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AWS クラウドプラクティショナー(CLF-C02)
問題ID : 91469
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Well-Architected Frameworkの「パフォーマンス効率」を実現するための設計原則で、適切なのは次のうちどれか。

正解

サーバーレスアーキテクチャを使用し、サーバーの運用や管理を意識することなくサービスを展開する

解説

Well-Architected Frameworkの「パフォーマンス効率」の設計原則には、システムの要件に合わせてAWSリソースを効率的に使用し、需要の変化や技術の進化に対応しながらパフォーマンスを維持するための推奨事項が記載されており、「サーバーレスアーキテクチャを使用する」はそのうちの1つです。
- サーバーレスアーキテクチャを使用する … サーバーの運用や管理を意識することなくサービスを展開できます。

したがって、正解は
・サーバーレスアーキテクチャを使用し、サーバーの運用や管理を意識することなくサービスを展開する
です。

その他の選択肢については、以下のとおりです。

・AWS環境内のすべての操作を記録し、トレーサビリティを確保する
AWS Well-Architected Frameworkの「セキュリティ」の柱に関連する内容です。「セキュリティ」では、AWS上のデータやシステムをリスクから保護する設計を重視します。パフォーマンス効率の設計原則ではありませんので、誤りです。

・リソースの容量を事前に推測するのではなく、需要に応じて動的にスケールする
AWS Well-Architected Frameworkの「信頼性」の柱に関連する内容です。「信頼性」では、システムの可用性を最大化し、障害から迅速に復旧する設計を重視します。パフォーマンス効率の設計原則ではありませんので、誤りです。

・障害シナリオをシミュレーションし、リスクを特定して影響を予測する
AWS Well-Architected Frameworkの「運用上の優秀性(オペレーショナルエクセレンス)」の柱に関連する内容です。「運用上の優秀性(オペレーショナルエクセレンス)」では、AWSで構築したシステムを効率よく運用する設計を重視します。パフォーマンス効率の設計原則ではありませんので、誤りです。

参考

【Well-Architected Frameworkとは】
Well-Architected Frameworkは、AWSが提唱するクラウド設計・運用のベストプラクティス集です。AWSユーザーが、効率よく、コストパフォーマンスが高く、安全で信頼のおけるクラウドシステムを設計するためのサポートを目的としています。
Well-Architected Frameworkには「一般的な設計原則」と、6本の柱である「信頼性」「セキュリティ」「パフォーマンス効率」「コスト最適化」「運用上の優秀性(オペレーショナルエクセレンス)」「持続可能性」があります。

【パフォーマンス効率】
Well-Architected Frameworkの「パフォーマンス効率」の柱は、システムの要件に合わせてAWSリソースを効率的に使用し、需要の変化や技術の進化に対応しながらパフォーマンスを維持するための推奨事項が記載されています。全体の基本方針や考え方を示す「設計原則」と、その原則をもとに具体的な領域や取り組み内容を整理した「定義」が存在します。

■設計原則
・高度な技術を誰でも使えるようにする … 高度な技術の知識とサービスをクラウドが提供することにより、オンプレミスでは実装が難しい技術であっても容易に利用できます。
・数分でグローバルに展開する … 世界各地にある複数のAWSリージョン経由で、世界中から低遅延でサービスへアクセスできます。
・サーバーレスアーキテクチャを使用する … サーバーの運用や管理を意識することなくサービスを展開できます。
・より頻繁に実験する … 異なるタイプのサーバーやストレージ、設定を使用した比較テストをより頻繁に実施します。
・システムに対する精通の程度を考慮する … クラウドサービスの技術を理解し、実現したいシステムを最適な技術で実装します。

■定義
・アーキテクチャの選択 … 複数のソリューションと機能を組み合わせてパフォーマンスを向上させる。
ベストプラクティス例:ワークロードの設計にデータを活用し、データに基づいた意思決定を行う。公式ドキュメントやAWSサポートなどを活用し、ワークロードに適したアーキテクチャを選択する。

・コンピューティングとハードウェア … ワークロードにとって最適なコンピューティングソリューションを選択する。
ベストプラクティス例:AWS Auto Scalingを活用して需要の変動に合わせてリソースを動的に拡張・縮小し、パフォーマンスの最適化を図る。Amazon CloudWatchを利用し、CPUやメモリ使用率といったパフォーマンス関連のメトリクスを取得する。

・データ管理 … データストレージ、アクセスパターンや移動方法などのパフォーマンス効率を最適化する。
ベストプラクティス例:頻繁にアクセスされるデータはキャッシュする。Amazon CloudWatchなどでデータストアのパフォーマンスメトリクスを収集する。

・ネットワーキングとコンテンツ配信 … ネットワークトラフィックを最適化する。
ベストプラクティス例:ロードバランサーでトラフィックを複数のリソースやサービスに分散する。レイテンシーの影響を受けやすいサービスは、Amazon CloudFrontなどのコンテンツ配信サービスを利用する。

・プロセスと文化 … パフォーマンス効率を高める文化や取り組みを組織に根付かせる。
ベストプラクティス例:負荷テストでパフォーマンスを測定し、ボトルネックを特定する。AWS Systems Manager Automationなどで修正プロセスを自動化する。
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正解と解説、正しい?

投稿日 2026/02/03

問題文:Well-Architected Frameworkの「パフォーマンス効率」を実現するための設計原則で、適切なのは次のうちどれか。
①サーバーレスアーキテクチャを使用し、サーバーの運用や管理を意識することなくサービスを展開する
②リソースの容量を事前に推測するのではなく、需要に応じて動的にスケールする
③障害シナリオをシミュレーションし、リスクを特定して影響を予測する
④AWS環境内のすべての操作を記録し、トレーサビリティを確保する

上記で正解は①となっていいるが②も正解に思える。(解説では②は「信頼性」となっている。)
また、③が解説で「運用上の優秀性(オペレーショナルエクセレンス)」となっているが「信頼性」が正しいような気がする。

認識間違っていますでしょうか?

2026/02/04 06:18

どれも正しいように見える、という気持ちは分かります。
ただ、「〜な気がする」で判断するとブレやすいので、公式の定義で確認するのが確実だと思いますよ。
公式ページを見ていただくと分かると思いますが、今回の解説の分類で問題ないと思います。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/latest/framework/the-pillars-of-the-framework.html

② リソースの容量を事前に推測するのではなく、需要に応じて動的にスケールする
→ 信頼性の設計原則「容量を推測しない」に該当します。

③ 障害シナリオをシミュレーションし、リスクを特定して影響を予測する
→ 運用上の優秀性の設計原則「障害を予測する」に該当します。


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