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STUNの説明の正誤について
この問題の選択肢や、解説部分で、STUNについて
「NAT変換前のIPアドレスをサーバに伝える」
と記載されています。
通常、STUNでは、NAT変換後のIPアドレス/ポートの
情報を得るので、上記の解説は誤りではないかと思われた
のですが、上記は正しいでしょうか。
上記が正しい場合、SD-WANでのSTUNの利用方法が通常と
異なるということかと思いますので、できましたら、その利用方法の
情報も頂ければと思います。
ご存じの方がおられましたら、教えて下さい。
宜しくお願いします。
vEdgeがvBond(STUNサーバ)に送るSTUNリクエストの内部にvEdge自身のプライベートIPアドレスを格納する点が、一般的にSTUNで語られる機能とは違う部分です。
「NAT変換前のIPアドレスをサーバに伝える」はこのことを言っていますね。
[ゆるふわねっとわーくから引用]
vEdgeは自身が使用するIPアドレスとポート番号を格納したパケットをvBondに送信します。
そのため、途中でNATにより、パケットの送信元アドレスと送信元ポート番号が変換された場合でも、vBondはvEdgeのNAT変換前後のIPアドレスとポート番号を認識できます。
<略>
この結果、vEdgeは他拠点のvEdgeのパブリックなIPアドレスとポート番号宛てにパケットを送信することができるようになり、NATルータの外部から内部のvEdgeに対して通信可能になります。
https://y-network.jp/2020/05/01/viptela-019/#toc2
上の記事だけだと、vBondがvEdgeのプライベートアドレスを知る必要があるのか疑問に思われるかもしれません。
理由としては、SD-WANの全てのコンポーネントがvBondへ最初に接続して、vBondは各コンポーネントが接続しあえるようにアドレスを配るので、vBondはvEdgeがNATの背後にいるのかどうかを知っている必要があるのだろうと思います。
下の記事で言う「各コンポーネントに対して NAT Traversal 機能を提供する」ためということですね。
[netoneより引用]
Cisco vBond(オーケストレータ)
・Cisco vManager、Cisco vSmart、Cisco vEdge ルータの相互接続における最初の接続先
・Cisco vBond のアドレスさえ知っていれば、他の接続先は Cisco vBond から通知
・Cisco vEdge ルータに対して Cisco vSmart のロードバランシングを提供
・各コンポーネントに対して NAT Traversal 機能を提供
https://www.netone-pa.co.jp/solution/network/cisco-sd-wan/
私は詳しくないので、これ以上のことはわかりませんが、この回答が何かお役に立ったなら嬉しいです。
コメント
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k kz5835
2023/06/01 21:41
noten様 情報をご提供頂き、有難うございました。大変、参考になりました。