助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 31221
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PC1からPC2へ通信する。Eの時点におけるフレームの宛先MACアドレスと、Fの時点におけるフレームの送信元MACアドレスはどれか。なお、見やすさのためMACアドレスは省略して記載している。(2つ選択)
正解
Eの宛先MAC:dddd
Fの送信元MAC:aaaa
解説
同一VLAN内での通信の場合、スイッチを通過する前後で宛先・送信元MACアドレスは書き換えられず、同じになります。
設問の通信の流れを見ていきます。
まず、PC1がフレームを作成し送出します。フレームの宛先MACアドレスはARPで取得したPC2のMACアドレス、送信元MACアドレスは自身のMACアドレスです。
次に、スイッチがフレームを受信します。スイッチは宛先MACアドレスとMACアドレステーブルを照らし合わせ、適切なインターフェースから転送します。
最後に、PC2はフレームの宛先MACアドレスが自身のMACアドレスであることを確認しフレームを受け入れます。
よって正解は
・Eの宛先MAC:dddd
・Fの送信元MAC:aaaa
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・Eの宛先MAC:bbbb
・Eの宛先MAC:cccc
同一VLAN内の通信の場合、フレームの宛先MACアドレスは最終的な宛先ホストのMACアドレスです。よって誤りです。
・Fの送信元MAC:bbbb
・Fの送信元MAC:cccc
同一VLAN内の通信の場合、フレームの送信元MACアドレスはフレームを作成したホストのMACアドレスです。よって誤りです。
設問の通信の流れを見ていきます。
まず、PC1がフレームを作成し送出します。フレームの宛先MACアドレスはARPで取得したPC2のMACアドレス、送信元MACアドレスは自身のMACアドレスです。
次に、スイッチがフレームを受信します。スイッチは宛先MACアドレスとMACアドレステーブルを照らし合わせ、適切なインターフェースから転送します。
最後に、PC2はフレームの宛先MACアドレスが自身のMACアドレスであることを確認しフレームを受け入れます。
よって正解は
・Eの宛先MAC:dddd
・Fの送信元MAC:aaaa
です。
その他の選択肢については、以下の通りです。
・Eの宛先MAC:bbbb
・Eの宛先MAC:cccc
同一VLAN内の通信の場合、フレームの宛先MACアドレスは最終的な宛先ホストのMACアドレスです。よって誤りです。
・Fの送信元MAC:bbbb
・Fの送信元MAC:cccc
同一VLAN内の通信の場合、フレームの送信元MACアドレスはフレームを作成したホストのMACアドレスです。よって誤りです。
参考
【VLAN】
VLAN(Virtual LAN)とはユーザの物理的な位置に関係なく、ユーザを論理的にグループ分けできる技術です。
VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。
【コマンド構文:VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)
【コマンド構文:VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}
【VLAN番号】
・1~4094から指定(作成)可能
・デフォルトでVLAN1とVLAN1002~1005が作成済み
・デフォルトで作成されているVLANは削除できない
・デフォルトで全てのポートはVLAN1に所属(デフォルトVLANと呼ばれる)
【VLAN間ルーティング】
通常、異なるVLANに属するデバイスとの通信は出来ません。
異なるVLANに属するデバイスと通信するには、VLAN間ルーティングの設定が必要になります。
VLAN間ルーティングには「マルチレイヤスイッチを使った方法」や、1本のリンクでルータとL2スイッチを接続する「ルータ・オン・ア・スティック」(ROAS:Router-On-A-Stick)などがあります。
【マルチレイヤスイッチによるVLAN間ルーティング設定例】
マルチレイヤスイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルーティングの有効化
・SVI(Switch Virtual Interface)の作成
・インターフェースへのVLAN割り当て
【ルータ・オン・ア・スティックによるVLAN間ルーティングの設定例】(ROAS:Router-On-A-Stick)
スイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルータとの接続ポートをトランクポートに設定
ルータに必要な設定は以下の通りです。
・VLANごとのサブインターフェースを作成
・VLANカプセル化方式の指定とVLAN IDの指定
・サブインターフェースにIPアドレスを設定
なお、ルータ・オン・ア・スティックには、以下のような欠点があります。
・トランクリンク一箇所の障害がネットワーク全体に影響する(シングルポイント障害)
・トランクリンクにアクセスが集中するため、輻輳の原因になる(帯域幅問題)
VLAN(Virtual LAN)とはユーザの物理的な位置に関係なく、ユーザを論理的にグループ分けできる技術です。
VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。
【コマンド構文:VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)
【コマンド構文:VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}
【VLAN番号】
・1~4094から指定(作成)可能
・デフォルトでVLAN1とVLAN1002~1005が作成済み
・デフォルトで作成されているVLANは削除できない
・デフォルトで全てのポートはVLAN1に所属(デフォルトVLANと呼ばれる)
【VLAN間ルーティング】
通常、異なるVLANに属するデバイスとの通信は出来ません。
異なるVLANに属するデバイスと通信するには、VLAN間ルーティングの設定が必要になります。
VLAN間ルーティングには「マルチレイヤスイッチを使った方法」や、1本のリンクでルータとL2スイッチを接続する「ルータ・オン・ア・スティック」(ROAS:Router-On-A-Stick)などがあります。
【マルチレイヤスイッチによるVLAN間ルーティング設定例】
マルチレイヤスイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルーティングの有効化
・SVI(Switch Virtual Interface)の作成
・インターフェースへのVLAN割り当て
【ルータ・オン・ア・スティックによるVLAN間ルーティングの設定例】(ROAS:Router-On-A-Stick)
スイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルータとの接続ポートをトランクポートに設定
ルータに必要な設定は以下の通りです。
・VLANごとのサブインターフェースを作成
・VLANカプセル化方式の指定とVLAN IDの指定
・サブインターフェースにIPアドレスを設定
なお、ルータ・オン・ア・スティックには、以下のような欠点があります。
・トランクリンク一箇所の障害がネットワーク全体に影響する(シングルポイント障害)
・トランクリンクにアクセスが集中するため、輻輳の原因になる(帯域幅問題)
MACアドレス変更の認識確認
投稿日 2023/01/11
MACアドレス変更の認識について確認させてください。
-
ルーターを通って別のネットワークに通信する場合はMACアドレスが変わる
→ルーターを通らない、同一ネットワーク内はMACアドレスが変わらない -
同一VLAN=同一ネットワーク内での通信ではMACアドレスは変わらない
→別のVLANに通信する場合はMACアドレスが変わる?
という認識であっていますか?
2023/01/11 16:49
・ルーターを通って別のネットワークに通信する場合はMACアドレスが変わる
→ルーターを通らない、同一ネットワーク内はMACアドレスが変わらない
こちらにつきましてはその通りで、上記の認識で間違っていません。ネットワークを超える(別のネットワークへ入ったり出たり)場合はMACアドレスは変わります。
ルーターAからの通信がBを経由してCに行きたい場合、Source(送信元) MAC Addressは最初はAのMACアドレス、Distination(宛先) MAC AddressはBのものになります。
が、Bでは送信元MACアドレスは自身のBのMACアドレスが使用され、宛先MACアドレスもCのものへと変わります。
・別のVLANに通信する場合に毎度MACアドレスが変わってしまうと、VLAN同士での通信が成り立たなくなってしまうため基本的に変わることはありません。(NAホルダーでNP勉強中ですが、間違ってしまっていたら申し訳ございません。)
併せて、送信元/宛先IPの決まりも確認しておくといいかもしれません。応援しております、頑張ってください。
コメント
この投稿に対して返信しませんか?
t tsuyumi_s
2023/01/11 17:04
早々のご返信ありがとうございます!