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2023/07/18
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ルーティングプロトコルにおける経路の選択問題について
- T1の経路を通るルートをA
- 56Kbpsのを通るルートをB
として遅延と帯域幅を比較してみましょう。
(1)まず、遅延を求めてみましょう。
シリアルケーブルの場合、遅延はデフォルトで20000μsecとなっております。
http://jukenki.com/contents/cisco/ccna-lab-scenario/lab2-eigrp-metric-calculation.html
複合メトリックで使用する遅延は、遅延(10マイクロ秒)の合計値ですから、
- ルートAの遅延=(20000+20000)/10=4000
- ルートBの遅延=20000/10=2000
となります。
(2)次に、帯域幅を求めてみましょう。
まず、単位が異なると計算が複雑になるので、単位をMbpsに統一して計算します。
すると、56Kbps=0.056Mbpsになりますよね。
複合メトリックで使用する帯域幅は、10000/最小帯域幅(Mbps)で求められますから、
- ルートAの帯域幅=10000/1.544=6476.68
- ルートBの帯域幅=10000/0.056=178571.43
となります。
(1)、(2)の結果を用いて、ルートA、ルートBの複合メトリックを求めると、
- ルートAの複合メトリック=(6476.68+4000)*256=2682030.08
- ルートBの複合メトリック=(178571.43+2000)*256=46226286.08
となり、ルートAの複合メトリックの方が小さいことがわかります。
非常に小さい帯域幅なので使用せず
というのは、
"遅延の差を差し引いても、ルートAの帯域幅よりも、ルートBの帯域幅の方が圧倒的に大きくなるので、考慮するまでもない"
という意味ではないでしょうか。
2023/05/31
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