助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 8384
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以下の内容でIPv6グローバルユニキャストアドレスを設定するにはどのコマンドを使用すれば良いか。
・サブネットIDの部分を手動で設定
・インターフェースIDの部分をMACアドレスを基に自動で生成
・サブネットIDの部分を手動で設定
・インターフェースIDの部分をMACアドレスを基に自動で生成
正解
(config-if)#ipv6 address 2001:0:0:1::/64 eui-64
解説
グローバルユニキャストアドレスはIPv4でのグローバルアドレスと同じ扱いで、全世界で一意となるアドレスです。アドレスのフィールドは以下の3つに分けられます。

IPv6アドレスの割り当てには複数の方法があります。

インターフェースIDの部分をMACアドレスを基に自動で生成するには「EUI-64」を使用します。
よって正解は
・(config-if)#ipv6 address 2001:0:0:1::/64 eui-64
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・(config-if)#ipv6 address 2001:0:0:1::1/64
インターフェースIDも含めて手動で設定しているので誤りです。
・(config-if)#ipv6 address autoconfig
・(config-if)#ipv6 address dhcp
サブネットIDの部分も含めて自動で設定することになるので誤りです。

IPv6アドレスの割り当てには複数の方法があります。

インターフェースIDの部分をMACアドレスを基に自動で生成するには「EUI-64」を使用します。
よって正解は
・(config-if)#ipv6 address 2001:0:0:1::/64 eui-64
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・(config-if)#ipv6 address 2001:0:0:1::1/64
インターフェースIDも含めて手動で設定しているので誤りです。
・(config-if)#ipv6 address autoconfig
・(config-if)#ipv6 address dhcp
サブネットIDの部分も含めて自動で設定することになるので誤りです。
参考
【ICMPv6】(Internet Control Message Protocol for IPv6)
ICMPv6は、IPv6用のICMPです。
ICMPv6では、IPv4で使われていたICMPのエラー通知などの機能に加えて、ARPに相当するアドレス解決の機能もあわせ持つようになりました。
ICMPv6の主な機能は以下の通りです。
・エラー通知:パケットが破棄された理由を送信元に通知する機能
・近隣探索:同一セグメント上のデバイスのアドレスを調べる機能(NDやNDPとも呼ばれる)
【NDPの主なポイント】(Neighbor Discovery Protocol:近隣探索プロトコル)
NDPは同一セグメント上のデバイスのMACアドレスを調べるために以下のICMPv6パケットを使用します。
・NS(Neighbor Solicitation:近隣要請):MACアドレスを問い合わせるパケット
・NA(Neighbor Advertisement:近隣広告):NSへの応答パケット
NDPは同一セグメント上のデバイスのIPv6アドレスを調べるために以下のICMPv6パケットを使用します。
・RS(Router Solicitation:ルータ要請):RAを要請するパケット
・RA(Router Advertisement:ルータ広告):セグメントのプレフィックスなどを伝えるパケット
NDPによって以下の機能が実現されます。
・MACアドレスの解決(IPv4のARPに相当)
・SLAAC(StateLess Address Auto Configuration:アドレスの自動設定)
・DAD(Duplicate Address Detection:重複アドレスの検出)
【IPv6アドレスの割り当て方法】
IPv6アドレスの割り当てには複数の方法があります。

【SLAAC】(StateLess Address Auto Configuration)
SLAACはIPv6に標準で搭載されたアドレス自動設定機能です。SLAACはICMPv6のNDPを利用して自動設定を行います。SLAACは以下の流れでアドレス設定を行います。

1. IPv6ルーティングが有効なルータが定期的にRAによって、そのセグメントのプレフィックスを広告する
2. ネットワークに追加されたホストはRSを送信し、ルータがRAを即時に送信するよう要求する
3. ホストは、受信したRAからプレフィックスを、EUI-64によってインターフェースIDを取得し、IPv6アドレスを自動設定する。また、RAを送信したルータのIPv6アドレスをデフォルトゲートウェイとして設定する
4.アドレス設定が完了し、通信が可能になる
【EUI-64】
EUI-64は、MACアドレス(48ビット)に「fffe」という16ビットをプラスし 64ビットにするフォーマットです。リンクローカルユニキャストアドレスのインターフェースIDを自動的に生成する際に利用されます。
例えば「11-22-33-44-55-66」というMACアドレスを持つインターフェースの場合、以下のように「1322:33ff:fe44:5566」というインターフェースIDになります。

