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ルータIDはルータごとに1つ選出されます。
プライオリティはセグメント(インターフェース)ごとに見ます。
これは設定まで考えを進めるとわかりやすいかもしれません。
ルータIDの設定例
(config)#router ospf 1
(config-router)#router-id 1.1.1.1 ←ルータIDはルータコンフィグレーションモードで設定します
この設定が無い場合にインターフェースのIPアドレスを借りてルータIDとして利用します。プライオリティは見ません。
7189のRBはルータIDのルールに従ってS0/0のIPアドレスが使われます。S0/0のプライオリティは関係ないです。
プライオリティの設定例
(config)#interface GigabitEthernet 0/1
(config-if)#ip ospf priority 255 ←プライオリティはインターフェースコンフィグレーションモードで設定します
7189のRBはFa0/0で接続しているので、Fa0/0のプライオリティが対象になります。
そのためプライオリティを変更する方法としての正解は以下の2つになります。
・RAのFa0/0のプライオリティの値だけ2にする
・RBのFa0/0とRCのFa0/1のプライオリティの値を0にする
それでもまだ納得できない場合はもう少し規模を広げてイメージすると良いかもしれません。
「DRとBDRはセグメントごとに選出されます。」の下にある図をご確認ください。
https://www.infraexpert.com/study/ospfz7.html
プライオリティはインターフェースごとに個別で設定できるので、DRを偏らせずにすむようになっています。
もしもこれがルータIDのようにルータごとに1つとなると、255にしたら全てのセグメントでDRになってしまいますし、0にしたら全てのセグメントでDR/BDRに参加しないことになるなど、色々と不便になってしまいます…
呼び方いろいろあるのかもですね。Cisco公式ガイドと呼ばれるCCNA 200-301 Official Cert GuideだとPing-tさんと同じような書き方になってました。
これで見れるかわかりませんが、一応みれそうなURL付けておきます。
Figre 23-7です。
試験対応的にはどんな言い回しできても対応できるようにしておくと、本番であわてなくてすむかもしれませんね。