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Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 8461
問題を開く
TCPとUDPについて正しい記述はどれか(3つ選択)

正解

TCPは信頼性を確保するための機能を持つ

TCPはフロー制御を行う

UDPはコネクションを確立しない

解説

【TCPとUDPの特徴】
TCP・・・コネクション型、信頼性有り、オーバーヘッドが大きい
UDP・・・コネクションレス型、信頼性無し、オーバーヘッドが小さい

TCPは通信の信頼性を確保するために以下の動作を行います。
・3ウェイハンドシェイクによるコネクションの確立
・ACKによる到達確認
・ウインドウサイズを利用したフロー制御

よって正解は
・TCPは信頼性を確保するための機能を持つ
・TCPはフロー制御を行う
・UDPはコネクションを確立しない
です。

その他の選択肢については、以下の通りです。
・TCPはリアルタイム通信に適している
リアルタイム通信はTCPよりもUDPの方が適しているので、誤りです。
VoIPなど、遅延に弱い通信はAckによる到達確認や再送などの信頼性よりも、一つ一つのパケットの小ささなどが重要視されます。

・UDPは3ウェイハンドシェイクを行う
UDPはコネクションレス型です。3ウェイハンドシェイクによるコネクションを確立しないので、誤りです。

参考

【トランスポート層】(OSI参照モデルの第4層)
トランスポート層は、通信の信頼性を実現する層です。
トランスポート層では、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)というプロトコルを使用します。

【TCPとUDPの特徴】
TCP・・・コネクション型、信頼性有り、オーバーヘッドが大きい
UDP・・・コネクションレス型、信頼性無し、オーバーヘッドが小さい

【TCPヘッダとUDPヘッダ】


【主なプロトコルとポート番号】
ポート番号とは、どのアプリケーション(プロトコル)宛のパケットかを識別するための番号です。
例えばポート番号が「443」のパケットを受信した場合は「HTTPS」宛のパケットということがわかります。

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[TCPとUDP] 軽微な誤りの報告

公開日 2022/11/29

回答選択肢および「解説」にて、

[誤] TCPはリアルタイム通信に適してる
[正] TCPはリアルタイム通信に適している

ここだけ口語調なのは誤植の類かと思われました。

スタッフからの返信

s staff_koba

2022/11/30 10:37

tnishita2さん ご指摘の点を修正致しました。 ご報告、誠にありがとうございました。

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