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「送信元ツリーでは根本にFHRが指定されている」の正誤について
この問題の選択肢である
「送信元ツリーでは根本にFHRが指定されている」
について、解説では
「ツリーの根本になるルータはRPなので誤りです。」
とされていますが、これは共有ツリーの説明なので
解説の誤りではないでしょうか。
「送信元ツリーでは根本にFHRが指定されている」
は、正解ではないかと思われますが、いかがでしょうか。
ご存じの方がおられたら、教えて下さい。
宜しくお願いします。
「送信元ツリーでは根本にFHRが指定されている」
は、正解ではないかと思われますが、いかがでしょうか。
解説にも参考にも明記がない(他の問題の解説にならあるのかな?見てないですが)のですが、ここで言う「根本」って「ツリーの根本」です。じゃあ根本って何よ?って言うと「起点」です。何の起点かっていうと「マルチキャストツリーの起点」です。
マルチキャストって、Receiverから起点(根本)まで辿っていって出来上がるツリーを根本からReceiverまでデータ送信する際のパスとして使用するんですね。なのでこうなります。
- 送信元ツリー:送信元(Source)からReceiverまで最初から出来上がってるツリー。なので根本(起点)は「送信元(Source)」
- 共有ツリー:送信元(Source)からRPまでと、ReceiverからRPまでが別で出来上がってるツリー。Receiverから辿っていって出来上がるのはRPまでのツリーなので、根本(起点)は「RP」
FHRはSourceが存在するセグメントに直接接続されたルータのことなので、起点じゃないんですね。
興味があればこのドキュメントとか読んでみると良いかもです。
https://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipmulti/configuration/guide/imc_tech_oview_support_TSD_Island_of_Content_Chapter.html#wp1055129
Multicast Distribution Source Tree (Shortest Path Tree)
The simplest form of a multicast distribution tree is a source tree. A source tree has its root at the source host and has branches forming a spanning tree through the network to the receivers.
Multicast Distribution Shared Tree
Unlike source trees that have their root at the source, shared trees use a single common root placed at some chosen point in the network. This shared root is called a rendezvous point (RP).
コメント
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k kz5835
2023/05/19 22:57
arashi1977様 ご回答、有難うございます。 「送信元ツリーでは根本にFHRが指定されている」が正解か否かという 点については、上記を理由として正解ではないと言えることが理解 できました。 一方で、解説の文章(上記の誤りの理由が「根本になるルータはRP」 とされている)は、誤りであるため、修正が必要な状態であると認識 しました。 大変、参考になりました。有難うございました。