助け合いフォーラム
LPIC Lv1-101(Ver5.0)
問題ID : 3674
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「/dev/sr0」として認識されている内蔵CD-ROMドライブを「/mnt/cdrom」にマウントしたい。「/etc/fstab」ファイルには、これを実現する為のエントリを追加していない。適切なコマンドは次のうちどれか。
正解
mount /dev/sr0 /mnt/cdrom
解説
mountコマンドの書式と主なオプションは以下のとおりです。
mount [オプション] [マウントするデバイス名] [マウントポイント]
マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在しない場合は、書式通りに「デバイス名」と「マウントポイント」を指定する必要があります。
標準的なCD-ROMのファイルシステムタイプは「iso9660」ですが、mountコマンドの-tオプションで種類を指定しない場合は自動で判別されます。
したがって正解は
・mount /dev/sr0 /mnt/cdrom
です。
以下は実行例です。
その他の選択肢は以下のとおりです。
・mount /dev/sr0
・mount /mnt/cdrom
「/etc/fstab」に設定が存在する場合のコマンドです。設定が存在しない場合に、「デバイス名」か「マウントポイント」のどちらか片方だけを指定するとエラーになります。
・mount /mnt/cdrom /dev/sr0
「デバイス名」と「マウントポイント」を指定する位置が逆です。
・mount -t ext4 /dev/sr0 /mnt/cdrom
-tオプションで指定すべきファイルシステムタイプは「iso9660」です。
mount [オプション] [マウントするデバイス名] [マウントポイント]
マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在しない場合は、書式通りに「デバイス名」と「マウントポイント」を指定する必要があります。
標準的なCD-ROMのファイルシステムタイプは「iso9660」ですが、mountコマンドの-tオプションで種類を指定しない場合は自動で判別されます。
したがって正解は
・mount /dev/sr0 /mnt/cdrom
です。
以下は実行例です。
その他の選択肢は以下のとおりです。
・mount /dev/sr0
・mount /mnt/cdrom
「/etc/fstab」に設定が存在する場合のコマンドです。設定が存在しない場合に、「デバイス名」か「マウントポイント」のどちらか片方だけを指定するとエラーになります。
・mount /mnt/cdrom /dev/sr0
「デバイス名」と「マウントポイント」を指定する位置が逆です。
・mount -t ext4 /dev/sr0 /mnt/cdrom
-tオプションで指定すべきファイルシステムタイプは「iso9660」です。
参考
【ファイルシステムのマウント】
ファイルシステムにアクセスし、利用するためには、「マウント」を行う必要があります。
マウントとは、デバイスとその上に構築されているファイルシステムを OS に認識させ、指定のディレクトリに割り当て、そのディレクトリ以下のパスでファイルシステム内にアクセスできるようにすることです。
逆に、マウントされているファイルシステムを切り離し、マウント前の状態に戻すことを「アンマウント」といいます。
Linuxでマウントを行うには mountコマンドを使います。
mount [オプション] [デバイス] [マウント先]
「デバイス」にはデバイスファイルを指定します。(/dev/cdrom、/dev/sda1 など)
「マウント先」(「マウントポイント」とも呼ばれる)には、そのファイルシステムをどのディレクトリに割り当てるかを指定します。
なお、マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在する場合は、「デバイス」か「マウント先」のどちらか片方だけ指定すれば、もう片方は 「/etc/fstab」が参照され自動的に決定されます。
以下は「/etc/fstab」に設定が存在する場合のmountコマンドの書式です。オプションもファイルの設定が参照されますので、省略できます。
mount デバイス
または
mount マウント先
また、「デバイス」と「マウント先」どちらも指定しなかった(mount のみ実行した)場合は、現在マウントされているファイルシステムの一覧が、「/etc/mtab」ファイルの情報を元に表示されます。(マウント中のファイルシステムについては、下記「※マウント中のファイルシステムについて」もご参照ください。)
mountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
-o に続けて指定するマウントオプションとしては、「/etc/fstab」に記述するものと同じマウントオプションが利用できます。ファイルシステムの種類によって利用できるオプションが異なります。
以下の例では、-o ro と指定することで読み取り専用でマウントを行うよう指定しています。
例)ext3ファイルシステムの「/dev/sda2」を「/mnt/mydata」に読み取り専用(ro)でマウントする場合
# mount -t ext3 -o ro /dev/sda2 /mnt/mydata
また、アンマウントを行うには、umountコマンドを使います。
umount [オプション] [デバイスorマウント先]
既にマウントされているファイルシステムについて、デバイスかマウント先のどちらかを指定すればアンマウントされます。片方だけ指定すればよいことに注意します。
umountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
例)「/mnt/mydata」にマウントした「/dev/sda2」をアンマウントする場合
