Telnetとは、端末を遠隔操作するためのプロトコルです。
ただし、Telnetはデータを平文（クリアテキスト）で送るため、重要な情報が盗聴されるなどの危険性があります。

Telnetを確立するためには、Telnetされる側のデバイスでVTYパスワードを設定しておく必要があります。
これは、仮想端末にログインする際のパスワードで、セキュリティ上の理由から、VTYパスワードを設定していないデバイスではTelnetを許可しないものとなっています。
VTYパスワードを設定するには、以下のコマンドを使用します。
【コマンド構文】
Router(config)#line vty 0 4
Router(config-line)#password {パスワード}
Router(config-line)#login

なお、ルータの機種やIOSのバージョンにより、passwordコマンドとloginコマンドの順番が逆になることがあります。

【そのほかの選択肢について】
・SSHよりもセキュリティレベルが高い
Telnetはデータを平文（クリアテキスト）で送りますが、SSHはデータを暗号化して送るためSSHの方がセキュリティレベルが高いと言えます。

・Cisco製のデバイスはTelnetをサポートしていないのでSSHを使用するしかない
Cisco製のデバイスはTelnetとSSHの両方をサポートしています。

・ポート番号は22である
Telnetのポート番号は23です。

・UDPを使用している
TelnetはTCPを使用します。