助け合いフォーラム

Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 7568
問題を開く
SVIについて正しい記述はどれか(3つ選択)

正解

SVIはIPアドレスを設定して使用する

SVIは仮想インターフェースである

VLANのデフォルトゲートウェイになる

解説

SVI(Switch Virtual Interface)とはVLANに関連付けられた仮想インターフェースのことで、IPアドレスを設定して使用します。
レイヤ3スイッチのSVIに設定されたIPアドレスは、該当のVLANに属する端末のデフォルトゲートウェイとして使用できます。

【SVI設定例:VLAN10のSVIを作成】


よって正解は
・SVIはIPアドレスを設定して使用する
・SVIは仮想インターフェースである
・VLANのデフォルトゲートウェイになる
です。

その他の選択肢については以下の通りです。
・SVIは物理インターフェースである
SVIは仮想インターフェースです。

・レイヤ2ループを防ぐ技術である
上記は「STP」の説明です。

・WAN接続で使用するルータのインターフェースである
上記は「serialインターフェース」の説明です。

参考

【VLAN】
VLAN(Virtual LAN)とはユーザの物理的な位置に関係なく、ユーザを論理的にグループ分けできる技術です。
VLANで論理的にグループ分けすることにより、異なるVLANに属しているユーザとは通信できないようになります。


【コマンド構文:VLAN作成】
(config)#vlan {vlan番号}
(config-vlan)#name {vlan名} (任意)

【コマンド構文:VLANの割り当て】
(config-if)#switchport access vlan {VLAN番号}

【VLAN番号】
・1~4094から指定(作成)可能
・デフォルトでVLAN1とVLAN1002~1005が作成済み
・デフォルトで作成されているVLANは削除できない
・デフォルトで全てのポートはVLAN1に所属(デフォルトVLANと呼ばれる)

【VLAN間ルーティング】
通常、異なるVLANに属するデバイスとの通信は出来ません。

異なるVLANに属するデバイスと通信するには、VLAN間ルーティングの設定が必要になります。
VLAN間ルーティングには「マルチレイヤスイッチを使った方法」や、1本のリンクでルータとL2スイッチを接続する「ルータ・オン・ア・スティック」(ROAS:Router-On-A-Stick)などがあります。

【マルチレイヤスイッチによるVLAN間ルーティング設定例】

マルチレイヤスイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルーティングの有効化
・SVI(Switch Virtual Interface)の作成
・インターフェースへのVLAN割り当て


【ルータ・オン・ア・スティックによるVLAN間ルーティングの設定例】(ROAS:Router-On-A-Stick)

スイッチに必要な設定は以下の通りです。
・ルータとの接続ポートをトランクポートに設定


ルータに必要な設定は以下の通りです。
・VLANごとのサブインターフェースを作成
・VLANカプセル化方式の指定とVLAN IDの指定
・サブインターフェースにIPアドレスを設定


なお、ルータ・オン・ア・スティックには、以下のような欠点があります。
・トランクリンク一箇所の障害がネットワーク全体に影響する(シングルポイント障害)
・トランクリンクにアクセスが集中するため、輻輳の原因になる(帯域幅問題)

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SVI(Switch Virtual Interface)

公開日 2023/01/22

誤りかもしれない点の報告です。問題ID 7568と7752の「解説」のところに

SVI(Switched Virtual Interface)

とありますが、問題ID 7568の「参考」のところでは

SVI(Switch Virtual Interface)

とあり、Switched とSwitch で表記がゆれています。
私が確認した範囲では、個人サイトや個人投稿を除くと、Switch 表記が多数派のようでした。

スタッフからの返信

s staff_koba

2023/01/23 10:10

tnishita2さん ご指摘の点を修正致しました。 ご報告、誠にありがとうございました。

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