# umount /mnt/mydata
または
# umount /dev/sda2
なお、ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。
※マウント中のファイルシステムについて
「/etc/mtab」やmountコマンドのほかに、Linuxにおいて各種リソース情報を格納している「/proc」ディレクトリ配下のファイルでもマウント情報を確認することができます。
以下は、現在マウントされているファイルシステムを確認できるコマンドと、実行例です。
・mount
・cat /etc/mtab
・cat /proc/self/mounts
・cat /proc/mounts
なお、「/proc/self/mounts」と「/proc/mounts」の内容は、マウント名前空間の違いにより、ユーザによって異なる場合があります。(詳細は試験範囲外のため、割愛します。)
ファイルシステムにアクセスし、利用するためには、「マウント」を行う必要があります。
マウントとは、デバイスとその上に構築されているファイルシステムを OS に認識させ、指定のディレクトリに割り当て、そのディレクトリ以下のパスでファイルシステム内にアクセスできるようにすることです。
逆に、マウントされているファイルシステムを切り離し、マウント前の状態に戻すことを「アンマウント」といいます。
Linuxでマウントを行うには mountコマンドを使います。
mount [オプション] [デバイス] [マウント先]
「デバイス」にはデバイスファイルを指定します。(/dev/cdrom、/dev/sda1 など)
「マウント先」(「マウントポイント」とも呼ばれる)には、そのファイルシステムをどのディレクトリに割り当てるかを指定します。
なお、マウントの設定ファイル「/etc/fstab」に設定が存在する場合は、「デバイス」か「マウント先」のどちらか片方だけ指定すれば、もう片方は 「/etc/fstab」が参照され自動的に決定されます。
以下は「/etc/fstab」に設定が存在する場合のmountコマンドの書式です。オプションもファイルの設定が参照されますので、省略できます。
mount デバイス
または
mount マウント先
また、「デバイス」と「マウント先」どちらも指定しなかった(mount のみ実行した)場合は、現在マウントされているファイルシステムの一覧が、「/etc/mtab」ファイルの情報を元に表示されます。(マウント中のファイルシステムについては、下記「※マウント中のファイルシステムについて」もご参照ください。)
mountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
-o に続けて指定するマウントオプションとしては、「/etc/fstab」に記述するものと同じマウントオプションが利用できます。ファイルシステムの種類によって利用できるオプションが異なります。
以下の例では、-o ro と指定することで読み取り専用でマウントを行うよう指定しています。
例)ext3ファイルシステムの「/dev/sda2」を「/mnt/mydata」に読み取り専用(ro)でマウントする場合
# mount -t ext3 -o ro /dev/sda2 /mnt/mydata
また、アンマウントを行うには、umountコマンドを使います。
umount [オプション] [デバイスorマウント先]
既にマウントされているファイルシステムについて、デバイスかマウント先のどちらかを指定すればアンマウントされます。片方だけ指定すればよいことに注意します。
umountコマンドの主なオプションは以下の通りです。
例)「/mnt/mydata」にマウントした「/dev/sda2」をアンマウントする場合
# umount /mnt/mydata
または
# umount /dev/sda2
なお、ファイルシステムにあるファイルが操作中の場合や、ユーザがファイルシステム内で操作をしている場合、そのファイルシステムはアンマウントできません。
※マウント中のファイルシステムについて
「/etc/mtab」やmountコマンドのほかに、Linuxにおいて各種リソース情報を格納している「/proc」ディレクトリ配下のファイルでもマウント情報を確認することができます。
以下は、現在マウントされているファイルシステムを確認できるコマンドと、実行例です。
・mount
・cat /etc/mtab
・cat /proc/self/mounts
・cat /proc/mounts
なお、「/proc/self/mounts」と「/proc/mounts」の内容は、マウント名前空間の違いにより、ユーザによって異なる場合があります。(詳細は試験範囲外のため、割愛します。)
mount -t ext4 /dev/sr0 /mnt/cdromの投入結果
k
kz5835
公開日 2023/07/30
この問題の誤答である
mount -t ext4 /dev/sr0 /mnt/cdrom
について、誤って、このまま投入した場合には、どの様な結果と
なるでしょうか。
(マウント元が「iso9660」であるときに、-tでそれとは
異なるファイルシステム(この例ではext4)を指定すると
どの様な状態になるかの質問です。)
ご存じの方がおられましたら、教えて下さい。
宜しくお願いします。
2023/07/30 22:43
# mount -t ext4 Rocky-8.8-x86_64-minimal.iso /mnt
mount: /mnt: wrong fs type, bad option, bad superblock on /dev/loop0, missing codepage or helper program, or other error.
コメント
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k kz5835
2023/07/31 01:25
arashi1977様 貴重な情報のご提供、有難うございます。大変参考になりました。 宜しくお願いします。