助け合いフォーラム
CCNA(200-301)
問題ID : 7977
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CDPとLLDPが送信する情報について正しい記述はどれか(3つ選択)
正解
LLDPは自身の管理アドレスを伝える
LLDPはトポロジチェンジの情報を伝える
CDPは自身の機器の種類を伝える
解説
CDPとLLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信するプロトコルです。送信する情報はTLVという形式を使用します。
※TLV: Type(種類)、Length(データの長さ)、Value(値)で構成された可変長のデータ形式
【CDPとLLDPの主な伝達情報】

よって正解は
・LLDPは自身の管理アドレスを伝える
・LLDPはトポロジチェンジの情報を伝える
・CDPは自身の機器の種類を伝える
です。
その他の選択肢については、上表の通り誤りです。
※TLV: Type(種類)、Length(データの長さ)、Value(値)で構成された可変長のデータ形式
【CDPとLLDPの主な伝達情報】

よって正解は
・LLDPは自身の管理アドレスを伝える
・LLDPはトポロジチェンジの情報を伝える
・CDPは自身の機器の種類を伝える
です。
その他の選択肢については、上表の通り誤りです。
参考
【CDP】(Cisco Discovery Protocol)
CDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「Cisco独自のプロトコル」です。
CDPを使うことで、隣接しているCiscoデバイスの情報を確認できます。
【LLDP】(Link Layer Discovery Protocol)
LLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「IEEE標準のプロトコル」です。
LLDPを使うことで、隣接デバイスの情報を確認できます。(Cisco以外のデバイスの情報も確認できる)
【CDPとLLDPの主な特徴】

【CDPとLLDPの主な伝達情報】

【CDPとLLDPの主な設定コマンド】
[コマンド構文:CDPまたはLLDPパケット送信間隔の変更]
(config)#{cdp | lldp} timer {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで得た情報の保持期間の変更]
(config)#{cdp | lldp} holdtime {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPを有効/無効にする]
(config)#[no] {cdp | lldp} run
[コマンド構文:特定のインターフェースでCDPを有効/無効にする]
(config-if)#[no] cdp enable
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの送信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp transmit
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの受信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp receive
[コマンド構文:LLDPの初期化の遅延時間の変更]
(config)#lldp reinit {秒}
【CDPとLLDPの確認コマンド】

上図のSwitchCで取得した情報を以下に記します。
[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報]
#show {cdp | lldp}

[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報(インターフェースごとに表示)]
#show {cdp | lldp} interface [インターフェース]

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の簡易情報]
#show {cdp | lldp} neighbors

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報]
#show {cdp | lldp} neighbors detail

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報(特定の機器のみ表示)]
#show {cdp | lldp} entry {ホスト名}

なお、ホスト名を「*」と入力した場合は全ての機器が対象になるので「show {cdp | lldp} neighbors detail」と同じ表示結果になります。
[コマンド構文:送受信したCDPまたはLLDPパケットの情報]
#show {cdp | lldp} traffic

CDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「Cisco独自のプロトコル」です。
CDPを使うことで、隣接しているCiscoデバイスの情報を確認できます。
【LLDP】(Link Layer Discovery Protocol)
LLDPは隣接デバイスに自身の情報を載せたフレームを送信する「IEEE標準のプロトコル」です。
LLDPを使うことで、隣接デバイスの情報を確認できます。(Cisco以外のデバイスの情報も確認できる)
【CDPとLLDPの主な特徴】

【CDPとLLDPの主な伝達情報】

【CDPとLLDPの主な設定コマンド】
[コマンド構文:CDPまたはLLDPパケット送信間隔の変更]
(config)#{cdp | lldp} timer {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPで得た情報の保持期間の変更]
(config)#{cdp | lldp} holdtime {秒}
[コマンド構文:CDPまたはLLDPを有効/無効にする]
(config)#[no] {cdp | lldp} run
[コマンド構文:特定のインターフェースでCDPを有効/無効にする]
(config-if)#[no] cdp enable
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの送信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp transmit
[コマンド構文:特定のインターフェースでLLDPの受信を有効/無効にする]
(config-if)#[no] lldp receive
[コマンド構文:LLDPの初期化の遅延時間の変更]
(config)#lldp reinit {秒}
【CDPとLLDPの確認コマンド】

上図のSwitchCで取得した情報を以下に記します。
[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報]
#show {cdp | lldp}

[コマンド構文:CDPまたはLLDPの情報(インターフェースごとに表示)]
#show {cdp | lldp} interface [インターフェース]

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の簡易情報]
#show {cdp | lldp} neighbors

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報]
#show {cdp | lldp} neighbors detail

[コマンド構文:CDPまたはLLDPで取得した隣接機器の詳細情報(特定の機器のみ表示)]
#show {cdp | lldp} entry {ホスト名}

なお、ホスト名を「*」と入力した場合は全ての機器が対象になるので「show {cdp | lldp} neighbors detail」と同じ表示結果になります。
[コマンド構文:送受信したCDPまたはLLDPパケットの情報]
#show {cdp | lldp} traffic

「LLDPはトポロジチェンジの情報を伝える」の部分について
投稿日 2025/04/22
LLDPがトポロジチェンジを伝える動作について、問題の解説には表に〇がついているだけで具体的動作の説明を見つけられずCDPとの動作差分を理解することができませんでした。この点について解説をお願いできますでしょうか。
2025/04/22 17:46
僕自身回答をしている身(=ギリギリ)なので完全な解説はできませんが
CDPは「Cisco限定品」です。そのため、「隣接しているCisco機器」に「他ベンダーの機器」が接続されても、それがCisco品じゃないからわからない
→なら最初から他ベンダーだろうとCiscoだろうとトポロジチェンジを伝える機能をあえてなくした
LLDP→マルチベンダーのため、その情報を伝える意義がある。
と覚えております。
此れが完全に正しいのかは他の方の回答にお任せしますが…とりあえず暗記するならこの方法がいいかと。
コメント
2025/04/22 20:54
この表の見方は「その情報を伝えるか」という意味かと思います。〇がある情報は伝達するという理解をしていただけば良いのかなと思います。
コメント
この投稿に対して返信しませんか?
Y Yasunori_Mi
2025/04/24 12:45
コメントありがとうございます。まずは動作差分については暗記し、深掘りは余力が出てきたらしてみます。