するデバイスとの通信は出来ません。

異なるVLANに属するデバイスと通信するには、VLAN間ルーティングの設定が必要になります。
VLAN間ルーティングには「マルチレイヤスイッチを使った方法」や、1本のリンクでルータとL2スイッチを接続する「ルータ・オン・ア・スティック」(ROAS:Router-On-A-Stick)などがあります。
【マルチレイヤスイッチによるVLAN間ルーティング設定例】

マルチレイヤスイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルーティングの有効化
・SVI(Switch Virtual Interface)の作成
・インターフェースへのVLAN割り当て

【ルータ・オン・ア・スティックによるVLAN間ルーティングの設定例】(ROAS:Router-On-A-Stick)

スイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルータとの接続ポートをトランクポートに設定

ルータに必要な設定は以下の通りです。
・VLANごとのサブインターフェースを作成
・VLANカプセル化方式の指定とVLAN IDの指定
・サブインターフェースにIPアドレスを設定

なお、ルータ・オン・ア・スティックには、以下のような欠点があります。
・トランクリンク一箇所の障害がネットワーク全体に影響する(シングルポイント障害)
・トランクリンクにアクセスが集中するため、輻輳の原因になる(帯域幅問題)
問題文に対する回答に違和感がありました
投稿日 2025/05/10
問題文にある「必要になる」という文言から、「マスト」な選択肢を選ぶことをイメージしました。
vlanに名前を付ける操作は解説にもある通り
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)
任意となっており、かならずしも「必要になる」操作にはないと解釈しました。
最初この問題を解いたときに「VLANに名前を設定する」という選択肢を外し不正解になりましたが、
本試験でも類似のような解釈の問題が出題されましたでしょうか?
2025/05/10 15:35
一般的な話は別として、問題文に
Ping-tという名前 のVLANをネットワークに導入する際
とあるので、VLAN に名前をつけるのが必須になるのは仕方ないかなと思います。
コメント
この投稿に対して返信しませんか?
Y Yasunori_Mi
2025/05/10 15:39
返信ありがとうございます。 そうですね、問題文の意図をくみ取れてませんでした。 ありがとうございます。クローズします。