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AWS

AWS クラウドプラクティショナー(CLF-C02)
問題ID : 39515
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EC2インスタンスを利用したバッチ処理システムがある。システムは毎月末日に12時間実行され、バッチ処理は途中で中断されてはならない。
コスト最適化を図る場合、どの購入オプションを選択すればよいか。

正解

オンデマンドインスタンス

解説

オンデマンドインスタンスは、インスタンスの起動時間に基づいた料金体系で、EC2インスタンスのデフォルトの購入オプションです。開発環境など、利用が短期間のシステムに適しています。

したがって正解は
・オンデマンドインスタンス
です。

[共有ハードウェアを使用するインスタンスの購入オプション一覧]


その他の選択肢については、以下のとおりです。

・スポットインスタンス
AWS内で使用されていないEC2インスタンスを低価格で利用できる購入オプションです。インスタンスの需要が増加した場合やインスタンスの供給が減少した場合は、インスタンスが中断される可能性があります。
利用期間中の安定稼働が求められるシステムには適していないため、誤りです。

・リザーブドインスタンス
1年もしくは3年の長期契約を結ぶことによって、オンデマンドインスタンスよりも低価格で利用できる購入オプションです。
利用が短期間のシステムには適していないため、誤りです。

・Dedicated Hosts(専有ホスト)
他のEC2インスタンスとは分離された専用ハードウェアで利用できる購入オプションです。
利用するハードウェアに制約がないシステムには適していないので、誤りです。

学習テキスト

【EC2インスタンスの購入オプション】
EC2インスタンスには、利用目的に基づいてコストを最適化するために複数の購入オプションがあります。インスタンスが稼働するハードウェアを他のAWSアカウントと共有するか否かで「共有ハードウェアを使用するインスタンス」と「ハードウェアを専有するインスタンス」に分けられます。

【共有ハードウェアを使用するインスタンスの購入オプション】
以下の購入オプションは、他のAWSアカウントとハードウェアを共有して利用します。

〇オンデマンドインスタンス
インスタンスの起動時間に基づいた料金体系で、EC2インスタンスのデフォルトの購入オプションです。開発環境など、利用が短期間のシステムに適しています。LinuxやWindowsなど主なEC2インスタンスを利用する場合は、秒単位で課金されます。

〇リザーブドインスタンス
1年もしくは3年の長期契約を結ぶことによって、オンデマンドインスタンスよりも低価格で利用できる購入オプションです。1年以上にわたり継続して稼働するシステムに適しています。リザーブドインスタンスは、1年契約より3年契約、前払い無しより前払い有りの方が割引率が高いです。
リザーブドインスタンスには2つの種類があります。

・スタンダードリザーブドインスタンス(標準RI)
契約の途中でOSやインスタンスタイプを原則変更できない代わりに、コンバーティブルリザーブドインスタンスと比較して割引率がより高くなっています。契約の途中で不要になった標準RIは、EC2リザーブドインスタンスMarketplaceで売却することで、購入時の投資コストの一部を回収できます。

・コンバーティブルリザーブドインスタンス(コンバーティブルRI)
スタンダードリザーブドインスタンスと比べて割引率が低い代わりに、条件が合えば契約の途中でOSやインスタンスタイプを変更できます。

〇Savings Plans
1年もしくは3年の期間、一定のサービス使用量(1時間あたりの利用料金)を決めて契約することで、オンデマンドインスタンスよりも低価格になる購入オプションです。リザーブドインスタンスは、特定のインスタンスファミリーやOSなどの構成を事前に「予約」することで割引を受ける仕組みに対して、Savings Plansは「利用金額」に対するコミット(事前の利用確約)です。一定の条件内であれば、サービスの種類やインスタンス構成を変更しても自動的に割引が適用されます。
Savings Plansには、対象範囲や柔軟性の違いに応じて2つのプランがあります。

・Compute Savings Plans
対象範囲が広く、柔軟性の高いプランです。コミットした金額分の割引は、リージョン、インスタンスファミリー、サイズ、OS、テナンシー(共有/専有など)に関係なく適用されるほか、EC2以外にFargateやLambdaにも適用できます。将来アーキテクチャや利用サービスが変わる可能性がある環境に適しています。

・EC2 Instance Savings Plans
EC2インスタンスのみを対象とするプランです。同一リージョンかつ同一インスタンスファミリー内で、インスタンスサイズ、OS、テナンシーを変更しても割引が適用されます。対象が制限されている分、Compute Savings Plansよりも高い割引率が提供されます。

〇スポットインスタンス
AWS内で使用されていないEC2インスタンスを低価格で利用できる購入オプションです。EC2インスタンスの購入オプションの中で、もっとも割引率が高いです。
スポットインスタンスの価格は、AZ内の各インスタンスタイプの需要と供給バランスに基づいて決定されます。インスタンスの需要が急増するか供給が不足する場合、インスタンスが中断されるリスクがあります。このため、インスタンスの中断が許容されるシステム(例:並列バッチ処理の一部のインスタンスなど)に向いています。

