助け合いフォーラム
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なぜDHCPやARPに関する攻撃がレイヤ2レベルの攻撃になるのでしょうか?
解説の表によると、レイヤ2レベルの攻撃として「DHCPスプーフィング」や「ARPスプーフィング」が挙げられています。
私の認識では、DHCPはレイヤ7・ARPはレイヤ3のプロトコルだと思っているのですが、なぜこれらがレイヤ2レベルの攻撃になるのでしょうか?
ネット検索や参考書等で自分なりに調べてみたのですが、腑に落ちる説明が見つからず。。
初歩的な質問かもしれませんが、ご回答いただければ幸いです。
DHCPやARPのプロトコルのレイヤで考えるのではなく、
攻撃の手法がレイヤ2(データリンク層)を悪用した攻撃手法なので、レイヤ2攻撃になります。
どちらもレイヤ2セキュリティ(インターフェースに対して行うセキュリティ設定)で対策ができます。
■ARPスプーフィング
(1)ユーザーがARP要求をブロードキャスト
↓
(2)悪意のある攻撃者が、自身のMACアドレス(なりすましのMACアドレス)で応答
↓
(3)ユーザはなりすましに気付かず、攻撃者のMACアドレスをARPテーブルに登録
↓
(4)以後、ユーザは攻撃者のMACアドレスへトラフィックを転送し続ける
■DHCPスプーフィング
(1)悪意のある攻撃者がなりすましMACアドレスを使用し、正当のDHCPサーバへDHCP要求
↓
(2)払い出しアドレスが使い果たされる
↓
(3)不当なDHCPサーバがDHCP要求に応答するようになる(DHCP-DISCOVERフレームを悪用)
↓
(4)偽のデフォルトゲートウェイやDNSを配布し、通信を覗き見ることが可能になる
英語ですが、以下のサイトが参考になると思います。
https://www.techtarget.com/searchnetworking/tip/Preventing-Layer-2-security-threats
https://www.pearsonitcertification.com/articles/article.aspx?p=2491767
コメント
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3 3yamot
2023/04/12 08:03
ご回答ありがとうございました! 攻撃の手法に着目した用語だったのですね。 どの参考書やwebサイトよりも腑に落ちました! そして、いただいたご回答を拝読していたところ、もう一点疑問が出てきてしまいました。。 >■DHCPスプーフィング >(1)悪意のある攻撃者がなりすましMACアドレスを使用し、正当のDHCPサーバへDHCP要求 上記に関しまして、DHCPクライアントがDHCPサーバにDHCP要求を送信する際、MACアドレスが使われるのでしょうか? ご共有いただいた参考サイトや参考書等を確認し、「DHCP要求はブロードキャストで送信される」旨は理解できるのですが、ここに関する記述が見つからなかったので、もしよろしかったらご教示いただけませんでしょうか…? よろしくお願いします。