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Cisco

CCNA(200-301)
問題ID : 8335
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イーサチャネル用の論理インターフェースの帯域幅を表示するにはどのコマンドを使用すれば良いか。

正解

show interfaces port-channel

解説

EtherChannelを確認するコマンドには「show etherchannel」「show etherchannel summary」「show interfaces port-channel」「show etherchannel port」「show {pagp | lacp} neighbor」「show {pagp | lacp} counters」などがあります。

「show interfaces port-channel {ポートチャネル番号}」を使用すると、指定したポートチャネル(論理インターフェース)の情報が表示されます。


よって正解は
・show interfaces port-channel
です。

その他の選択肢のコマンドについては、以下の通りです。
・show lacp counters
送受信しているLACPパケットの数とエラーとなったパケットの数を表示します。

・show etherchannel
作成しているチャネルグループや、使用しているイーサチャネルプロトコルなどを表示します。

・show etherchannel summary
作成しているチャネルグループの状態や、使用しているイーサチャネルプロトコルなどの簡易情報を表示します。

・show etherchannel port
チャネルグループごとに各物理ポートの情報を表示します。

参考

【EtherChannel】
EtherChannelとは、複数の物理インターフェースを一つの論理インターフェースとして利用する技術です。

単純にスイッチ間を2本のケーブルで接続した場合、ループを防ぐためSTPの働きによって片方がブロックされることになります。
つまり、100Mの全二重として動作します。


EtherChannelを使用した場合は論理的に一つのインターフェースとして扱われるので、ループは発生しません。
つまり、200Mの全二重として動作することになります。

【コマンド構文:EtherChannelの設定】


【EtherChannelモードと組み合わせ】(○がEtherChannel形成)

EtherChannelを形成するには、対向のデバイスとEtherChannelモードを正しく組み合わせる必要があります。

【LACPとPAgP】
LACPはIEEE 802.3ad標準のEtherChannelネゴシエーションプロトコルで、非Ciscoデバイスとの接続で使用できます。
PAgPはCisco独自のEtherChannelネゴシエーションプロトコルで、非Ciscoデバイスとの接続は出来ません。

【ロードバランシング方式】
EtherChannelはロードバランシング(負荷分散)をサポートしています。
(config)#port-channel load-balance {src-ip | dst-ip | src-dst-ip | src-mac | dst-mac | src-dst-mac}


【レイヤ2 EtherChannelの設定例】

上記の設定を、対向のデバイスでも行う必要があります。

【レイヤ3 EtherChannelの設定例】

上記の設定を、対向のデバイスでも行う必要があります。

【EtherChannelでポートをバンドルする際にデバイス内、および対向のデバイスと共通にする必要がある設定】
・イーサーネットメディアタイプ
・速度とデュプレックス
・スイッチポートの種類(アクセスポート/トランクポート/レイヤ3ポート)
・割り当てるVLAN(アクセスポートの場合)
・ネイティブVLANと搬送するVLANの範囲(トランクポートの場合)
・トランキングモード(トランクポートの場合)
EtherChannelを形成した後にポートで上記の設定を変更すると、そのポートはバンドルから外れます。

【EtherChannelの確認】
EtherChannelを確認する主なコマンドは以下の通りです。
・show etherchannel
・show etherchannel summary
・show interfaces port-channel
・show etherchannel port
・show {pagp | lacp} neighbor
・show {pagp | lacp} internal
・show {pagp | lacp} counters

以下を設定した状況でそれぞれの表示を確認します。

・チャネルグループ5は「レイヤ2 EtherChannel」、「Fa0/1と0/2が所属」、「静的に設定」
・チャネルグループ7は「レイヤ3 EtherChannel」、「Fa0/3と0/4と0/5が所属」、「PAgPを使用」
・チャネルグループ10は「レイヤ2 EtherChannel」、「Fa0/6と0/7が所属」、「LACPを使用」
※状態確認のため、Fa0/2とFa0/5~7にはケーブルを接続しません

「show etherchannel」を使用すると、作成しているチャネルグループや、使用しているプロトコルなど情報が表示されます。


「show etherchannel summary」を使用すると、作成しているチャネルグループの状態や、使用しているプロトコルなどの簡易情報が表示されます。



「show interfaces port-channel {ポートチャネル番号}」を使用すると、指定したポートチャネル(論理インターフェース)の情報が表示されます。


「show etherchannel port」を使用すると、チャネルグループごとに各ポートの情報が表示されます。


「show pagp neighbor」を使用すると、PAgPネイバーの情報が表示されます。


「show lacp neighbor」を使用すると、LACPネイバーの情報が表示されます。


「show pagp internal」を使用すると、自身のPAgP情報が表示されます。


「show lacp internal」を使用すると、自身のLACP情報が表示されます。


「show pagp counters」を使用すると、送受信しているPAgPパケットの数とエラーとなったパケットの数が表示されます。

カウントしているPAgPパケットの数は「clear pagp counters」コマンドでクリアできます。

「show lacp counters」を使用すると、送受信しているLACPパケットの数とエラーとなったパケットの数が表示されます。

カウントしているLACPパケットの数は「clear lacp counters」コマンドでクリアできます。
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正解を入れても✕になる

投稿日 2025/05/30

正解のshow etherchannel summary何度選択しても別の回答が選択され不正解となってしまいます

2025/05/30 09:12

おっしゃっている「show etherchannel summary」は誤答です。

問題の正解は「show interfaces port-channel」ですので、
「show etherchannel summary」を選択して不正解となるなら問題ないと思います。


コメント

n naoki_toa

2025/06/05 06:28

show interfaces port-channelを選択しても、答え合わせ時にshow etherchannel summaryが選択され直されて不正解となってしまいます 説明が分かりづらく申し訳御座いません

a arashi1977

2025/06/05 08:31

横から失礼します。 今試しにやってみましたが、naoki_toa さんのおっしゃるような挙動はなく、正しく show interfaces port-channel が選択されたまま、正解になっていました。 (実行環境:Chrome 137.0.7151.6 on macOS 15.5(24F74)) 環境依存の話っぽいのでなんとも言いにくいですが - 他の問題では発生しないのか - この問題で、正しい選択肢を選んで「すすむ」をした後「もどる」をした時の選択状態はどうなっているのか - 実行環境は - キャッシュクリア、ブラウザの開き直しなど、実施した切り分けはあるか、また実施した結果はどうだったか など、追加の情報が必要なんじゃないかなと思います。

n naoki_toa

2025/06/14 07:09

環境依存、確かにあるかもしれません。 確認してみます。 ありがとうございました。

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