[共有ハードウェアを使用するインスタンスの購入オプション一覧]


■EC2インスタンスの予約
EC2インスタンスを起動するとき、まれにEC2インスタンスを起動するために必要なリソースがAWS上なく、起動に失敗することがあります。起動失敗を防ぐために、EC2インスタンスの起動に必要なリソースを予約して購入することで、AWS上のリソースを確保しておくことができます。
EC2インスタンスの予約には、次の2種類があります。

・オンデマンド Capacity Reservations
指定したAZで任意の期間、必要な容量のオンデマンドインスタンスを予約できます。

・ゾーンリザーブドインスタンス
指定したAZで1年もしくは3年の期間、必要な容量のリザーブドインスタンスを予約できます。

【ハードウェアを専有するインスタンスの購入オプション】
以下の購入オプションは、AWSアカウント内でハードウェアを専有して利用します。

〇ハードウェア専有インスタンス
ハードウェア専有インスタンスは、他のAWSアカウントとは分離された専用ハードウェアでEC2インスタンスを利用できる購入オプションです。物理的なCPUソケット、コア数、ホストIDは確認できません。ハードウェア専有インスタンスは、同AWSアカウントのハードウェア専有インスタンスではないインスタンスと、ハードウェアを共有する可能性があります。

〇専有ホスト(Dedicated Hosts)
Dedicated Hosts(専有ホスト)は、他のEC2インスタンスとは分離された専用ハードウェアで利用できる購入オプションです。物理的なCPUソケット、コア数、ホストIDを確認できます。Dedicated Hosts(専有ホスト)のハードウェアには、ユーザーが指定したインスタンスのみ配置されます。
例えば、CPUソケットや物理コア、仮想マシンごとに割り当てられたソフトウェアライセンスを保有している場合に、Dedicated Hosts(専有ホスト)契約のインスタンスを利用します。
Dedicated Hosts(専有ホスト)はEC2インスタンスを利用する上で、もっとも利用料金が高いオプションです。

[ハードウェアを専有するインスタンスの購入オプションの一覧]


[共有インスタンスとハードウェア専有インスタンスとDedicated Hosts(専有ホスト)のイメージ]


【Amazon EC2リザーブドインスタンスMarketplace】
Amazon EC2リザーブドインスタンスMarketplaceは、不要になったEC2スタンダードリザーブドインスタンス(標準RI)を売却したいユーザーと、購入したいユーザーが取引できる専用のオンラインプラットフォームです。標準RIは契約期間中にOSやインスタンスタイプを変更できないため、利用状況が変化した場合はそのままでは活用が困難です。しかし、EC2リザーブドインスタンスMarketplaceで売却することで、購入時の投資コストの一部を回収することが可能です。AWS Marketplaceとは異なり、標準RIの売買に特化している点が特徴です。
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期間まで明記してほしい

投稿日 2026/05/25

毎月末日に稼働という記載からでは長期間か短期間か判断出来ない。割引率が高いというキーワードがあるため、引っかけ問題に思えてしまうが、どういう意図なのか?

2026/05/25 10:30

設問には

システムは毎月末日に12時間実行され、バッチ処理は途中で中断されてはならない。

とあるので、期間としては「特定の1日のうちの連続12時間」と判断できるかなと思いましたが、ご質問の意図と違うでしょうか?


コメント

y yuaken

2026/05/25 19:02

ありがとうございます。 毎月とあるのですが、短期的な期間なのか数年のような長期間か判断出来ないと思ったことと、設問からは2択(オンデマンド、リザーブ)になると思いますが、コスト最適化という記載があったので「リザーブ」が正解に思えました。(当設問の回答はオンデマンド)

a arashi1977

2026/05/25 19:31

誤認してたらすみません。 この設問では「毎月特定の1日のうちの連続12時間」の稼働に関してのコストを問われていると思うのですが、yuakenさんが想定される「リザーブ」だと、例えば「1年間(8760時間)分のコストを契約し、実稼働は144時間(12時間x12ヶ月)」という使い方になります。 で、実際に計算。東京リージョンで m5.large を使う想定だとオンデマンドは $0.124/時間 なので オンデマンド:144 x 0.124 = $17.856/年 一方リザーブドだと必ず契約期間分払わないといけない(使ってなくても支払う)ので月額(前払いなし)から算出すると リザーブド1年:USD 56.94/月 x 12 = $683.28/年 リザーブド3年:USD 39.42/月 x 36 / 3 = $473.04/年 ※2026/05/25時点の以下の URL 記載の料金表で算出しています。 https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/on-demand/ https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/reserved-instances/pricing/ 一桁違いますね。 「期間」をどのスパンで考えるかにもよると思いますが、この設問では「稼働時間」の観点からするとオンデマンド一択かなと思います。

y yuaken

2026/05/26 17:15

ご丁寧にありがとうございます。 基本的な部分を勘違いしていました。解決しましたので大丈夫です。

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