助け合いフォーラム

情報処理技術者試験

ITパスポート
問題ID : 2571
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ある部品の生産ラインは二つの工程A,Bの順で構成されており,各工程の機械台数,部品1個の生産に要する作業時間,不良率は表のとおりである。1日の稼働時間を10時間とするとき,この生産ラインの1日の生産能力(良品が生産される数)は何個か。ここで,工程Aでの不良品は工程Bには送らないものとする。また,機械の故障時間や段取り時間,工程間の仕掛品在庫は考えないものとし,仕掛中のものは終了時間が来ても最後まで仕上げるものとする。

正解

171

解説

生産ラインとは、ある製品を大量に製造するために作られた、流れ作業による組み立て工程のことです。
設問より、作業は工程A工程Bを行い、機械の故障時間や段取り時間、工程間の仕掛品在庫は考えないということですので、1日の作業は次のように進めることができます。





1日の稼働時間10時間で工程Aで生産される部品数を考えると、工程Aの機械台数は1台、作業時間は3分ですので、

 (10 × 60) ÷ 3 = 200(個)

となり、工程Aでは1日に200個の作業を行うことができます。

ただし、200個のうち5%は不良品ですので、生産される良品の個数は、

 200 × (1 - 0.05)
    = 200 × 0.95
    = 190(個)


となります。

工程Bには良品が190個送られてきますが、工程Bは10%の不良率ですので、工程Bで生産される良品の個数は、

 190 × (1 - 0.1)
    = 190 × 0.9
    = 171(個)


です。

以上より、171が正解となります。

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解説の中にある60という数字の意味

公開日 2023/06/13

解説の中に(10 × 60) ÷ 3 = 200(個)という計算式がありますが、この60はどこから来たものなのでしょうか?
私の見落としなどだったら本当に申し訳ないことですが、時間をかけてもわからないためお手数ですが、ご教授願います。

2023/06/13 08:53

60分のことだと思います。

1日の稼働時間10時間で工程Aで生産される部品数を考えると、工程Aの機械台数は1台、作業時間は3分ですので、

 (10 × 60) ÷ 3 = 200(個)

というのは、
 (稼働時間数 ×1時間の分数)÷1個生産するためにかかる分数 = 1日あたりの生産個数
ということで、つまり
  1日の稼働分数       ÷1個生産するためにかかる分数 = 1日あたりの生産個数
を意味しているのではないでしょうか。

※老婆心ですが、新しい過去問を中心に解かれた方が合格率を上げられると思います~
 昔の出題内容や用語は、最新の試験とは傾向が異なっていますので・・・


コメント

j jeronimmo521

2023/06/14 04:29

ありがとうございます! すっきり解決しました。 「これから合格に向けてやっていくぞ」というところだったので、2500問すべてやらなければ、と思っていました。 アドバイスに従って新しい問題を中心にやっていこうと思います。 (余談ですが、合格率を上げるためにも運営さんは古い問題は消してくれればいいのに・・・と思いました。すべて解かないと「コンプリート」の称号は得られないわけで。)

m m7jgc

2023/06/15 12:50

お役にたててよかったです! ITパスポートの試験範囲はすごく広いですよね>< 運営の方も時々ここを見ているようなので、私たちの声が何かしら届くといいですね。 合格お祈りしています~!

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