rpmはRPM形式のパッケージのインストール・アンインストールなど、基本的なパッケージ管理を行うコマンドです。また、パッケージの参照および検査も行えます。

以下はrpmコマンドの参照・検査関連の主なオプションです。


上表より正解は
・RPMデータベースに格納されているファイルに関する情報と、インストールされたパッケージのファイルに関する情報を比較して変更（改ざんなど）が無いか検査する
・検査する内容は主にファイルのサイズ、MD5チェックサム、所有ユーザ、所有グループ、タイムスタンプである
です。

「-V(--verify)」オプションは、インストールされたファイルのサイズの変更や改ざんなどが無いかを検査します。

以下は実行例です。


「S」はファイルのサイズが異なっている、「5」は MD5 チェックサムが異なっている、「T」はファイルの修正時刻が異なっていることを表しています。
また、「c」は表示されているファイルが設定ファイルであることを表しています。

その他の選択肢については以下のとおりです。
・検査にあたり、インストール済みでないパッケージも対象とすることができる
RPMデータベースに格納されているファイルに関する情報と、インストールされたパッケージのファイルに関する情報を比較しますので、インストールされているパッケージが対象です。

・検査する内容は主にファイル名、インストール日時、インストールファイルの数、ソフトウエアバージョンである。
上表のとおり、ファイルのサイズ、MD5チェックサム、所有ユーザ、所有グループ、タイムスタンプ等を検査します。

・「-i」オプションとの併用により、インストール時に確認できる
上表のとおり、「-V」オプションと併用できるのは「-a(--all)」と「--nomd5」のみです。