EUI-64で生成されるインターフェースIDは64ビットですので、プレフィックス長は必然的に64ビット(/64)となります。言い換えれば、自動アドレス割り当てを利用する場合はプレフィックス長が64ビットとなるように設計する必要があります。
【コマンド構文:インターフェースのIPv6情報を表示】
#show ipv6 interface
上記コマンドにより、インターフェースに設定しているIPv6アドレスを確認することができます。
ICMPv6は、IPv6用のICMPです。
ICMPv6では、IPv4で使われていたICMPのエラー通知などの機能に加えて、ARPに相当するアドレス解決の機能もあわせ持つようになりました。
ICMPv6の主な機能は以下の通りです。
・エラー通知:パケットが破棄された理由を送信元に通知する機能
・近隣探索:同一セグメント上のデバイスのアドレスを調べる機能(NDやNDPとも呼ばれる)
【NDPの主なポイント】(Neighbor Discovery Protocol:近隣探索プロトコル)
NDPは同一セグメント上のデバイスのMACアドレスを調べるために以下のICMPv6パケットを使用します。
・NS(Neighbor Solicitation:近隣要請):MACアドレスを問い合わせるパケット
・NA(Neighbor Advertisement:近隣広告):NSへの応答パケット
NDPは同一セグメント上のデバイスのIPv6アドレスを調べるために以下のICMPv6パケットを使用します。
・RS(Router Solicitation:ルータ要請):RAを要請するパケット
・RA(Router Advertisement:ルータ広告):セグメントのプレフィックスなどを伝えるパケット
NDPによって以下の機能が実現されます。
・MACアドレスの解決(IPv4のARPに相当)
・SLAAC(StateLess Address Auto Configuration:アドレスの自動設定)
・DAD(Duplicate Address Detection:重複アドレスの検出)
【IPv6アドレスの割り当て方法】
IPv6アドレスの割り当てには複数の方法があります。

【SLAAC】(StateLess Address Auto Configuration)
SLAACはIPv6に標準で搭載されたアドレス自動設定機能です。SLAACはICMPv6のNDPを利用して自動設定を行います。SLAACは以下の流れでアドレス設定を行います。

1. IPv6ルーティングが有効なルータが定期的にRAによって、そのセグメントのプレフィックスを広告する
2. ネットワークに追加されたホストはRSを送信し、ルータがRAを即時に送信するよう要求する
3. ホストは、受信したRAからプレフィックスを、EUI-64によってインターフェースIDを取得し、IPv6アドレスを自動設定する。また、RAを送信したルータのIPv6アドレスをデフォルトゲートウェイとして設定する
4.アドレス設定が完了し、通信が可能になる
【EUI-64】
EUI-64は、MACアドレス(48ビット)に「fffe」という16ビットをプラスし 64ビットにするフォーマットです。リンクローカルユニキャストアドレスのインターフェースIDを自動的に生成する際に利用されます。
例えば「11-22-33-44-55-66」というMACアドレスを持つインターフェースの場合、以下のように「1322:33ff:fe44:5566」というインターフェースIDになります。

EUI-64で生成されるインターフェースIDは64ビットですので、プレフィックス長は必然的に64ビット(/64)となります。言い換えれば、自動アドレス割り当てを利用する場合はプレフィックス長が64ビットとなるように設計する必要があります。
【コマンド構文:インターフェースのIPv6情報を表示】
#show ipv6 interface
上記コマンドにより、インターフェースに設定しているIPv6アドレスを確認することができます。
別のサイトで見た問題です。
p
pika9150
投稿日 2025/05/25
指定されたIPv6プレフィックスとMACアドレスからIPv6アドレスを自動的に生成するコマンドはどれですか。
【1つ選択】
ipv6 address dhcp
ipv6 address 2001:068:5:112:2/64 link-local
ipv6 address autoconfig
ipv6 address 2001:068:5:112::/64 eui-64
ip address auto
正解が3になっていて,
解説が以下の通りですが,なぜ「ipv6 address 2001:068:5:112::/64 eui-64」が不正解でしょうか。
IPv6アドレスの設定コマンドは以下の通りとなります。
ipv6アドレスを「X:X:X:X::X/prefix」の形式で設定する。
例 router(config-if)# ipv6 address 2001:1:1:1::1/64
以下の通り、「ipv6 address autoconfig」コマンドを投入すると、指定されたプレフィクスとMACアドレスからIPv6アドレスを自動設定します。
Uzuzrouter(config-if)# ipv6 address autoconfig
この投稿に対して返信しませんか?
p pika9150
2025/05/25 21:06
失礼いたしました。 そのサイトで問い合わせフォームが見つかっていなくて、またping-tで似たような問題を解いたので、ここで問い合わせさせていただきました。