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Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 21454
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サーバを仮想化することでリソースを有効活用できる理由はどれか。

正解

物理サーバ1台分のハードウェア資源を複数の仮想サーバで共有できるため

解説

サーバの仮想化とは、サーバ上のソフトウェアによって仮想的にサーバを作成することを指します。

図のように物理サーバを1台に統合し、複数の仮想サーバで物理1台分のハードウェア資源(ディスクやメモリなど)を共有することができます。

よって正解は
・物理サーバ1台分のハードウェア資源を複数の仮想サーバで共有できるため
です。

その他の選択肢については、以下の通りです。

・一つのアプリケーションを複数の仮想サーバで共有できるため
図よりアプリケーションは各仮想マシンのOS上で動作します。共有されることはないため誤りです。

・一つのOSを複数の仮想サーバで共有できるため
図よりサーバ仮想化では各仮想マシンに異なるOSをインストールすることが可能です。共有されることはないため誤りです。

・仮想サーバ1台につき物理サーバ1台分のハードウェア資源を利用できるため
図よりサーバ仮想化では物理サーバを1台に統合し、複数の仮想サーバで1台分のハードウェア資源を共有するので誤りです。

・物理サーバ1台につき一つのOSをインストールできるため
図よりサーバ仮想化では各仮想マシンに異なるOSをインストールすることが可能です。仮想化していないサーバの構成について述べているので誤りです。

参考

【サーバの仮想化】
サーバの仮想化とは、サーバ上のソフトウェアによって仮想的にサーバを作成することを指します。
サーバを仮想化することで、1つの物理マシン上で複数のOSを動かすことができます。例えば、Windows 10が動いているPC上で仮想的にWindows 7とLinuxを動かすこともできます。

仮想的に作成されたサーバは「VM」と呼ばれます。

【VM】(Virtual Machine:仮想マシン)
VMとは、ソフトウェアを使用して仮想的に作成したマシン(PCやサーバなど)です。
VMを作成することで、1つの物理マシン上で複数のOSを動かすことができます。例えば、Windows 10で動いているPC上で仮想的にWindows 7と Mac OSを動かすこともできます。

VMを作成するソフトウェアは「ハイパーバイザ」と呼ばれます。

【vSwitch】(Virtual Switch:仮想スイッチ、仮想ブリッジとも呼ばれる)
vSwitchとは、サーバ上のソフトウェアによって仮想的に作成するL2スイッチで、仮想サーバを接続するために使用します。

仮想サーバはvNIC(virtual Network Interface Cards:仮想NIC)を備えています。
物理サーバはpNIC(physical Network Interface Cards:物理NIC)を備えています。
vSwitchはvNIC同士や、vNICとpNICを接続します。
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屁理屈かもしれませんが・・・

投稿日 2024/10/08

選択肢の
「一つのOSを複数の仮想サーバで共有できるため」
サーバ仮想化では各仮想マシンに異なるOSをインストールすることが可能です。共有されることはないため誤りです。

とありますが、物理マシンの1つのOS上で複数の仮想サーバを使えるという意味では設問の「リソースを有効活用できる」と言えるような気がするのですが、どう思われますか?

2024/10/08 09:23

物理マシンの1つのOS上で複数の仮想サーバを使える

というのは、ホスト型の仮想化のことを言っていますか?

サーバ仮想化は、1台の物理サーバのリソースを分けて、複数の仮想サーバを作る技術です。
ハイパーバイザ が、それぞれの仮想サーバが独自のOSを持ち、独立して動けるようにします。
ホスト型ではOS上にVMを構築しますが、一般的にサーバ仮想化といえば仮想化ソフト上にVMを構築するハイパーバイザ型を指します。

ポイントは「各仮想サーバが独自のOSを持つ」という点で、1つのOSを共有するわけではありません。
つまり選択肢の「一つのOSを複数の仮想サーバで共有できる」は間違っています。


コメント

k kunitir

2024/10/08 13:54

回答ありがとうございます。言われてみればホスト型で想像していましたが、一般的にハイパーバイザ型を指すのは知りませんでした。

a arashi1977

2024/10/09 22:06

横から失礼します。 ホスト型でもハイパーバイザ型でも、tomomo1109さんのコメントに変わりはないです。 - Linux KVM(ハイパーバイザ) 上で、Linux / Windows / FreeBSD などといった異なるOSを稼働できるが、それらのOSは KVM を動かしている Linux OS を共有しているわけではなく、Linux OS が稼働するハードウェアリソースを共有している。 - Windows 上の VMware Workstation で Linux / Windows / FreeBSD などといった異なるOSを稼働できるが、それらのOSは VMware Workstation を動かしている Windows を共有しているわけではなく、Windows が稼働するハードウェアリソースを共有している。 と言うことになるわけですが、どちらも仮想環境のOSは実行環境のOSを共有していないです。OSを共有すると言うのは「そのOSの機能を使う」と言うことですが、ホスト/ハイパーバイザー型は仮想環境からOS機能を呼び出さず、逆になんとかしてハードウェアに直接アクセスできるようにします。(CPU の仮想化支援機能である VT-x とか、NICやらに対する SR-IOV とか) OSを共有するのはコンテナ型ですね。Docker とかで、仮想環境は実行環境の Linux カーネルの機能を直接使います。逆に言うと、共有しているので「どれかの仮想環境だけ異なるOSにする」「どれかの仮想環境だけ Linux カーネルをバージョンアップ(ダウン)する」と言うことはできないのですよね。共有して使っているので。

k kunitir

2024/10/10 10:03

arashi1977さん、ご丁寧な説明、ありがとうございます。ハードウェアを共有しているということ、OS共有はコンテナの話であること、自身がLinuCを取得していたので大変 腑に落ちました。

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